【サンダージャンクション】 新カードでアグロ・ミッド・コンボ・ロックをそれぞれ組んでみた
皆さんこんにちは!
とうとう発売! サンダージャンクション!
悪逆! 悪辣! 極悪な悪意溢れる悪童たちの悪道自慢!
ヤクザにギャングにマフィア、暗殺者がナイフを振るえば、海賊たちが金銀を漁り、怪しい呪文は邪術師が、ならず者たちを呼び寄せて、傭兵たちが死体と戦いを勘定する!
砂漠に撃ち捨てられた死体はサボテンだけが眺め、あまりの楽しさにサボテンまでが走りだす!
みなさんようこそ! 悪い企みここで計画! サンダアア! ジャンクショオオオオン!
はい、というわけで!
注目の新規カードも多いサンダージャンクション、発売間近となっております。
今回は筆者の主戦場であるパイオニアでデッキが成立しそうなカードが多いため、
アグロ、ミッドレンジ、コンボ、コントロール系ロックと組めそうだったため、それぞれにデッキリストを仕立ててみました。
いかんせん脳内構築なので粗もあるかとは思いますし、サイドなしのメインボード60枚のみですが、参考にしていただければ幸いです。
今回の主人公は以下の4枚となります。
もったいぶるのも苦手なので、率直にリストを先に提示します。
キレイに五色いますね。狙ったわけじゃないんだけど。
リストを見て内容が理解できたらコンテンツとして終了です。お急ぎの方はブラウザバックでOKです。
……いや、まあ、動画とかと違って文章なので、簡潔・明瞭に情報伝達できたら、それ以上の目的とかないんで。
お時間が許すか、内容が分かりにくいなァという人は、このまま先へどうぞ。
《刺し背の恐怖》―封印破りミッド―
手札が多いと弱体化してしまう縛りがあるものの、手札を吐き切れば4マナパワー7に飛行トランプルという圧倒的なパフォーマンスを発揮する。
とはいえ、実際には2枚くらい残ったり、そもそも戦闘前にカードを使い切らないといけない制約に近く、パワー5程度での運用が多いとは思います。
それでも十分ではありますが、このカードの真骨頂は『唱えた瞬間、スタック上では紛れもなくパワー7である』ということです。
唱えた段階では手札を参照する常在型能力は参照されないため、オール4点として誘発します。
特性定義能力(PTが★とかになってるヤツ)とは違うので混同注意。
更に《封印破り》は設置ターンにはマナがなく除去にならない欠陥も、計画によって先のターンに追放しておくことで《封印破り》設置ターンに全体4点を発動させることができます。
更に更に! サルカンの大好きなドラゴンのカードタイプを持ちます!
ファンが作ったオリジナルカードか? というレベルの噛み合いです。
今回はそれだけではパーツ数が足りないので、筆者のパーソナルカラーでもある緑の出番。やはりパワーなら緑の出番!
あとはマナエルフに《砕骨》と《恋煩い》のスーパー出来事タッグで土台を固定。
こちらもパワー4以上なので《封印破り》が不完全版とはいえ誘発します。
出来事持ちは手札から消えることができるため、《刺し背》のPTを上げやすいのもポイントです。
《八百長試合》は取っているものの、出す枠は素キャストが可能なカードに限定しています。
個人的には緑の《結節点》や、黒をタッチして《朽ちゆくレギサウルス》辺りも使いたかったんですが、枠がなく断念しています。
というか、そこまで入れると《刺し背》と《封印破り》パッケージが抜けて《八百長》デッキになりそう。
そっちの方が強いって言うな
《エイヴンの阻む者》―追放ロック―
疑似的なカウンター能力があるものの、後々に再度の行使が可能となる欠点があります。
そのカードは《エイヴン》がいる限り2マナ要求するとはいえ、再利用を許してしまうのは惜しい。
と、いうわけで。
こういうカードを置けば、それは使うことができません。
まあ、これだけではデッキにならないので、似たカードを増やしましょう。
この2種の能力で縛ったカードも《エイヴン》の課税対象です。
4マナ要求なので相当にウザいです。少しでも土地が詰まれば墓地にすら落ちない黒以上のハンデス戦術です。
んで。フィニッシャー。
《潜在能力》は《ドラハン》と並ぶとほぼロックで、《エイヴン》ならば2要求ランダム呪文。
《ウラブラスク》ならドローロックか2要求&そのターンに使わなければ手札が増えない状態となります。
ロック性能は《潜在能力》の方が高いですが単独で仕事をせず、《母聖樹》に対して無力という特性があります。
《ウラブラスク》は相手がモタついている間にリソースをもたらしつつ、殴り掛かってフィニッシャーとなることもできます。
テンポで優位に立ち、相手の動きを抑制してゲームを遅延し、5マナまで伸ばしてロックします。
ただ、欠点は《独創力》は“手札からの呪文”にしか反応しないてこと。
なので、他カードで追放してしまうと、そのカードはガチャにならない。
ハンデスをすり抜けても1マナで追放除去できる《岩への繋ぎとめ》も完備。
また、メインデッキにソーサリーが土地換算の《エメリア》しかないので、サイドボードから《教授》で講義ソーサリーを引っ張ってきて唱えた場合、《潜在能力》で必ず《エメリア》になります。
なので、《潜在能力》は《ドラハン》・《エイヴン》・《教授》の12枚のいずれかがあればコンボになるため、着地さえできれば戦い方があるでしょう。
よく性格が悪いと言われる青や黒を用いず、ここまで友達を減らすデッキが作れるのかというレベルのデッキコンセプト。
キレイに決まると相手が何もできずに飛行クロックに殴り切られたりするスゴイデッキ。
マウントを取って緩やかに殺したい、そんなあなたに。
《潜入者、悟》―4C人間アグロ―
基本的にはビートプランで、人間系カードを叩きつけていく。
人間なら打点の高い《有望な信徒》や《エーデリン》を用いる形がベターだが、このデッキは《悟》を軸とするため、《英雄たちの送り火》や《集合した中隊》を用いる。
特徴的なルートが複数あるが、《送り火》から《悟》を生け贄にする場合は《救出専門家》をサーチするのが基本。
多様な攻撃パターンに優れ、速攻性と持久力を兼ね備えたリストといえる。
今回は《ジェガンサ》型だが、抜いて《エーデリン》のようなダブルシンボル持ちも使っても良いし、
サーチ前提だったら《ヨーリオン》型にしても良いように思う。
ブリンクすれば《悟》で大量ドローできる機会も有るしね。
《正直者、ラトスタイン》 ―無限ダンジョンローナ型―
無限ダンジョンコンボのローナ採用型タイプ。
元々は《殺し爪》が入っていた枠を割いているが、細かいシナジーで無限コンボに入って勝つデッキとなっている。
基本形は《アサーラック》での無限ダンジョン勝利。
カードデザインとしては《魂を喰らう墓》を走破することで3マナ5/5とゾンビトークンで盤面を制圧するものだが、
あえて《魂を喰らう墓》に入らないことで自発的に手札に戻ることを繰り返し、他のダンジョンの効果を無限に使うことで勝利する。
基幹となるカードは《グウェナ》。
《アサーラック》のパワーが5なので自発的にアンタップできるし2マナ出る。
ここに《キナン》でマナを増やす、《ラトスタイン》・《殺し爪》での軽減を挟むと無限ダンジョンで勝利できる。
特記すべきは《伝説の秘宝》だ。
これと合わせた場合、《ローナ》でもコンボに入れるルートがある。
《ローナ》がある場合は《アガサ釜》からでもルートがある。
《グウェナ》のマナ能力を《ローナ》が引き継いだ場合でも同じくルートに入る。
その場合、《アサーラック》なしでも枚数こそ多いが入れるルートがあり、それが《ラトスタイン》が入ることで可能になった形がある。
《ラトスタイン》が戦場と手札にそれぞれある状態で、《大釜》で《グウェナ》化した《ローナ》がある状態でループ。
まず、《ラトスタイン》キャストすると、優先権を得る前に状況起因処理によってどちらかを墓地に。
次に優先権を得たことで《ラトスタイン》の誘発能力がスタックへ移動し、今、墓地に落ちたカードを対象に選択して《ラトスタイン》を手札に戻す。
つまり、2枚の《ラトスタイン》が互いにループすることができる。
そして、不特定1マナは《ラトスタイン》自身の効果で軽減できるので、《グウェナ》化した《ローナ》が緑黒を出せばオーケー。
ただ、ループするだけなので、これだけだと勝たないので、《キナン》か《伝説の秘宝》が要る。
《キナン》なら《ローナ(グウェナ)》から出るマナが増えるので無限マナに入るので《キナン》の能力を無限起動するなり《ローナ》のルーティングで《アサーラック》を探せばいい。
《伝説の秘宝》が合わさると、例によって《ラトスタイン》をタップすることでマナが出せる。
この場合、状況起因処理が先に来るのでマナ能力は使えない、ような気がする多分。
……あれ? 使えるっけ? マナ能力って優先権を得ていなくても使えるけど、状況起因処理に割りこめる権利はない気がする。
……いやまあ、繰り返す中でタップした方の《ラトスタイン》を生け贄にして立っている方を残せば無限マナに入れるから、どっちでも良いんだけど。
これで無限マナに入れば、《ローナ》の無限ルーティングで《アサーラック》か《キナン》を探して勝ち。
『まとめ』
ということで、今回も多様なカードの登場で新たなデッキが生まれます。
もちろん、ティア1にすんなり入れるとは思っていませんが、可能性はあるように思います。
興味のあるデッキがあったら、是非是非、改良していってください。
サイドとか全然作ってないし、お祭り騒ぎをいたしましょう。
皆さんも、よき先駆者ライフをお楽しみください。
当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
画像はMTG日本公式より引用しています。
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