続・《洞窟探検》と《白日の元に》の2枚無限コンボでパイオニア範囲無限マナ・無限ドローの話。
こんにちは。
ちょっと前に投稿した記事が、零細アカウントの僕的にはバズりました。
それがこちら。
コンボの詳細は記事を読んでいただくとして、カードが2枚揃うとそのまま勝てます。
ずっと新カードとか呼んでた今回の主人公ですが、日本名は《洞窟探検》だそうです。
かいつまんで言うと、デッキから任意のカードをサーチする《白日の下に》で土地をサーチする《風景の変容》を使う。
このときに《洞窟探検》があるとアンタップインできる。
土地の効果で再利用した《白日の下に》で墓地から土地を全て復活させる《見事な再生》を唱えて土地の効果で《見事な再生》を再利用して、また唱えて……をループします。
統率者やモダン以下では二枚必殺はそこまで珍しくないんですが、パイオニア範囲で2枚必殺は多くないので、多くの人に興味を持っていただけた感じですね。ありがとうございます。
これまでチマチマ投稿してた全部の記事の閲覧数より、これひとつの閲覧数の方が多くなったレベル。
で、今回もMTG日本より画像引用しております、ファンコンテンツとなっております。
今回は引用やコメントとかでいただいたところとかの注釈というか、戦術的なまとめとなります。
・『最速Xターンキル?』
《白日の下に》が含まれるので5マナが必要ですが、《風景の変容》で生け贄にする土地も必要なので《ラノワールのエルフ》のような土地ではないマナ加速を使うメリットが薄い。
なら5ターンキル? いえいえ。《洞窟探検》が土地セットができるので1ターン早くなります。
じゃあ、最速4ターンキル? まだまだ。《樹上の草食獣》があります。
画像サイズが《洞窟探検》と違うのは引用している日本公式の仕様だから気にせんでもろて。
1ターン目にアンタップインの緑マナの出る土地から《樹上の草食獣》で土地セット。
2ターン目。
通常土地セット権でアンタップインする土地をセットし、3マナから《洞窟探検》。
追加効果で更に土地セット。これで土地が4枚です。
3ターン目に土地セットし、《白日の下に》でコンボ始動。理論上、3ターンキルコンボとなります。
まあ、初手にアンタップインの緑土地ともう1枚の土地、《草食獣》の3枚までは良いとして。
次のターンまでにもう2枚の土地と《洞窟探検》、
3ターン目までに5枚目の土地と《白日の下に》を引くという『再現性? ナニソレ?』というベクトルの話であるものの、理想値としては3キルは可能。
「俺ならパイオニアで2ターンでキルルートあるぜ!」というお客様がいらっしゃれば、お願いいたします。
・『《迷路の終わり》で勝てる……のか?』
土地リセットして好きなだけサーチし《迷路の終わり》自身もアンタップインできるので、その中で勝てるのではないかというアイデア。
できないことはないんです。
無限マナ・無限ドローに入ると、2~4枚目の《洞窟探検》が引けますし、土地が増やせるので。
その状態で色々とやって土地10枚出して勝つ、は全然できるんです。
ただですね? そのためにデッキに門と《迷路の終わり》を11枚入れるのかっていう。
元々、デッキにサーチ専用パーツが多く入っているし、無限マナ・無限ドローまで入るなら他の勝ち手段でも大丈夫です。
そもそも、このループ用の土地が当たり前なんですけど、門じゃないんです。
むしろ、《原野》が他の門を食べて門カウントを減らすディスシナジーカードなので、僕の見えている範囲だと組み合わせるメリットが見えてないです。
というわけで、やりたい方、頑張っていただいて。
・『《お菓子の小屋》は必須なのか?』
ツイッターの方で他の方の指摘で発覚したという、若干恥ずかしい情報を共有させていただきます。
《お菓子の小屋》は《道路脇の聖遺》で無限ドローに入るためにアーティファクトを作るために入っています。
しかしながら、そもそもエンチャントは《洞窟探検》があります。
それなら《神秘の聖域》で戻した《見事の再生》はアーティファクトがなくても回収できる。
そして無限マナ自体は達成できている、そのため。
《お菓子の小屋》の代わりにこれをサーチすればOKです。
これもアンタップインしますし、ちゃんと色マナが出るので《白日の下に》のための色マナも担保します。
《お菓子の小屋》がなくても無限マナまでは入れるので、その中のマナから《イマースタームの髑髏塚》を射出。
で、無限ループの中で《見事な再生》でこのカードを回収。無限ダメージで勝利です。
《ラムナプの遺跡》でも大丈夫なんですが、コンボに入るときに1回、《白日の下に》の収斂のために赤マナを出さないといけないので、
コンボ時点でライフが2点以上ないといけません。
まあ、タップインで《洞窟探検》を置くターンが遅れるリスクの方が大きいので、《ラムナプの遺跡》の方が丸いとは思いますが、コンボの完成度ということでこちらを紹介しておきます。
というわけで、無駄なく土地だけのコンボで勝ちたい方は《ラムナプの遺跡》か《イマースタームの髑髏塚》を。
他の手段で無限ドローや無限ライフをやりたいなら、《お菓子の小屋》をご利用ください。
・『これは統率者でもできるのか?』
元々、《アーチェロス》と《白日の下に》の2枚コンボからスタートしてるので、もちろんできます。
その辺りに関しては、僕以上に研究している方々が多くの優良記事を執筆しているので、ググッていただいた方が確実です。
なので《洞窟探検》の登場により、《アーチェロス》を用いない、固有色の少ない状態で可能か、を検証します。
・『固有色が青緑』
黒が抜けるので、《白日の下に》→《風景の変容》は使えます。
ただし、《睡蓮の原野》が1枚しかないのでパイオニア型はできないです。
なので土地6枚と《洞窟探検》から《白日の下に》を打ち、《風景の変容》。
デッキから《冠水樹林帯》、《遺跡発掘現場》、《睡蓮の原野》《神秘の聖域》、《森》、《露天鉱床》を出してクリア。
《聖域》から青、《発掘現場》から赤、《森》から緑、《原野》で黒黒黒。
《聖域》でデッキトップに《白日の下に》を戻す。
《発掘現場》は自力で墓地に行き、《原野》が《原野》自身と《聖域》を墓地に行き、《露天鉱床》が《森》を破壊。
黒マナで《冠水樹林帯》を生け贄にして《白日の下に》を手札に戻す。
緑赤黒黒青で《白日の下に》キャスト、《見事な再生》が起動。
墓地から6枚の土地が復活、ループごとに1マナずつ増えるので、適当にマナを増やしたところで《白日の下に》から勝ち手段を探して勝利できます。
・『固有色が緑黒』
青がなくなると《白日の下に》と《神秘の聖域》が無くなるので、かなり無理がある枚数です。
土地9枚と《アンデッドの大臣、シディシ》、《洞窟探検》で勝利です。
いや……え? 土地9枚……? さすがにそれはおかしい話じゃない?
まず前提として《洞窟探検》ともう1枚で勝つ場合、《風景の変容》と《見事な再生》を探さないといけない。
……それなら《鏡に願いを》でも行けると思ったわけですよ。
なんだけど《神秘の聖域》がないので《鏡に願いを》自身を戻す土地が発見できなかった。
なので、黒の土地で回収できるクリーチャーでサーチしようとすると、自力で墓地に行ける《シディシ》しかなかった。
というわけで、土地5枚から5マナ、《シディシ》から《風景の変容》をサーチ、《風景の変容》を土地4枚から4マナで打つ。
《睡蓮の原野》、《陰謀団の貴重品室》、《高級市場》、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》、《育成泥炭地》、《Lake of the Dead》、《ファイレクシアの塔》、《魔女の小屋》、《愚蒙の記念像》をサーチ。
《レイクオブザデッド》は出られずに墓地に。
《睡蓮》が緑3マナを出す。
《貴重品室》が緑2から《アーボーグ》の効果で全部の沼になってるので8マナを出す。
《睡蓮》が自身と《貴重品室》を墓地に。
アンタップインした《魔女の小屋》で《シディシ》がデッキトップに。
《育成泥炭地》を生け贄に《シディシ》を引く。残り7マナ。
《シディシ》をキャスト、自身を生け贄に《地表形成師》をサーチ、残り2マナ。
《アーボーグ》と《魔女の小屋》のマナを足して4マナにして《形成師》キャスト。
《ファイレクシアの塔》で《形成師》を生け贄にマナを出す。残り黒2マナ。
土地が戻ってくるときに《レイクオブザデッド》が《ファイレクシアの塔》をコストに戻り、戻ってきた《睡蓮の原野》と《貴重品室》が緑1黒8マナを出しながら《原野》の効果で生け贄に墓地に戻る。
残り緑1黒10。
《レイクオブザデッド》が《アーボーグ》で沼になった自身を生け贄に4マナ出し、《育成泥炭地》も戻る。
残り緑1黒14。
うち3マナから《記念像》で《地表形成師》を回収。
《地表形成師》をキャスト、《高級市場》で生け贄に捧げる。
土地がいっぱい戻り、《レイクオブザデッド》が《高級市場》を生け贄に戦場に戻り、自身を生け贄にマナを出す。
《原野》と《貴重品室》がマナを出しながら自身を墓地に戻し、《愚蒙の記念像》も戻る。
つまり、《愚蒙の記念像》で《地表形成師》を回収。
《高級市場》と《ファイレクシアの塔》で交互に《形成師》をサクリファイスし、
タップした方は《アーボーグ》で沼になっているので《レイクオブザデッド》が戦場に戻るときのコストで墓地に送って戻すことでアンタップ。
《レイクオブザデッド》自身は自力で墓地に送れる、と。
……いや、できるけどさぁ……無理だろぉ……。
これで無限ドロー、無限マナ、ついでに《高級市場》で無限ライフまで。
ということで、結論は《白日の下に》がナシでも『できることはできるけど、面倒くさい』でした。
これももうちょっと短縮できそうな気はするけど、僕の知識ではここが限界でした。
当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
画像はMTG日本公式より引用しています。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC."