カンナビジオール?(CBD)
CBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)は、共に大麻に含まれる成分です。
両者の分子式は全く同じですが、構造式が異なるため、全く別の作用をします。
THCは非常に精神作用性が強く、脳内にあるCB1レセプター(神経細胞上に多く存在する受容体)に親和性が高いです。
精神錯乱や幻覚・幻聴を引き起こす可能性があり、日本の法律で禁止されている成分です。
脱法ハーブ・危険ドラッグなどはTHCを模した化学合成された有効成分が多く含まれているので、強烈な作用を引き起こします。
一方、CBDは、THCと比べると、構造式の中で環状の部分が一部開いていて、CB1レセプターへの親和性が非常に低く―もしくは親和性がなく―精神・神経系への悪影響はありません。
ですが、医学・薬理学的研究は1000件にものぼり、それ以外の作用に注目が集まっています。
それもCBDが、安全な素材成分であるからなのです。