映像研には手を出すな!が面白すぎたので雑多に色々考える

映像研の最新巻まで読みました。
面白過ぎる。
現在連載中の漫画の中でもトップクラスに面白い漫画やと思います。
特に見開きのシーンは鳥肌が立ちました。
小さい頃から漫画は好きですが、背景だけの見開きにあんまり有り難みを感じたことがなかったんです。
勿体ないですよね。
キャラクターがいないとあんまりやなあと思っていた過去の見る目のない幼少期の自分に説教のひとつでもしてやりたいところです。
それくらい、映像研9巻の見開きが良かった。幼少期に見てたらその時点で考え方変わってたかも。

僕は映像研大好きで、乃木坂も言うまでもなく大好きなんですが、映画映像研に関してはちょっと複雑な気持ち。
まず、乃木坂から出演した三人の演技は最高なんです。
浅草氏のキャラクター的に、アニメ版の伊藤沙莉の方がしっくりくると言うのはありますが、実写の三人組のバランスを考えると、飛鳥ちゃんの浅草氏も素晴らしい。
梅と山下は普通にぴったりやと思いました。
ただ、どうしても僕はあのストーリーが受け入れられませんでした。
あさひなぐが良かったから期待して観に行ったからこそがっかり。
これはドラマ版も同じく。
これは結局、英監督の映像研に対する解像度が低かったことが最大の原因やと思っています。
個人的に英監督に対してあまり期待感は無くなってしまってます。
と言うのも、MVやってるじゃないですか。心のモノローグのMV。
あれが結構観ていられないというか、ちゃんと好きじゃあない。

白石麻衣と西野七瀬の仲が険悪で、お互い嫌がらせを仕掛けて、最後は直接対決をするというストーリー。
そのハチャメチャっぷりから、まさか本気にする人もいないとは思います。
というか、実際仲がいいから成立する設定やと思うんですが、そもそも乃木坂で「仲が悪い」エンタメが合っていない。
メンバー同士がギスギスしているとか、そういうことを得意げに話す人も好きじゃないし。

そもそも仲悪いエンタメをするにしても、白石と西野でやるのがちょっと違い過ぎる。
白石と西野の関係性は成就しないという前提のもとにある気がします。
気づいたら片想いでは白石は西野の命が終わらないように雨の中たんぽぽを守っていましたが、最終的に綿毛は全て飛んでいき西野は消えてしまう。
次に印象的なのは、今話したい誰かがいる。
これも最終的に西野は海外へ旅立ってしまいます。
改めて西野はどこかに行きがちですね。
このふたり、白石の片想い感が強い気がします。かつて乃木どこで、西野が白石に抱きつけなくて泣くというくだりがありましたが、これもちょっと白石が振られた感がありました。
白石に抱きつけない西野が橋本奈々未の胸で泣いていたのも印象的。
のちのサヨナラの意味の組み合わせはここから生まれたのではないか、と思いましたが、流石に考えすぎか。

話を戻して映像研についてですが、今だからこそ、今の乃木坂で映像研とのメディアミックスをやってほしい。
プロジェクションマッピングを使った舞台版映像研、面白そう。
池田とか井上和とか、絵が描けるメンバーが増えたからこそ、新しい映像研も観てみたいかもしれない。

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