変化する生生星を考える

乃木坂の原点とも言える生生星。
生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみの3人は非常にバランスが良い。
主人公、生駒里奈は唯一無二のオーラを放ち、
エース、生田絵梨花はその才能を遺憾なく発揮し、
天才、星野みなみはマスコット的な魅力で皆んなに愛される。
デビューシングルのぐるぐるカーテンでフロントに立った3人ではあるが、2枚目のおいでシャンプーですぐにこの組み合わせは崩れてしまいました。
生田絵梨花、星野みなみのポジションは3列目。
3枚目の走れ!bicycleで再び生生星の3人が並ぶが、フロントには桜井玲香もいるので、なんとも不思議なフォーメーションです。
七福神+1というなんとも締まらないくくり。二列目にいる高山や中田は福神に入らず、桜井玲香は+1。
ここにどんな意図があったのか、今となっては確かめる術もなさそう。
そんな特殊なフォーメーションを経て、4枚目制服のマネキン、5枚目君の名は希望で、ぐるカー以来の生生星がフロントになりました。
生生星のイメージがついたのはこの時なのではないかと思っています。
当時のことはあまり覚えていないので、もし覚えている方いましたらコメントで教えてください。
「いくいほし」という呼び方が公式で固定されたのは生駒卒コンというのは覚えています。

前置きが長くなりましたが、今回考えたいのは、「生生星っぽい3人」についてです。
まず最初に挙げられるのが、バレッタ。
ジャケットに写っているのが生駒、生田、そして堀。
星野の位置に、堀というのが非常に残酷。
実際に、星野はここでアンダーになり、「この子(堀)はわたしの代わりになるんだ」と思ったそうです。
そう思ったうえで堀がひとりにならないよう積極的に話しかけた星野の人間力も覚えておいてください。
その優しさをそのまんま受け継いだのが向井葉月です。

また、裸足でsummerのジャケットでは、生駒、星野と、ひめたんこと中元日芽香が並んでいるカットがあります。
これも生田の位置にひめたんという感じ。
星野→堀にしても、生田→中元にしても、2人の関係性があるからより胸に来るものがあるんです。
同時に、生生星の立ち位置の変化も気になるところ。
バレッタではフロントやけど、裸足でsummerでは後列。

この二つのパターンに限って言うと、それぞれ堀や中元の特異性を表すという意図があるのかもしれません。
突如現れた堀が、生生星と同格、むしろその一角を崩しかねない存在感を持っているというのがバレッタ。
中元は選抜としては二度目で、同い年の生田の影に隠れているけれど、そこに匹敵するほどの才能を持っているという裸足でsummer。

生生星ってトリオとしてあまりに完成度が高すぎて、一人欠けてもトリオ感があるのかも知れない。
使い古されてチープに取られかねないのでなるべくなら使いたくないけれど、原点にして頂点と言いたくなる気持ちも分かってしまうかも。

ここまで書いてて気づきました。
結局生駒里奈の主人公オーラが強すぎるからそうさせているのかも。
生駒里奈、恐るべし。

いいなと思ったら応援しよう!