「図書室の君」が誰かを考える
昨日の乃木坂工事中に、少しだけですが掛橋沙耶香が登場しました。
今日のセレモニー以外では観られないと諦めていたし、バナナマンとの絡みもないと思っていたので本当に嬉しかった。
同時に、改めて寂しさを噛み締めました。
じゃあ今日はせっかくなので掛橋沙耶香センター曲「図書室の君へ」の歌詞の考察をします。
タイトルにもある「君」が誰を指すのかが気になるところですが、これは元々新4期だったのではないかと仮説を立てました。
乃木坂の世界観の根っこはデビュー曲のぐるぐるカーテンにあります。
「カーテンの中 太陽と彼女と私」
「何を話してるのか? 教えないよ」
「男子禁制」
この3つのフレーズが乃木坂がどういうものかを表している。
そもそも乃木坂というものがカウンターカルチャーのようなものであり、パンクロックの精神を持っているんです。
AKBの公式ライバルとしてデビューし、同じ秋元康プロデュースで、握手会やらプリンシパルの観客投票でAKBと同じようなことをしていると思わせつつ、AKB総選挙のようにファンの力で選抜を決めるということをしない。
どれだけ莫大な金額をかけたとしても、センターの位置をファンに委ねないんですよ。
僕はこの乃木坂とファンの間にある隔たりがとても素晴らしいと思う。
さて、乃木坂は教室の片隅、カーテンにくるまって内緒の話をしています。
つまり、図書室にいる「君」はまだ教室にいない生徒ってことでございます。
図書室の君への歌詞の中、時間の経過が描かれています。
放課後、日が沈んで暗くなっていく。
乃木坂における日没が重要な意味を持っていることは今さら言うまでもありません。
新4期の加入の少し前、とても大きな出来事がありました。
女王・白石麻衣の卒業発表です。
のちに発表される「僕たちのサヨナラ」でも、メンバーの卒業は日没に例えられていましたが、白石麻衣の卒業は中でもトップクラスの大事件というか。
特別な日没です。
特別な日没って何?
まあそんな、白石卒業が発表されてから加入する新4期。
図書室で見かけたのが掛橋やと思います。
実際、4期の中でも新4期を積極的に受け入れてたのは掛橋でした。
個人的に特に好きな歌詞はこれ。
「窓際のカーテンが風に揺れ膨らみ始めた」
これ、乃木坂の成長を表してる感じがしていい。
カーテンにくるまって内緒話してるだけやと、盛り上がってる教室やとそんなん目立たんのです。
じゃあなぜ彼女らは注目されるようになるのか、っていうと、やっぱりチラッと顔見えたからやと思うんですよ。
カーテンが風に揺れて膨らんで、一瞬顔が見えて、「あれ? あそこ今めっちゃかわいい子おった?」ってなって気になり始める。
教室の盛り上がりをよそに、微かに聞こえる話を聞きたくなる。
だから、図書室の君へのこの歌詞も、新4期がこれから注目されることを表しているんかな。
で、これも個人的な考えではあるんですけど、カーテンが膨らんでみんなに注目されるきっかけは風。
乃木坂がハネるきっかけの大きな一つの要素として、3期生は外せないと思うんですよ。
乃木坂の成長には3期生の加入が本当に重要で、2期生加入時点で、そこまで先輩になりきれなかった1期生が、3期生の加入で一気に先輩としての一面を開花させたというか。
もちろん、2015年あたりの乃木坂はすごいんですけど、やっぱりあくまで「知る人ぞ知る」なんですよね。
3期生という風でカーテンが大きく膨らんで、一気に注目されるっていう話。
まあこれも妄想です。
ここまで、今日の掛橋卒業セレモニーまでの時間潰しに書きました。
今回に限らず、他の記事でも色々と乃木坂考察しております。
友達と乃木坂の話をメインにラジオ配信とかするYouTubeもやってるので、よかったら色々読んだり聴いたり見たりしてみて貰えるととても嬉しいです。