いつの日にか、あの歌をって結局どの歌なのかを考える

乃木坂の5期生曲「いつの日にか、あの歌を…」が発表されてから1年近く経ちますが、これがどの歌なのか、そろそろ答えを出しておきたいなと思います。
ちなみにここまで書いている時点では何にも辿り着いていません。書きながら考えます。

この曲については、そもそも考察の必要がないくらいあからさまに乃木坂の5期生目線で歌詞が書かれており、そこに関して深読みとか、裏をかいたりとかそういう余地もない感じがします。

この歌詞で注目すべき点は、ネガティヴではないところ。
「だめだ今の自分には歌えない」「無理だ私じゃ力が及ばない」
この部分だけ切り取るとめちゃくちゃネガティヴなんですが、ちゃんとそのあとは「そこまで成長したい」とか、「何かを掴んでみたい」とか、いつの日にかあの歌を歌いたいという願い、さらに言うならあの歌を歌うぞという決意がこもっているのがポイントです。

また、この楽曲が発表された34枚目シングルというタイミングも非常に重要。
乃木坂の物語でいうと、前作おひとりさま天国を提げてのツアーで、梅澤美波が「私たちが乃木坂46です」と宣言し、全員が自信を持って乃木坂の看板を継承できた、その次。
乃木坂を継承するにあたって、変化を受け入れることは必要不可欠でした。
先輩の様にならなければいけないという固定観念から抜け出して、自分だけの光を見つけたからこその宣言。
3期生が作り上げてしまっていた「自分たちはこうはなれない」という「乃木坂らしさ」は蜃気楼のような、幻の様なもの。
変化を受け入れながらも、大切なものは変わらないというのが乃木坂です。
それを証明してみせたツアーの後の楽曲なので、タイミング的にもあまり「先輩みたいにできない」ばかりの歌詞は相応しくないので、未来を見据えているこの歌詞はピッタリやと思います。

ところで、初めてこの曲を聴いた時、印象に残ったフレーズがありました。
それが最後のサビで差し込まれる「近づけない」。

この部分、まさに乃木坂の継承に関わる部分。
「近づけない」は、「あの歌を歌えない」ということではなく、当時の先輩と同じ様にはできないけれど、変化していって自分たちのものにしなければいけないという決意が込められているんです。
その上でのこの歌詞。

変化を受け入れていく中でも、変わらない大切なものがあるということを歌っているわけです。
乃木坂を継承したからこそ、5期生もこのマインドになったのかなと。
振り返ってみると、最初は絶望の一秒前で「来ることのない夜明けを待っても」とか歌ってたのが、この時にはかなり前向きになっている。

じゃあ、本題です。

いつの日にかあの歌をがどの歌か、これまだ答え出てませんよね。
僕がその答え言い切りましょう!



君の名は希望。

ありがとうございました。

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