空扉について考える
空扉の歌詞について考えました。
前回のactually考察でもちょっとだけ触れたので、これはこれでちゃんと書いておきます。
先日の香港公演でも披露されていましたが、個人的には昨年の全国ツアーで披露されたのが印象的。
2023夏の全国ツアーは神宮の千秋楽における梅澤美波の名言に向けて組まれたようなセットリストでした。
それについてはこちらで書きました。
さて、空扉の歌詞考察なんですが、この曲だけではなく、別の曲と合わせて考えていきます。それは三番目の風と4番目の光。
この2曲が繋がるというのは今更改めて言うことでもないですね。
例えば、三番目の風ではこう。
「希望の使命はそう光を作ることさ」「遠い願いを邪魔する雲はすぐに追い払え」
4番目の光ではこう。
「4番目の光になれますように」「雨雲の隙間ほら差し込む」
遠い願い=4番目の光になれますようにとなります。
この部分、空扉にも繋がる。
まず空扉で気になっていたのが、空扉の中で青空は出ているのかということ。
真っ青な扉がある「はずだ」、青空に出口がある「はずだ」、青空に未来がある「はずだ」とは出てくるものの、青空が出ている描写ではない可能性がある。
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2番Aメロ。
雨上がり、雲の切れ間。
ってことは、まだ雲ありません? 青空出てない説ありません?
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となると、1番Aメロの「あの空の向こうには」というのは、青空の向こうにあるというより、雲の向こうにあると考えられるんじゃあないかなと。
三番目の風でも4番目の光でも、空には雲があって青空は出ていない。
空扉でも青空が出ていない。
それぞれの楽曲が出た時点では、まだ新しい乃木坂になれていないからでは?
さらにactuallyでも「青空描くには風が何色か知るべきでしょう」とあるので、この時点でも青空は描けていない。
それともう一つ気になるところ。
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夢を見るのはいけないことなのかなとあります。
何度も書いてきましたが、3期生と大きく関わる楽曲、僕だけの光には、「いつだって夢は眩しいだろう」と出てきます。これも共通点。
全国ツアーでは僕だけの光の後に、人は夢を二度見るを披露していました。
歌詞の最後は「今ならちゃんと夢を見られる」
楽曲発表順で並べてみるとこう。
僕だけの光では「いつだって夢は眩しいだろう」
空扉では「夢を見るのはいけないことなのかな」
人は夢を二度見るで「今ならちゃんと夢を見られる」
夢を見られるようになって、それによって「私たちが乃木坂46です」となったのかなと思いました。
それを初めて雨が降らなかった神宮で、というのも空扉的でいいですね。