3期生と4期生と5期生について考える
3期生って、乃木坂の物語の中で「自己肯定感の低さ」が重要な要素のひとつとして出てくる。
自分たちを鼓舞するように強い言葉を使うこともありましたが、3期生って本当にすごい。
1.2期生の乃木坂ももちろん凄かったんです。それでも本当の意味で乃木坂が完成したのは3期生が加入したからやと僕は信じてやまない。
3期生の加入によって、1、2期生が明確に先輩になったんです。
それによって、世代交代を成功させる乃木坂46が完成しました。
3期生がいなければ、そのまま緩やかに衰退していったのではないかとすら思える。これは僕の勝手な意見です。
4期5期に力が足りないわけではなく、大人数グループアイドルの宿命のようなもの。それを吹き飛ばしたのが三番目の風、3期生なんです。
だから3期生が「3期最強」って言ったとしても、僕は自己肯定感低いなと思う。
最強なんかよりもっと凄い。
じゃあ4期生はどうでしょう。
4期生といえば、僕は「原点回帰」という言葉が思い浮かぶ。
1期生らしさを感じるというのはメンバーも過去発言していました。
乃木坂の物語の面白いところ、たまらない部分はここにある。
過去複数の作品で、漠然と追い求めてしまう「乃木坂らしさ」なんてものがないことや、変化していくことの大切さは何度も伝えられてきました。
それは主に3期生に向けて。なんせ彼女らは先輩と自分たちを比べては「自分たちではできない」となっていた人たちなので。
三番目の風で「希望の使命はそう光を作ること」とあるように、3期生は4期生を導く存在。4期生を邪魔する雲を追い払う存在。
新しい乃木坂を引っ張っていくのが4期生とすると、変化を受け入れ、4期生が活躍する場を作るのが3期生。
また、4期生のもつ1期生らしさって、1期生と重なる部分があるというより、「1期生にいそう」なんです。
変化を受け入れ、新しい乃木坂になる。でもその新しい乃木坂の中心が1期生的な4期生というのも、乃木坂のテーマに合っている気がします。
変化していくものではあるが、変わらない大事なものがある。
5期生を考える上で、欠かせないキーワードは「諦めと反抗」やと思います。
絶望の一秒前という縁起でもないタイトルから始まった5期生。
この絶望が「乃木坂の終わり」を表しているのではないかと思っています。
1期生がいなくなっていき、世代交代ができないまま衰退して終わりに向かってしまうという絶望。
だからこの曲の中、「来ることのない夜明け」を待っていた。
4期生が引っ張っていく新しい乃木坂=夜明けなので、世代交代の成功を諦めていたのではないか。
ただ、そんな諦めという絶望のどん底にいる仲間に向けて手を伸ばしたのも5期生。
それがチートデイにおける「太陽の下に出よう」であったり、落とし物なんです。
最新曲、相対性理論に異議を唱えるもまさに反抗の歌。
今や乃木坂は世代交代を完全に成功させました。
紅白歌合戦についてのネットニュースで、遠藤さくらを中心に、井上和、池田瑛紗、賀喜遥香、梅澤美波、久保史緒里、与田祐希の7人で写った写真がありました。
まさに今の七福神という感じがとても良い。
明日は大晦日なので2024年を振り返る記事書きます。