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ほわんと淡い光

諦めるちょい前なら 連れて行くよ怖いかな
もう大丈夫泣いちゃうね ほわんと淡い光

アケホノ/スピッツ

ほわんと淡い光。
どんな光なんだろうって、この曲がリリースされた2023年の5月からずっと考えてた。

分かりたいんだけど、分からなくて。
そんなもどかしさが、時折猛烈な痛みみたいに心に襲いかかったりしてた。

なんでこんな気持ちになるんだろう?
そんな、答えの無さそうな疑問にばかり取り憑かれて、フワフワしてた。

きっと、答えは分かってただろうし、目を背けたかっただけなんだとも思う。
でも、ほわんと淡い光なんて、心の底じゃ信じられなかった。

だって、目の前にある光は眩しいくらいに輝いてて、そのお陰で自分は何とか前を向けてた気がしてたから。
だから、その光から遠ざかっていってしまったら、自分の存在意義を失うと思ってた。

そのぬくもりは あえて例えるならば
救いのない映画の後の甘い物

アケホノ/スピッツ

ほわんと淡い光と、救いのない映画の後の甘い物。
闇の奥底にいる時には、淡い光でも明るく感じるだろうし、暖かいんだろうな。
その甘さは、身に染み渡るんだろうな。

ようやくそんな光が見えてきた。

生きていてよかった、そんな夜を探して、いくつもの夜更かしを重ねながら。

ではでは。

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