日本の漫画が超えられる時代

 今日、本屋さんで外国人の方に話しかけられた。日本で一番ポピュラーな漫画は何だ?と聞かれた。息子さんが日本の漫画が好きらしく、お土産で買っていってあげたいのだそうだ。まあ、一番有名といえばNARUTOかONE PIECEだっただろうなと思い、その二つを紹介した。お父さんはひとしきり悩んだ結果、NARUTOの1〜3巻を手に取った。

 その後、漫画の描き方がわかる本はないか?と聞かれた。息子さんの将来の夢は漫画家なのだそうだ。なので今度はイラスト集や漫画の技術書があるコーナーに連れて行き、漫画の書き方ブックを紹介した。

 今の時代、わざわざ紙の漫画を買わなくとも、ネットでいくらでも情報が手に入る。世界中でこれだけ日本の漫画に影響を受けている子どもたちが多いのだから、将来日本の漫画を見て育ってきた外国人作家たちが、日本の漫画家をあっという間に超えてしまう時代が来てしまうだろう。そんな時、日本はどうすれば良いのだろう?やはり、プラットフォームを作るしかない。彼らを自分たちのプラットフォームに取り込み、共に仲間として未来を歩んでいくしかない。
 今は保守的な出版業界も変わっていかねばならないのかもしれない。

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