わらしべ長者
ある住宅メーカー社長さんから聞いたお話し。
「私たちが建てる家の一軒一軒は、それぞれが作品であり、広告なんです。それを見た人が興味を持ち、次のお客さんになる。だから、一棟一棟、真剣勝負なんです」
この話を聞いた頃、自分の仕事にこのような視点はなかった。
たしかに、一人一人に丁寧に対応することで感謝されることはあったけど、そこでの口コミに威力を感じることは少なかった。
時は経ち、その心がけを真似ることで、仕事が次の仕事を運んで来てくれることを少しずつ実感出来てきている。
特に今住んでいるような田舎の地域では、口コミの影響は大きい(悪い方にも大きい)。
身近な人たちからの期待に応えるために努力する。その努力を発信するチャンスを得て、発信する。
すると、その発信に反応する人々が出て来てくれる。
その都度、反応して頂いた人たちのその期待値を上回ることで、次の仕事が回ってくると感じる。
失敗が怖いわけではないけれど、
次を失うことをプレッシャーに努力を重ねる。
そうやって能力は磨かれるのかも知れない。
締め切りや、日付が設定されるたびに、
その日に向けて動き出す。
わらしべ長者はゆっくりと進む。
お話しを聞かせてくれた社長さんに感謝します。
まずは目の前の出来ることに一生懸命取り組もう。
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