トランスエイジと見えない競争
アベマプライムのこの動画、見ました?
また新しい言葉が生まれて、オジサンついていけません。
「実際の年齢と自認する年齢が一致しない」トランスエイジなるものについて議論がなされています。
twitter上でも、物議を醸している話題です。
今回は、「トランスエイジ」について、僕の意見をまとめました。
男が他人と関わるなら、相手が誰であれ、競争が発生する
ジャッキーさんて、すごい穏やかな、平和主義的な考え方だと思うんですよ。
動物園でゆっくり草をはんでる草食動物みたいな。
だから、努力しなくていいなら、努力したくない。
現に、努力は義務ではないし。
でも、特に男だったら、誰でも競争に巻き込まれてしまうのが、世の常。
出世競争、かっこよさ競争、稼ぎ競争、良い恋人競争、から逃れたつもりになっていても、知らぬ間に巻き込まれている。
ジャッキーさんが言う「30歳ってなんかリアルというか…」というのは、「シビアな評価にさらされやすくなる」「若いという言い訳が効かなくなる」という意味でしょう。
結局、動画の後半には、「競争スタイルの話」になっている。
※これまでの蓄積で戦うか、その日の即席の結果で戦うか
男は、どこにいったって競争に巻き込まれる。
これは、「この世界には重力が働いている」ことと同じくらい、変えようがないこと。
現代が平和だから気がつかないけど、大多数の男には本能レベルで競争がプログラムされている。
そもそも逃げられないものから逃げようとしている。
雨が降っていれば、いくら晴れろ!と念じたところで、雨は止まない。
競争も止まらない。
ジャッキーさんは、それに気づけなかった。
競争から逃げた結果、さらに過酷で劣悪な競争に参加するハメになる
ジャッキーさんが自分をトランスエイジじゃないかと疑ったきっかけが、「職場で怒られたこと」っていうのが、どうも逃げの姿勢を感じます。
でも、FIREできるくらいの資産がない限り、この姿勢をとり続けると、より辛い競争に参加するハメになるんじゃないかと思います。
今のところ、「トランスエイジ」に対する意見をYouTubeのコメント欄とtwitterでみたところ、僕が把握する限り、すべてが否定的なものです。
世間的に理解を得て、ジャッキーさんがトランスエイジとして生きやすくなる未来が、どうも僕には見えない。
彼が「トランスエイジなんてバカげた考えだった!」と思い直したとき、仮にそれが45歳のタイミングだとして、これまでなにも蓄積してこなかった自分と、立派な役職を持った45歳のナイスミドルとの勝負に参加させられる。
これからジャッキーさんに会う人の脳内では、一般的な45歳と、無意識に比較される。
トランスエイジという言葉をジャッキーさんがどこで知ったかしりませんが、この概念を知ったとき、彼は「これで楽になった、救われた」と感じたと思うんですよ。
これは、「繊細さん」とかもそうですね。
ただ、批判の声の多さを見ると、むしろ、声高にトランスエイジを主張したこととで、ジャッキーさんは、今後厳しい世間の目に晒され、ますます生きづらくなるような気がします。
なので、この手のカミングアウトは、本当に慎重になったほうがいいと思います。
僕自身も、職場でHSPとカミングアウトしたところ、もっと居心地が悪くなったので、結局は自分のできる範囲では、精一杯努力と競争に参加したほうがいい。
みんなトランスエイジ
被害者ヅラする人は、嫌悪されがち。
周りの人にとって、「いても得しない所か、そいつをカバーするために損をこうむる存在」だから。
僕も、学生時代は落ち着いててテンション低かったから、「早くこの性格に年齢が追いついてほしい」って思ってた。
「若い=元気にはっちゃけないといけない」みたいな固定概念がしんどかった。
それに、そもそもトランスエイジって、誰にでもある傾向だと思いますよ。
みんな、30代の人なんて、みんな「オレは気分はいつでも20代なんだけどな」と思ってると思いますよ。
30代以上の自分を認めたくないと思いますよ。
おわりに
(トランスエイジよりスーパーエイジャー)
僕は、ジャッキーさんとは違う意味でのトランスエイジになりたい。
肉体に関しては、30代でも10代のように強く若々しい体でいられるよう鍛えたい。
精神に関しても、毎年新しいことに挑戦して、好奇心を保っていたい。
こういうのを「スーパーエイジャー」っていうみたいです。
ノースイースタン大学とかで研究されてるみたいです。
どうせなら、スーパーエイジャー目指しましょう。
内向型男子が若さを保つための生き方は、下記のnoteにまとめています。
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