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アーマード・コアを初めて遊ぶ

※4000字超え!だいぶ長いです!

菊麻呂です。

ACに関する話題ですがACジャパンは何も関係ありません、そもそもACジャパンはゲーム会社じゃないですし。

最近AC6が発売されてTwitter(Xって何?)のタイムラインがそれ関連の話題が多くなっていたので、自分も昔買ったまま放置していた初代ACを初めて遊んでみました(˶ ⍤ ˶)ᐝ

地方の中古ゲーム屋にて500円で整然と棚に並んでいるのを見て何気なく救ったわけだけど、あの時は積みゲーになるだけだろうなぁと思っていたので実は買わなきゃ良かったと思ってました。

というのもゲームをする前からこのシリーズの操作が難しいのは分かっていて、自分としては苦労の末にようやく勝つというよりも簡単な操作で敵を蹴散らして幾ばくかの気持ちよさを得た方が精神衛生上良いからです。しかもあの硬派なゲームしか出さない事で有名なフロム・ソフトウェアだし。

オフ・オンラインでも敵に負けて思い通りいかないとなると、やれ入力受付フレームが短いわクソだの、やれこのゲーム作った野郎クスリキメてんだろエアプ野郎だの 自分の能力を棚に上げ散々暴言が止まらなくなりそうになるからです。あの時の自分は学生ではなく猿そのものだったかもしれません。
LOLやDota2でのベトナム人の民度と比べてどっちがハジけていると思う?

あとは結構頭を使うようなゲームもあまり好きではありません。結構の度合いにもよるけど、推理系は勿論のことストラテジー系だのDMC・戦国BASARAみたいなコンボを考えて永遠ハメコンするああいうのですら割と面倒だなあと思う所はあります。無双ゲームくらいの感じならだいぶ楽しくやれていた記憶があります。単純に自分の技量が足りないのもあったけどね…

ただ唯一BattleFieldに関しては、自分自身ガンが好きな事もあり楽しく続けられていました。K/D0.8くらいしかないし、それでも絶対に怒らなかった訳でもないけど。


とまあ、自分のそういう性格を理解していたためここ数年は上で並べた特徴のゲームは意識的に避けてきていたわけです。


ちなみに買い切り型で自分が1番長くやったであろうゲームは初代ディスガイアでした(500時間くらい)。 ただ1000時間やらないとラスボスが倒せず、未だにたま〜に思い出してはチマチマやるほどです。


ドラッグオンドラグーン3で唯一、三日三晩やってラストの音ゲークリア出来なかった時は本気で修羅パンツになりかけましたが…(嫌な思い出)
緩めのアクションゲームかと思ったら最後で痛い目を見た稀有な例ですね。


そういう訳で、今まで一切アーマード・コアを遊ばなかった人が初代を遊んでみての感想や思った事をつらつら書きたいと思います。🤓←こんな顔したゲーム評論家気取りなNerdにさえ及ばない、たった小一時間プレイしての感想なので生暖かい目で読んでもらえると嬉しいです。 あとファーストインプレッションって結構記憶にも残るものだし。

単発記事なのでpart2以降や完走してもそれへの感想とかは多分ありません。気が向いたらもしかしたらやるかも。

めちゃくちゃ正確な論評を求めるならゲームカタログでも見てきてください



ボタンで視点移動


結局これなんだよな、ってくらい重要な操作性について。

昔のゲームは今と比べると操作性が格段に悪く不便だけどこれも例に漏れずあんまり良い方ではなかった。(まあ古いししょうがない)

何よりPS1なのでアナログスティックを使用せず視点操作が死ぬほど難しかった。(最近のシリーズはやっぱりスティックで視点移動なんですかね?)
ハイスピードバトルをやるってレベルじゃねーぞ!

最初のレイヴン試験(チュートリアル)でザコ強敵2匹にボコボコにされながら色々弄って驚愕した。デフォルトだと上下視点移動がR2・L2、左右が十字キーの←→ という今まで見た事ないキーアサイン。単純な左右移動はR1・L1の方にあり、前後移動と左右移動でキーが違うのは結構独特な感じがある。

しかしそれ以上に大変なのが上下視点移動で、対空戦闘にもつれ込むともはや対応できないくらい指がこんがらがる。これは後述する感想でもあるけど、敵が急に浮いたかと思えば、お粗末な性能の初期機体と左右も分からないプレイヤーに対して画面外から攻撃!攻撃!攻撃!の嵐。けれど、最初の試験を合格しないとゲームオーバーになりタイトルへ強制送還されるので苦しんででもクリアする必要があった。

チュートリアルからプレイヤーを〆てくる油断ならない会社だ。クソッタレなおもてなし精神をどこに置いてくるべきなんだ?

あとは昔のゲーム特有の視点移動に加速度がついている部分もあって操作しにくいのも1つ。しかもアナログスティックじゃなくてキーなんだけど!? ってこれはたぶん体感的な部分もあるかもしれないけど、今の等速に動いてピタッと止まる視点移動って偉大なんだなと感じる。

もう完全にできる気がしない。ホーミングミサイルを当てるために相手を画面に捉え続けながら、ブーストして相手の攻撃を避けながら、上下左右の視点移動をこなすというのは中々鬼畜だと思う。通常の歩きスピードだと彼我の距離が多少遠くても普通に被弾するのでオチオチ歩いてられない。




借金は身体で支払う


こうして操作に慣れない間に次々と被弾しやられていくのだが、ミッション中に使った武器弾薬、機体のダメージ(或いは撃墜)の結果はミッション後の収支報告で出てくる。

ミッション失敗 借金しすぎて自転車操業でもしてるのかな?

機体のダメージはダメージ量に応じて修理費を取られ、武器弾薬も使ったら使った分だけ後で金を取られる。

まだ最序盤しかやってないので何ともいえないが大体クリア報酬が12000~20000C(COAM)くらい。そして初期機体が撃墜されると9000Cほどの修理費、初期装備のミサイルは1発130Cほど費用がかかる。

なるべく多くの報酬を得るためには被弾を抑えながら格闘武器で行くことが望ましい。だが当然初心者なのでそんな高等技術ができるはずもなく、ままならない視点移動の賜物として虚空にサーベルを振り続ける。そしたらいつの間にか背中の方で被弾しまくってるし見るに堪えないプレイを披露し続けるのだ…

最初の数ステージをこなしてみたが、やっぱり射撃で対応せねばならない場面は多々あり被弾も多くあったので、報酬が本来の3,4割の時でさえあった。無計画に弾薬を使いすぎるとだいぶ資金がカツカツになる印象だった。

それでもクリアできる内はまだ良い、しかしミッション失敗となると途端に資金繰りが悪化する。上の写真みたくなんなら所持金がマイナスにさえなる。

やがて借金しすぎると…

国民の基本的な権利を停止

もともとは自分の名前でプレイしていたのだが…
所持金が-50000C(COAM)を超えたところで最初につけた自らの名前は剥奪され、借金返済のために手術で身体を売る羽目になってしまった。強化人間ともいう存在を番号で呼ぶ血も涙もないヤツらである。

ゲームカタログによると、これが事実上の借金救済措置であるらしい。所持金が0Cに戻りそして今までの任務状況がリセットされ最初のチュートリアルクリア直後の段階へ戻される。

ちなみに所持金の使い道は新しい武器やロボットのパーツに当てられる。パーツ部位によって値段は異なるけど高いと8,9万くらいするパーツもあった。修理費に使いたくなければ操縦を上手くなれという話か。新しいロボットを買いたければ操縦を上手くなれという話か。




無限に遊べるチュートリアル&その他


前述の経験から兎にも角にもプレイヤースキルが何より大事だと菊麻呂は感じた。ここは素直に嬉しい所だが、1度チュートリアルさえクリアしてしまえばそのチュートリアルは無限に遊ぶことができる。しかも撃墜してもゲームオーバーにはならず修理費も取られないので、気の済むまで練習することが出来て個人的には結構ありがたい。毎日修行してレベルの高い強化人間を目指そう‼️

そういえばAC6で電ボのエンブレムを作った旨のツイートがあったがこの初代にも同じように作れる機能があるのを知った。初代からずっと続いている定番の機能なのかな?いわゆるドット絵を作成できるような感じでした。だいたい大喜利が始まるよね。


グラフィックについては違和感もなくかなり綺麗な印象だった。PS1のポリゴンは結構角張っていて荒いのは知っていたけどロボットだからこそむしろ好都合だったのかも、と素人的予想。
あのポリゴンで人を表現しようとするとどこか角張っていて今みるとうへぇってなるけど、その中でもPS1でのFFシリーズの出来の良さは素晴らしいと思う。スクエニ△


まとめ


初心者が小一時間触ってみただけなので他にも触れてない要素はかなり多いと思う。

或いは自分の文章を見て「お前はACの事が何も分かっちゃいない!」と身体は闘争を求める人に言われることもあるかもしれない。

しかし怒らないでほしい、誰だってその界隈に入る時は右も左も分からない状態で入ってくるのだ。そしてちょっと慣れた頃に、突然大きい態度になって古参から冷たい目で見られるところも.…


集団ストーカーにミサイルで襲われている様子

⬆レーダーに映る敵数、多すぎるだろ…

正直なところ、久しぶりに難しいゲームに出くわしたと思っている。それだけ視点移動が難しすぎる。視点移動が1番の敵まである。(それ以外のボタン操作はロボゲー(ガンダムゲー)と似ている感じはある。×でブースト、□で射撃etc…  )

だけど昔と違うことがあるとすれば、あの頃の怒りっぽい自分を忘れて、どれだけCPUにボコられようとも無駄に声を荒らげることなく操作を覚えようとただ黙々とプレイ出来たことだと思う。


数年の時が自らを心をいつの間にか柔らかくしていたのか、それとも初めから難しいゲームだと分かっているから(いちいち怒っていても仕方がない)なのかそれは分からない。そもそもプレイヤーの身分が一体何なのか、世界観すらよく分かっていない始末。



ただ、そういう虚心坦懐な気持ちがいつも惰性でゲームをやっている自分に、何かは分からないがいい意味の変化をもたらしてくれるような気がしている。


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