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幸せなひと時
数日前の夕方、河のほとりを歩いていると、突然大きな鳥が目の前に現れました。現れたというよりそこに居たのです。暗くて見えなかっただけでした。その鳥は、私の大好きなアオサギでした。
すごく大きくて色合いのはっきりしたカッコイイアオサギで、私はテンション爆上がり。アオサギを驚かさないように静かに写真を撮りまくりました。
私が「静かに」を慎重にしたのはもうひとつの理由がありました。
すぐ隣に親子が釣りをしていたのです。小学校の高学年くらいの子とお父さんだと思われる2人。わからないけどそれしか考えられない雰囲気でした。
何だかこの親子とアオサギは知り合いのような感じがして、この3人の邪魔をしてはいけないと思ったのです。あと、鳥を驚かす嫌なおばさんとも思われたくなかったのもありました。
そのアオサギは、河の手すりでじっと親子の様子を見ていました。
親子もあんなに大きな鳥が近くにいるのに、全く違和感なく自然に振る舞っているのです。以前から知り合いのようでもあり、大好きな家族に寄り添う愛犬のようでもありました。
釣った魚のお裾分けを待っていたのでしょうか。
その後アオサギは手すりから「ポン」と降りて、更に親子の近くに歩いて行きました。程よい距離でそのままじっと釣りをしている親子の姿を見つめていました。
なんとも微笑ましい光景に幸せな気持ちになりました。
歩き過ぎて足がひどく痛かったのですが、いつの間にか痛みを忘れていました。
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