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【カードワースリプレイ】天翔ける追求者 第14話 神威の探究者

この記事は、焼きフォウ描いた人(焼きフォウの人)様作のシナリオ〈神威の探究者のリプレイです。
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ミラベルとの出会い

天翔ける追求者が氷漬けになった奴隷商会からマツユキを保護してから数週間後の朝。
彼らが遅い朝食を食べている最中に、運命の羅針盤亭の入口が開く音が。
こんな時間に誰が来たんだろうと、天翔ける追求者の6人は来訪者に目を向ける。

オーリガ:なんだアイツら?
ジェラルド:この近所じゃ見かけない顔だぞ。
ディーター:女が親父さんと何か話してるようだな。
ここに依頼を出しに来たか、それとも冒険者登録する気か?
……まぁ、差し当たって俺達には関係なさそうだな。
うーん、それにしても今日も朝飯が美味い。

フロラン:ねぇ、なんか親父さんが時々こっちを示しながら何か話してるよ。
オーリガ:親父の奴、あの女と何の話してやがるんだ?
勝手にあたしらに依頼を請けさせようなんて企んでねぇだろうな……?

オーリガ:(勝手に依頼の話を進められなくてよかったけどよ、
このミラベルって女とロジャーって男、神聖術の技能交渉ってことは教会の関係者か何かか? あんまり関わりたくねぇな)
ディーター:(宿場町の宿屋まで、神聖術の技能交渉しに来たのか。ご苦労なこった。
俺はその手の話に興味ないけど、信心深いミシュリーヌが食いつきそうだな。あいつ、金が貯まったら新しい術を習得したいって言ってたし)

神聖術の技能交渉

聖北教会の元修道女で、ちょうど新しい術を習得したいと思っていたミシュリーヌがミラベルと技能交渉することになった。

ミラベルが伝授してくれる神聖術は、回復や補助、対アンデッド特化の攻撃だと言う。

フロラン:それでミシュリーヌはどんな術を習得したいの?
ミシュリーヌ:風繰り嶺でフロランさんがポダルゲさんに気精召喚を教わったのを見て、
私も何か、攻撃手段が欲しいと考えています。確実に中るものが望ましいですね。
ディーター:(確実に中る攻撃って言ったら、魔法の矢の神聖術版か?)

フロラン:確実に中る攻撃と言ったら、神罰の矢と白き力の2つがあるね。
ミシュリーヌ:どちらにしましょうか……?
……決めました。神罰の矢を習得します。
アンデッド相手に限定されますが、敵の手数を減らすことに大きく貢献できそうなので。

ミシュリーヌは600sp支払って神罰の矢を習得した。

ミシュリーヌ:まだ所持金に余裕がありますね。
あと1つなら、習得できそうですが……。
アルベルタ:攻撃系の術の他に使いたい術があるの?
ミシュリーヌ:中毒や麻痺を治す術も必要かと思いまして。
いくつかそのような効果の術がありますが、どれにしましょう?

ミシュリーヌ:味方を状態異常から保護する術ですか。
ですが、精霊がいると効果が発揮されないとなると、フロランさんの気精召喚と相性がよろしくないですね。

ミシュリーヌ:状況に応じて味方の不調を回復させる術ですか。
こちらはフロランさんの精霊術と干渉する心配がないようですが、今の私では力不足ですね。

ミシュリーヌ:今の私の実力で使いこなせそうなのは血清の法ですね。
ミラベルさん、血清の法もお願いします。

ミシュリーヌは1000sp支払って血清の法を習得した。

ミラベルと雑談

技能交渉が一段落した後、天翔ける追求者とミラベルの雑談が始まった。

ミラベルが今まで訪ねた街の話や、人間観察を趣味とする変わり者の悪魔の話、リューンのどこかに死霊術を伝授する者がいるという噂話など、様々な話題があがった。

その中で、隠れクドラ教徒のオーリガにとっては耳の痛い話も……

アルベルタ:クドラ教って、死霊術を使う邪教だよね?
まだクドラ教徒と戦ったことがないけど、
冒険者を続けてたら、いつかそいつらと戦う時が来るかもね。
ディーター:そうなる日が来る可能性はあるだろうな。
(……実は仲間にクドラ教徒がいるんだよな。秘密をバラして殺されたくないから言わないけど)
オーリガ:(クドラ教徒が外道かぁ……そんなこと言うコイツとは二度と関わりたくねぇな……)

昼時まで雑談が続いた。
ミラベル達は次の目的地に向かう時間が迫ったので、天翔ける追求者と別れることになった。

ミシュリーヌ:ミラベルさん、今日は本当にお世話になりました。
この街に来る機会がありましたら、また運命の羅針盤亭にいらしてくださいね。

収支報告

今日は運命の羅針盤亭にいらしたエクソシストのミラベルさんと技能交渉をしました。
そこで私は神罰の矢と血清の法を習得して、
合わせて1600spの出費。現在の所持金は3290spになりました。

ミシュリーヌ:ディーターさんも新しい術の習得をご所望だそうですが、
予算はいくらお渡ししようか悩んでいます。


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