傾聴2 ラポール!
傾聴パート2
傾聴の第一歩のお話しです。
前回、傾聴とは相手の話を聴くことと言いましたー。しかし、黙って聞いていれば良いというものではありません。相手の鏡のような存在になって、相手の話した内容、その時の感情を伝え、相手が自分自身を振り返り、自ら気づき、課題に取り組んでいくことをサポートするのが、傾聴なのです。
さてー。この鏡のような存在になることって難しいんですよね。技法・手法を知り、練習すればなんとか実施はできると思うのですが…。
実は、「ここ、テストに出まーす!」というくらい大事なのが、【かかわり技法】と【ラポール形成】です。
かかわり技法って、雰囲気づくりとか、距離感とか、守秘義務とか、注意ポイントはいくつかあるのですが、実際の現場だと初対面の問題を抱えた相手に、受け入れてもらえるかどうかの本当にいちばん大切なアプローチ。緊張する時間(お互いにね)。乗るか反るかの重要な時間なのです。
メラビアンの法則を知ってらっしゃる方は、第一印象の重要さをおわかりかと思いますが、面談の前に、自分は他人から見ると、どんな印象なのかをしっかり意識して臨むことが、肝だと思います。
かかわり技法が上手くいくと、ラポールが形成されます。
「ラポール」 ちょっと甘美な響ですが、LOVE的な関係ではないんですよ。むしろ、「私が何とかしてあげなきゃ」みたいに、背負い込む関係を作ることはNGですから!
日本語にすると、「絶対的信頼関係」
途端に、現実的かつ、冷静になりますね。笑 こちらのほうが感覚としては、理解しやすいですね。
どんなことでも、話せるような安心安全の提供と、相手に対して、まっさらな気持ち、全てを受け入れる応対する事が求められます。
さらに、なぜこのラポール形成をしっかりとおこなわなければならないのかと言うと、課題や問題と向き合う段階で、本人が課題に対峙するために、そのサポート役との関係性が、建設的に作用するかどうかが問われるからです。
簡単にいうと、ラポールがあれば多少の壁は一緒に乗り越えようとしてくれるのです。
学生時代に好きな先生の科目は成績が良く、逆に嫌いな先生の科目は成績が悪かった事、ありませんか?そんな感覚です。
クライアントが自ら変容する事をサポートするために、かかわり技・ラポール形成を行っていきます。
傾聴を行いながらね!
次は、傾聴技法について触れていきますねー。
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