この夏猛威をふるっているいも虫🐛🐛🐛
こんにちは😊
お盆の繁忙期が終わり、少し落ち着いたものの、まだ相場が高いままで苦戦中です。😅 今年のお盆は異常な高温が続き、その影響で花が傷みやすく、さらに虫喰い被害も多発しました。結果として、泣く泣く返品した花がたくさんありました。特に厄介だったのがオオタバコガの幼虫🐛による被害です。
この虫🐛は、生産者が花を出荷する時点では卵の状態で、花屋が水揚げする頃に幼虫に孵化します。気づいた時には、すでに花や葉を食い荒らしてしまうのです。この虫による被害は深刻で、花が少なく相場が高騰している中、せっかく苦労して仕入れた花を返品せざるを得ないのは、本当に残念です😓
今後ますます加速する温暖化とオオタバコガの異常発生に備え、業界全体で対策を考える必要がある思っています。
🌿**オオタバコガのライフサイクルを知ろう**🌿
オオタバコガは、特に温暖な気候で活発に活動する害虫です。25°C程度の条件で、次のようなライフサイクルを辿ります:
1️⃣ **卵**
オオタバコガのメスは、生涯で1,000〜2,000個の卵を産みます。卵は約3日で孵化し、幼虫が誕生します。
2️⃣ **幼虫**
孵化した幼虫は、1〜6齢の期間を経て成長します。この期間が約2週間続き、その間に植物の花や葉を食害します。幼虫期は最も被害が大きくなる段階です。
3️⃣ **蛹(さなぎ)**
幼虫は約2週間かけて蛹になります。この間、土の中で静かに成虫になる準備を進めます。
4️⃣ **成虫**
蛹から成虫が羽化し、約10日間活動します。この間に交尾し、新たな卵を産み、再びサイクルが始まります。
このように、オオタバコガはそのライフサイクルの中で花に多大な被害を与えるため、早期発見と対策が欠かせません。特に卵や幼虫の段階での対処が効果的です。
僕たち花屋としては、生産地での対策がとても重要だと感じています。卵が確認できない状態で出荷されてしまうと、市場で売られた後に私たち花屋が大きな被害を受けてしまいます。誰も口に出さないかもしれませんが、この被害は決して小さなものではありません。
生産者の皆さんには、オオタバコガの卵が産みつけられないよう、ぜひ一層の対策をお願いしたいです。そして、消費者の皆さんも、花の生産から店頭に並ぶまでのこのような裏側にも少し目を向けていただけたらと思います。次回☝🏻僕の考える、業界全体で行える温暖化とオオタバコガの幼虫対策について提案してみたいと思います。
少しでも花を長く楽しんでもらえるよう、僕たちも引き続き努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!🌸
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