限界医療系大学生が国試に受かるまでの実体験①
noteを書いているのは、
こんな限界の医療系大学生生活でも国家試験にも受かり、就職出来るんだ。という実体験から成績に悩む医療系学生や今、人生どうしようか、でも諦めきれない。と矛盾した岐路に立つ方へ何かの役に立てればと思い始めました。
緩く、こんな医療系大学生もいたんだ。と思って読んでいただけたら幸いです。
・改めて、簡単な自己紹介
3年制の臨床検査科へ進学後、第70回臨床検査技師国家試験合格。
現在は急性期病院に勤務中24卒の臨床検査技師です。
学生時代の趣味はバイト(週5勤務)
3年間留年ギリギリの学生生活を送りました。3年分を順を追って振り返ってみます。
学生生活
・何となく1年生
高3の12月、元クラスメイトから「やりたいこと無いなら、同じ学校行こう!」と誘われ、臨床検査技師という存在をあんまり知らず、何となく進学。
成り行きで3年間の学生生活がスタートします。当然、入学時オリエンテーションで臨床検査技師を志す学生との温度差に圧倒。
高校の50分講義から90分へ変化し、自分から学びに行かなければ置いて行かれることを知らず、ダラダラと授業を聞き流し時には寝て。
学校が終われば即バイトで復習はせず、疲れて寝る。朝の通学時間もずっと寝る。
殆どの座学で前回学んだ範囲分の小テストがあります。この小テストの点数が定期テストの鍵を握り、再試や落単を決めるといっても過言ではない。
座学は本試・再試・再再試。再再試で60%以下だと落単。持ち越しは3個まで。案の定、再試だらけを前期から経験します。
12/28単位再試(うち必修1単位落とす)
首の皮が一枚繋がったまま。このままではまずいと考え、激動の2年目を迎えます。
・激動の2年生前期
毎回小テストがあり、出来ない人は置いていく。そんな大学のシステムに慣れてきた2年目に学内実習が週3で加わり、月曜日にはレポート提出。
座学は1年次同様、本試・再試・再再試。再再試で60%以下だと落単。持ち越しは3個まで。実習はレポート、確認試験(実技+筆記)で1つでも落とすと留年。
学内実習は講義開始の9時〜その日のノルマが終わるまで。大体20時に終わって22時に帰宅し次の日も学校があるから朝6時起床。
座学もより専門的な内容になり、小テスト対策や実習の予習・復習、20p以上のレポートを通学時間や休み時間、睡眠時間や休日を削ってエブリデイ徹夜生活でほぼ1年間を過ごしていました。
並行してバイトも続けていたので、頻度や勤務時間は減りつつ稼ぐ。
友達と遊ぶ時間は当然減り、疎遠になりました。大学が一緒の友人も余裕がないので帰り道、遊ぶとかもなく。まだ余裕があった生活が一変しました。
はっきり言います。
4大の文系みたいにキラキラした2年生なんて要領良くないと送れません。心も身体も疲弊して、毎日耐えることに必死になります。
それが嫌なら医療従事者にはなれないと思った方が良いです。
医療系学生は特に要領良くないと、誰もが通る道だと思います。SNS見て周りはキラキラしていて楽しそう、、何で?ってなります。😇
でも大丈夫です、皆同じです。
人の命に関わるんですから、大変なのは当たり前なんです。今よりもむしろ臨床に出てからの方が大変です、😇😇
実習に囚われ、座学も難しくなり小テストはボロボロ。前期定期試験を迎え、前期だけで3単位落とします。
後期でどんなに実習の成績が取れても、座学で1単位でも落としたら留年。
しかも1年次に落単した単位を取らなければ留年。
2年生の夏、いよいよ崖っぷちに立たされました。
・崖っぷちの2年生後期
いよいよ救いがなくなって、何もかも変わらなければ自分の人生が終わるところまで来ました。後期に入ると学内実習の内容もより臨床に近づき難易度も上がって、レポートの考察も複雑。ぜんっぜん終わらない!!!!!
でも、今までの勉強方法は単位を落とす。だけど、バイトも減らしたくない。
そう思って遅すぎる生活習慣の改善を試みます。
お陰で、再試は1つまでになりました。
ここから先は恐らく学生(特に医療系学生)にしか参考にならないかもしれませんが、、、
崖っぷちから改善したこと(勉強編)
①マーカーペン、ノートから離れる。
医療系大学の講義はプリントと先生のパワポで進むか、教科書の内容をひたすら解説のどちらかだと思います。
今までは、何となく先生が大事といったところのみにマーカー。少しの解説をルーズリーフに書くでした。
大学の講義って先生が言いたいことノンストップで進むんですよね。だから丁寧に書いたり、家に帰ってまとめるとか範囲が広すぎて続かない。プリントも多いし。マーカーペンだらけで目もチカチカする。やる気も失ったので無印良品の3色ボールペンに切り替えました。
・日によって色を変え、1色のみ使う
・大事なところには___・〰︎、逆説やキーワードには○をする
・記号や余白を利用する
この3つだけしました。
・日によって色を変え、1色のみを使う
その日学んだ範囲をわかりやすくするためです。無印良品の3色ボールペンを使い分けて1講義、1色。前回分と同じ色は使わない。
・大事なところには___・〰︎、逆説やキーワードには○をする
目がチカチカするし、太い線ばっかりのマーカーペンで引いていたことをボールペンに変えただけ。逆説に○をするのは先生が引っかけでテストに出しやすいからです。
・記号や余白を利用する
高値↑、低値↓、測定方法が3つあるなら①②③、心臓から作られるなら心臓の絵など、パッと見ただけで読まなくてもわかるようにします。
②小テストを必ずやり直す
先生方は幅広い範囲から抜粋してテストを作成しているため、そことその周辺は間違いなく重要な箇所なんです。国試にも良く出ることだったりします。
だからこそ、やったままにしないで振り返りをする。高値が出たなら今度は低値が聞かれることもあります、必ず逆の疾患なども覚えましょう🙄
③先生の話を聞く
これは言わずもながです。笑
先生の話は恐らく、教科書読めば長ったらしく書いてあります。
ただそれを丁寧に分かりやすく、時には臨床検査技師時代の経験を含めて90分講義しているんです。
特に臨床経験話は自分が臨床へ出た時「そう言えばそんなこと言ってたな、」となったりするので、働き出してからの手助けになったりします。
崖っぷちから改善したこと(生活習慣編)
①環境を変える
一緒に過ごす友人を選んだ方が良いです。勉強のモチベや向上欲が違う人、怠惰な人、マイナス発言ばかり言う人とは離れるのをお勧めします。
波に乗りたいのに、乗らないように甘い誘惑ばかりしてきます。でも、責任は取ってくれません。甘い方に乗った自分の判断ミスです。
物理的に環境を変えるのも大事です。リフレッシュにもなる。
図書館に行ったり、学校に残って勉強したり、一緒に誰かと勉強し、教え合うのもありだと思います。
カフェ勉強、音楽聞き流しながら勉強は自分には向いてなかった、、、。
②寝る時間を固定する
最低限自分の睡眠時間を決めた方が良いです。何時間睡眠すれば、明日の自分が動けるか把握するの結構大事!!!そこから逆算してタスクを立てます。
徹夜作業はいいものを産まないです。
以上が、2年生までの経験でした。
次は、3年生(臨地実習含む)〜国試までを書けたらと思います。
何かの役に立てたら嬉しいです。👋🏻👋🏻