「ちゃんと自分を持っててすごい」



ってよく言われる。

んなあほな。

そしたら私こんなにグラグラしないのよ。



履歴書を書く。
志望理由を考える。
書き出す。
先輩に意見を貰う。
考える。
わからなくなる。

自分で書いてるだけじゃ不安で、
経てきた先輩を頼っているはずが、
その言葉で何もかもわからなくなってしまったり。

扶養家族数になんて書けばいいかとかで、
悩んでるわけじゃないのよ。
まだその欄は白紙だけれど。


他に志望している業界は、
ちゃんと揃えておいた方がいい?
それに疑問を覚えたのは、
私が仕事内容に重きを置いていないから。

仕事内容を蔑ろにしている訳じゃないけど、
“普通”、揃えた方がやり易いのね。
わかってる。誰も悪くない。
なんなら私はその“普通”が知りたいの。
そのはずなんだけど。


誰かの一言にこんなにも揺らいでいる私の、
どこに自分があるのか。

否定すればするほどに、
「そんなことないよ」待ちの鬱陶しさを、
自分に感じてしまうから程々でやめる。
でも本当に、そんなことないんよ。



長所になんて書けやしない。
就活生の今はそれが全て。

書けない個性は無駄か、存在していない。

それが嫌だって思える程度には、
自分の意見はあるはずなのだけど。





忘れないうちに書き出してね。
深呼吸するために。
息が出来なくても進むんだよ。
私たちにはそれしか残されていないから。
レールを外れないと決めたなら、
選択肢なんて今はひとつしかない。


いちばん嫌いな自分のことを知らなきゃ。

いちばん嫌な時間だけど。



そのうち好きって言えるよ。

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