見出し画像

【参戦記】 Hololive English 2nd Concert -Breaking Dimensions- に日本から参戦した話 ②移動/NY滞在編

この記事は、①準備編 の続きとなります。

【はじめに】

 2024 年 8 月 24 日〜 25 日の 2 日間、Hololive English の 2 回目の全体ライブ「hololive English 2nd Concert -Breaking Dimensions-」(以下、BD) がアメリカ・ニューヨークで開催されました。 
 この記事は、BDに日本から参戦したホロリスによる備忘録(兼ライブレポ)です。ほぼ自分用のまとめですが、今後また海外ライブが開催される際、日本から参戦する人の助けに少しでもなるような形で書けたらいいなと思っています。文章を書くのは得意ではありませんが、ぜひお付き合いください。


【少しだけ自己紹介】(再掲)

  • 名前:はな

  • X: @8716_hana

  • 推し:JP / EN / ID の箱推し

  • ホロリス歴:5 年半(2018 年の年末ごろから)

  • ホロを本格的に見るようになったきっかけ:さくらみこさんのホロライブ加入

  • オフラインイベント参加歴:多数

  • 海外イベント参加歴:EN1stライブ、AFA2023、EN2ndライブ

【おことわり】

 以下ではホロライブメンバーの表記を愛称呼びにしています。(さくらみこさん→みこち、ワトソン・アメリアさん→アメ など)
 これに続く 3 本目・ 4 本目の記事を完全に独立したライブレポート記事とするため、ライブに関しては本記事では扱わず、逆にライブを除く全ての旅程についてこの記事で書こうと思います。予めご了承ください。


 まず、今回の旅程を日別にまとめました。日本時間とアメリカ時間が混在しているため、日付はなんとなくです。

-1 日目 (8/21):日本出発 → 深圳 → クアラルンプール
 0 日目 (8/22):クアラルンプール → 一旦日本到着
 1 日目 (8/23):日本出発 → ワシントンD.C. → ニューヨーク到着
 2 日目 (8/24):BD day1
 3 日目 (8/25):BD day2 → ニューヨーク空港出発
 4 日目 (8/27):一旦日本到着
→ 日本出発 → クアラルンプール
 5 日目 (8/28):クアラルンプール → 深圳 → 日本到着 

 本来であれば太字にした部分のみの旅程で終わりになるはずなのですが、前回触れたように、値段を抑えるために特殊な経路の航空券を購入したため、前後に追加の移動旅程がくっついています。
 太字でない部分については今回の参戦記においては本質的でないため、軽く触れる程度にしようと思います。

【-1日目:日本出国(?)】

 8/21の昼に成田空港を出発し、中国・深圳空港に向かいます。深圳航空の便に乗ります。中国には行ったことがないので少し緊張しました。しかも、日本人がほとんどおらず周りがほぼ全員中国人ファミリーだったので更に緊張しました。

飛行機の機体

 夜 7 時頃に深圳空港に到着です。日本との時差は 1 時間です。

深圳空港国際線ターミナル。広々として静かでした。

 ここで国際線乗り継ぎを行いました。窓口のスタッフさんに英語が通じず、翻訳機を使って英語 ↔ 中国語 の翻訳をしつつ、どうにか手続きを終えることができました。ここから深圳航空の便でクアラルンプールに向かいます。23時出発です。


【0日目:日本帰国(?)】

 8/22 になりました。 4 時間強のフライトでクアラルンプール空港に到着です。日本との時差は 1 時間、深圳と同じタイムゾーンです。

クアラルンプール空港。時刻は午前3時半。

 深圳からの便の中ではあまり寝られませんでした。まさに丑三つ時で、旅行者の気配もまばらでしたが、多くの空港のスタッフの方が懸命に働かれていました。本当に頭が下がります。
 クアラルンプール空港で 3 時間程度待機し、成田空港行きの便に乗り換えます。ここからはANAの便です。日本の航空会社というだけで、一気に安心感が増しますね。

機内食。おいしい。

 午後 3 時頃に成田空港に着きました。24 時間かけて日本(成田空港)にそのまま戻ってきたことになります。いったい何をやっていたのでしょうか…

三角跳びです

 成田空港からそのまま自宅に戻り、翌日に備えて就寝です。飛行機内で既に合計 16 時間近く過ごしており疲労困憊でしたが、自宅に帰れたことでかなり回復できました。


【1日目①:日本出国】

 8 月 23 日、気を取り直して、いざアメリカへ出発です。一昨日・昨日は成田空港を利用していましたが、この日は羽田空港から出発します。実は間違って成田行の電車に乗ってしまったのですが、乗ってすぐに誤りに気付くことができどうにかなりました。
 空港に向かっている間はおはポルをBGMにしていました。朝活助かる。
 
 羽田空港に到着です。出発前に一枚。

青のruffianのぬいぐるみ、今回の旅の相棒です

 出発前にラウンジで一息つきつつ、この時間にある作業を行っていました。それは、YouTube上でのオフライン再生用の動画ダウンロードです(実はこの作業はこれまでのフライト時にも行っていましたが、ここで改めてちゃんと書きます)。

 YouTube Premium の機能で、インターネット環境がない場所でも、予め保存しておいた動画をオフラインで再生できるというものがあります。(参考) 
飛行機内でもWi-Fi環境はあるのですが、2024 年 9 月現在、日本と米国を結ぶほとんどの便で有料な上、接続しても、YouTubeやNetflixなどのストリーミングサービスで動画を視聴することができません。
 短時間のフライトであればよいのですが、日本ーアメリカ間のフライト時間は12時間以上と非常に長く、他にやることがないと手持ち無沙汰になってしまいます。
 このYouTube Premium の機能を使うことで、フライトの間も(予めダウンロードしておいた)好きな動画を視聴できることになります。
 
 こんな感じ。

この他にもたくさん

 渡航のバタバタで8/20あたりからほとんどライブ配信を見れていなかったので、気になるアーカイブをいくらかピックアップしてダウンロード。ライブで歌われそうな曲もどんどんダウンロード。その他とにかく聞きたいと思った曲もダウンロード。機内でしっかり寝たいと思った時用にASMRもついでにダウンロード。
 このダウンロード作業ですが、1動画につき数分くらい時間がかかるので、出発前に余裕を持って行えるとよいです。また、言うまでもなく容量を大きく食うので、Wi-Fiの使用を強く推奨します。
 また、このダウンロードは端末毎に行う必要があります。つまり、自宅のパソコンでこの作業を行ったからといって、飛行機内で自分のスマートフォンで視聴できるようになるというわけではありません。視聴したいデバイスでダウンロード作業を行うようにしましょう。

 もちろん、機内には航空会社が用意してくれているエンターテインメントもありますので、そちらを視聴するのもアリですし、他にやることがあればそちらに集中するのもよいでしょう。
 私も他に作業があったので、作業BGM代わりにするつもりで、いろいろとダウンロードしていました。

=====
 余談ですが、最近ではストリーミングサービスが利用できるWi-Fiサービスを提供している便も一部あるようです。自分が搭乗する予定の便について、事前によく調べてみてください。(逆に、深圳航空のようにWi-Fi自体をそもそも搭載していない便もあります。)
 また、機内のWi-Fiサービスは原則として有料です。基本的には 1 フライトで 15 〜 20 ドル(2500 円程度)かかります。つい先日、ANAがビジネスクラス以上の搭乗客に対するWi-Fiサービスの無料化を始めていたように、上位クラスの場合は無料となることもあります。また、決済は原則クレジットカードのみです。
 私が把握しているところだと、シンガポール航空は予め無料のマイレージ会員に登録しておくことで、エコノミークラスであっても無料でWi-Fiサービスを利用することができます。米国直行便は成田〜ロサンゼルスの1日1便のみ運行ですが、節約したい人はぜひ選択肢に入れてみては。
=====

 ということでダウンロードも終わり、いざアメリカへ出発です。アメリカまでは13時間弱の飛行です。

8/23 10:50-10:35 東京(羽田) → ワシントンD.C. NH102

 今回の旅程はかなりのハードスケジュールであり、その上時差も大きいため、この機内でしっかりと睡眠を調整しておく必要がありました。日本を出発した時点でニューヨークは夜の10時くらい。ということは、出発して少ししてから寝ることでちょうどいい感じにニューヨークの時間に合わせられそうです。
 しかし、そんな簡単にぐっすりできる訳ではありません。日本はちょうどお昼〜夕方の時間帯。眠気がなかなか来ない上に、一度寝れても数時間で目が覚めてしまいます。
 逆の意味で眠気との戦いを繰り広げながら、アメリカへ向かいます。寝て起きてを繰り返し、もはやどれくらい寝たかもよく分からなくなってきて、疲れが溜まっていきます。

機内では、ほかほかスープの提供もありました。身体が温まります。

【1日目②:アメリカ到着】

 長いフライトの末にアメリカに到着です。日本との時差は 13 時間になります。8 月 23 日の午前 10 時過ぎに日本を出発して、8 月 23 日の午前 10 時過ぎにアメリカに到着するというのは、なんか変な感じです。
 到着したのはニューヨークではなくワシントン D.C. であるため、ここから飛行機を乗り換えてニューヨークへ向かうことになります。
 ワシントン D.C. では入国審査を受けましたが、特に難なく突破できました。「2泊短くない?」などと指摘されてもおかしくないと思っていたので、少し意外でした。
 
 乗り継ぎ便を待っている間に、Xを見たり、YouTubeを眺めたりいろいろしていました。 どうやら私が飛行機に乗っている間にリリィ様はカオスな凸待ちをし、あくたんは船長と対談をした後にオムライスを作っていたようです。

 アメリカ国内線に乗り継ぎです。

 8/23 12:35-14:03 ワシントンD.C. → ニューヨーク(LGA) NH7554

「NH」(全日空便)ではあるがコードシェア便。ユナイテッド航空の運航便。

 ここでプチトラブルが。搭乗も終わりいざ出発と思いきや、なかなか離陸せず。どうやらアナウンスによれば、飛行機の混雑で出発が数十分遅れるとのこと。
 アメリカに到着して早速大丈夫かという感じでしたが、かといってどうすることもできないので、機内で作業をして時間つぶしをしていました。
 結局 1 時間遅れで13 時半ごろに出発し、ニューヨークには本来の予定から 30 分程度遅れて 15 時前の到着となりました。30 分近く巻いたのはすごいですね。

NY到着直前

ということで… ニューヨークに到着です!

WELCOME TO ♡ NEW YORK
I ♡ NY

15:15 ごろ
 早速空港からホテルに向かいます。ホテルまでは Uber を使いました。大体 30 分くらい車に揺られ、エンパイア・ステート・ビルの近くのホテルに到着。チェックインなどを済ませて、ようやく落ち着いて休むことができました。
 やはりかなり疲れていたようで、シャワーを浴びてすぐ眠りについてしまいました。日本時間では午前 5 〜 6 時ごろということもあり、体内時計的にも限界でした。
 体力に余裕があれば Anime NYC に行こうなどと出発前は考えていましたが、やはりキツかったです。。。

21:00 ごろ
 眠りから覚めたころにはすっかり夜になっていました。なにはともあれ夕食を取ります。明日から頑張りましょうということで、景気付けにステーキ(サラダとパン付き)と、デザートにアイスをいただきました。

かなり大きくてびっくり
ruffian ぬいぐるみも疲れたようです

 ちょうど食べている最中におはスバが始まったようです。すっかり夜なのにおはスバ… いつぞやのスバルの言葉を借りるならば「頭バグっちまうよ!!」という感じでした。とはいえ、いつもの元気なスバルを見ているとこちらも元気になります。助かる。

 頭がバグりそうになりながら、翌日の準備や荷物の整理をしていました。すると、今度はカリオペの配信が始まりました。

 ライブ前夜にチルい感じの雑談と思いきや、他のENメンバーも登場し、前夜祭と言わんばかりの楽しい時間になりました。

 ライブ前夜のこういう雰囲気、豊洲の 1stライブのときからずっと好きです。

 まだこの時は「ホロライブ English」も「ホロライブインドネシア」も存在すらしていなかった時代でした。数年後にホロライブがここまで大きくなっているとは、そして海外現地ライブに自分が参戦しているとは、あの日豊洲PITで8時間くらい並んで「足がおつなきり〜(泣)」などと言っていた私には全く想像できませんでした。

 少しエモい気分になりつつ、カリオペ枠を最後まで見届けてそのまま就寝しました。


【2日目:BD 1 日目】

10:00 ごろ
 ライブ 1 日目の朝、少し遅めの起床です。ホテルで朝食をいただき、出発前にこの日の計画を練ります。前回の記事でも書いた通り、Anime NYCは 2 日目のチケットが完売していたため、この日は以下のような感じで動こうと計画しました。

  • とりあえずつじ田に行きたい

  • 会場周辺のことをほとんど把握できていないので、余裕を持って開場 45 分前 (16:15) には現地最寄り駅に到着しよう

  • ライブ終了後はホテル直帰(治安的な観点で)

 この計画から逆算するに、観光名所などをじっくり見て回る時間はないと判断したため、「昼過ぎのタイミングを狙ってつじ田へ向かい、そこからNY街を歩きで散策しつつ駅に向かい、地下鉄に乗って会場周辺へ向かう」というプランを立てました。

12:00 ごろ
 ホテルを出てつじ田へ向かいます。前回の記事でも触れましたが、絶対行こうと決めていた場所なのでわくわくです。
 この店舗はニューヨーク州ではなく、隣のニュージャージー州にあります。とはいってもかなり遠くにあるわけではなく、川を挟んで向こう側です。地下鉄とバスを乗り継いで向かいます。

中央下のピンがホテル、左上のピンが目的地のつじ田

13:30 ごろ
 約1時間の移動で到着です。店外にいくらか海外ホロリスの姿が見えました。何気にここまでの旅程でホロリス(らしき人)に全く会っていなかったので、ようやく自分の中に安心感が湧きました。

外装にも Myth の 5 人が!

 入店します。店内も Myth コラボ仕様になっていました! Myth メンバーのオリ曲がBGMで流れていて、テンションがさらに上がります。

 注文は全て自分のスマホから行う形式でした。ぐらのチャーシューつけ麺、キアラのオレンジソーダをオーダーします。
 目の前に箸とれんげが置かれて一安心。アメリカのラーメン店では、場合によってはフォークとスプーンしか用意されていないところもあるらしく、もし今回もそうだったらどうしよう…と少しだけ不安になっていたのですが、杞憂だったようです。

日本では当たり前の光景ですが、アメリカで見る箸は少し特別に思えました

 10 分程度待って、ラーメンが運ばれてきました。

1 人につき 1 つ、ランダム缶バッジも貰えました。カリオペバッジです。

 かなりお腹が空いていたので、すぐに完食してしまいました。とても美味しかったです。日本人の私でも大満足の味でした。
 またニューヨークに来る機会があれば、ぜひ訪れたいなあと思いつつ、店を後にします。

↓↓今回訪れた、つじ田さんのインスタ↓↓

※ ちなみに、前回の記事で

 この他にも、ENライブ 1 日目の昼にはニューヨーク市内の公園でファン主催の大きな交流イベントが開かれるという情報もキャッチしていました。私は日付の勘違いで参加しそびれてしまいましたが…

と書きましたが、これに気付いたのがちょうど店内でラーメン待ちをしているときでした。今から向かっても間に合わないなあ、やっちまったなあ…と思いつつ、ラーメンを食べていたのでした。

14:30 ごろ
 腹九分目でとても満足ですが、今日のメインイベントがこの後に控えています。ライブ会場に向かいます。
 ただ、バス+地下鉄を使うと逆に早く着きすぎてしまいそうなので、地下鉄の駅までは徒歩で向かうことにしました。

この川に掛かる橋を徒歩で進んでいきます

 3 km程度歩き、ライブ前の良い準備運動になりました。

ジョージ・ワシントン橋
きれいな景色です

 ニューヨーク・マンハッタンに戻り、ここからは地下鉄に乗って会場のキングスシアターに向かいます。

 この地図の通り、つじ田と会場は正反対の位置にあるのですが、地下鉄でで 1 時間程度で移動できます。
 地下鉄の電車内は電波が弱く、ライブの情報収集ができなかったため、YouTubeに保存していたホロ曲をとにかくリピートしながら、改めてセトリ予想をしていました。

16:05 ごろ
 会場最寄り駅の Beverly Rd 駅に到着です。周りにはホロリスがかなりいました。ここの人混みを見ただけでテンション急上昇です。ただ、交流イベントに参加していたり、Anime NYCに参加していたりといったホロリスも多かったようで、この時間帯はまだ大混雑というわけでもありませんでした。

 ライブで喉をやってしまわないように、近くのスーパーでドリンクを購入してから、いよいよキングスシアターとご対面です。

祝・満員御礼!

 この時点で自分の中での盛り上がりは最高潮でした。入場待機列に並び、開場の17時を待ちます。
 すると、係員のある言葉が耳に入ってきました。

「食べ物や飲み物は会場内に持ち込まないでくださいね」

 あっ。そうでした。
 つい先程、ライブで喉をやってしまわないようにと飲み物を買いましたが、そもそも会場内持ち込み不可のレギュレーションになっていたのを完全に忘れていました。

https://www.kingstheatre.com/your-visit/faq/ より。

 ということで、せっかく飲み物を 1.5 L 分買ったのにもかかわらず、入場までに頑張って全て飲み干すという苦行に勤しんでいました…。

 余談ですが、前回のLAの1stライブのときは 500 mlペットボトル1本まで持ち込みOKだったので、今回はさらに厳しめのレギュレーションになります。(もちろん、どちらも会場内で飲料販売があります)
 日本でも、2024 年 5 月の超超超超ゲーマーズが当初このレギュレーションでしたが、紆余曲折あってかなり緩和されていましたね。
 日本の fes のときのレギュレーションが当たり前だと思わず、しっかり会場毎のレギュレーションを事前によく確認しておくことの重要性を身を持って思い知らされました。

=============
入場〜退場までは ③ライブレポート編 ( DAY 1 ) にて!
=============

20:55 ごろ
 
ライブのあとの高ぶる気持ちを抑えながら、来た道をそのまま戻ってホテルに向かいます。幕張メッセから海浜幕張駅に向かうようなものです。
 会場の前でしばらく余韻に浸っていたいところではありますが、ここはニューヨーク、深夜まで外をうろついていたら何があるか分かりません。混雑の波に巻き込まれる前に地下鉄に乗り、マンハッタンへ戻りました。
 行きと同じく、地下鉄の電車内は電波が弱かったため、一人でただひたすらにライブの脳内感想会をしていました。明日もあるという事実に脳が震える。

終演後の会場前、大熱狂です

21:30 ごろ
 
ホテルに到着しました。ようやく一息つけます。
 YouTubeを覗いてみると、Justiceのメンバーやオリーが同時視聴をしていたようで、本当ならすぐにでも一緒に見返したかったのですが、次の日のこともあるためここは我慢。明日の準備をします。

 明日でホテルもチェックアウトするため、荷詰めなども済ませてから就寝です。まだ時差の影響が残っていたからか(日本は翌28日の昼)、 それともライブの興奮が抜けないからか、眠りに入るまでにかなり時間がかかりました。


【3日目:BD 2 日目】

9:30 ごろ
 ライブ 2 日目の朝ものんびり起床です。朝食をいただき、チェックアウトの準備をして、昨日同様に計画を練ります。

  • 飛行機搭乗の関係で深夜 2 時まで起きている必要があるので、無理な動きは避けて体力を温存したい

  • 昨日のこと(会場大混雑で飲み物を買うにも数十分並ぶ必要あり)を考えると、開場 1.5 時間前くらいには現地に着いておきたい

  • 終演後はホテルに預けた荷物を引き取り、そのまま空港に直行

 という感じで、体力温存 + 1日目以上に余裕を持った移動 の 2 つを念頭に置いて、行動することにしました。昨日のキングスシアターの混雑がなければ Anime NYC に行くことも考えたのですが、余裕を持って現地入りをするために今回は行かないことに決めました。
 「ホテル近くの観光名所であるエンパイア・ステート・ビルを訪れ、そこから会場にゆとりを持って向かい、終演後はホテルに戻って空港へ」というルートで、この日は動くことにしました。

11:30 ごろ
 
ホテルのチェックアウトを済ませ、スーツケースを預けてから、エンパイア・ステート・ビルに向かいます。
 徒歩数分で到着し、チケットを購入して早速入場です。日本のスカイツリーと似たような感じで、NY全体を見渡すことができました。ちなみにホロリスも少しだけいました。

NYの街並み
CAPTURE THE MOMENT に思わず反応してしまいました

14:15 ごろ
 
エンパイア・ステート・ビルを後にし、近くのスーパーで軽く買い物をしてから、会場のキングスシアターに向かう地下鉄に乗ります。
 昨日と同じ経路なので、スムーズに移動できました。

15:30 ごろ
 
何事もなく会場に到着です。昨日より早めに到着したおかげで、まあまあ前よりの位置で待機することになりました。
 今日は一旦列に並んだタイミングで手荷物のチェックがありました。恐らく昨日の反省を活かして、オペレーションが少し変わっているようです。もしかして今日はいい感じに入場できそう?と思いつつ、開場を待ちます。

=============
入場〜退場までは ④ライブレポート編 ( DAY 2 ) にて!
=============

20:05 ごろ
 急いで地下鉄でホテルに戻ります。ちなみに、会場最寄りの Beverly Rd 駅にも海外ニキが沢山おり、コールが発生したり色々盛り上がったりしていました。さすがアメリカ。
 私も一緒に盛り上がりたいところでしたが、5時間後には飛行機に乗らなければならないため、泣く泣くホテルへ戻ります。
 予約時には全く意識していなかったのですが、会場最寄り駅からホテル最寄り駅まで乗り換えなしで電車 1 本で移動できたので、かなり体力温存に繋がりました。

21:00 ごろ
 ホテルに到着です。ホテルのロビーには、自分の他にもBDに参戦していたであろう海外ニキが一人いました。Tシャツを見ただけで同志であると分かるのがいいですね。
 スーツケースをピックアップし、Uber でJFK空港に向かいます。

22:00 ごろ
 空港に到着しました。荷物の預け入れとチェックインを行います。流石に空港にはホロリスと思われる姿はおらず。

搭乗券もゲット。

 相当疲れていたのか、出国時の荷物検査ブースにタブレットを置き忘れるやらかしをしてしまったのですが、無事回収できました。 
 出発時刻までは十分余裕があるため、夕食をとりながらBDの感想ポストを漁っていました。

25:00 ごろ
 
飛行機に搭乗です。 2 日半のアメリカ滞在を思い返しながら、そしてBDの感動と興奮を思い返しながら、アメリカに別れを告げます。

8/26 02:00-05:00(+1) ニューヨーク(JFK) → 東京(羽田) NH159

 日本に到着するのは 27 日の午前 5 時、ここから14時間のフライトです。ようやくアメリカ時間に身体が慣れてきたところでしたが、また日本時間に戻す必要があります。
 アメリカを出発した時点では日本は夕方なので、あと数時間起き続けてフライトの後半で寝ることができればベストだったのですが、疲れには抗えずすぐ就寝してしまいました。

機内モニターで外の様子も見れる、最新の機体でした

 これまでのフライト同様、オフライン再生機能を用いて機内でホロのアーカイブをいくらか追っかけ視聴しました。
 湊あくあわかり手選手権、あくしおがすごかった。


【4日目:日本帰国! からの…?】

 午前 5 時、ちょうど朝焼けがきれいなタイミングで羽田空港に着陸しました。既にこの時点でBD 2 日目からほぼ丸一日経っていることに驚きつつも、無事帰国できたことに一安心です。

久しぶりの日本!

 羽田空港内のマクドナルドで朝食を取り、そのまま電車で自宅に戻ります。自宅に着き、既に午前8時を回っていましたが、体力回復のために少しだけ仮眠を取ります。
 実質的な遠征としてはここで終了です、お疲れ様でした!

(以下、ホロライブ要素はありますがENライブ要素は出てきません)




 その数時間後…




 私は成田空港にいました。まともな航空券を買っていればさきほどの羽田空港到着で終わりなのですが、特殊な航空券を購入したため、フライトがまだ3つ残っています。

8/27 17:30-23:55 東京(成田) → クアラルンプール NH815
8/28 02:30-06:40 クアラルンプール → 深圳 ZH332
8/28 12:25-18:00 深圳 → 東京(成田) ZH651

 -1 日目、0 日目の内容をそのまま逆向きで繰り返すことになります。いったい何をやっているのでしょうか…

三角跳びをもう一回やることになります

 ということで、成田空港からクアラルンプール空港へ向かいます。

 行きの便同様、ほかほかスープを飲みながらリラックスです。しかしこのとき、私の頭の中には 2 つの大きな心配事がありました。

 1. 台風 10 号の影響を受けずに日本に帰国できるか
 2. 仮に台風の影響を受けたとして、8/28の20時までに日本に帰国できるか

 2024 年の 8 月下旬は、超ノロノロ台風が日本を襲いました。進路予想がどんどん変わり、自分の旅程にどう影響するかが全く読めなかったため、アメリカ滞在中も常に動向を注視していました。
 当初は以下のような予報で、27 日の午後出発である、東京成田 → クアラルンプール の便が一番影響を受けそうでした。

https://weathernews.jp/s/topics/202408/230185/ より引用。

 ここから予報がどんどん変わっていき…

https://weathernews.jp/s/topics/202408/250075/ より引用。
https://weathernews.jp/s/topics/202408/270235/ より引用。

 27 日の時点では、28 日の昼に中国から日本へ向かう、深圳 → 東京成田 の便にダイレクトに影響が出そうになっていました。
 とりあえず、日本からクアラルンプールに向かうANA便には影響は出なかったものの、残る深圳航空の便への影響が未知数…。不安に怯えつつの移動です。

 そしてもう一つ、台風の影響をいくらか受けてもしょうがないとしても、 8 月 28 日の 20 時までに日本に戻ってこられるかというのが最大の心配事でした。
 ここまでこの日時にこだわる理由は、これです。

 湊あくあ卒業ライブです。この記事の前半でも触れた通り、飛行機のWi-FiではYouTubeの視聴ができません。(その上、深圳航空の便ではそもそもWi-Fiが提供されていません。)
 したがって、この卒業ライブをリアルタイムで見届けるには、開始時刻である 20 時までに成田空港に戻らなければなりません。
 生誕・周年ライブなどであれば「後で見返そう」でいいのですが、今回は話が違います。どうしてもリアルタイムで視聴したいと思っていたため、台風がおとなしくしてくれることをただ祈るのみでした。
 深圳 → 東京 の便は、定時であれば 18 時到着です。そのため、 2 時間の余裕があったのですが、何があるかわからず、ただただ不安でした。


【5日目:日本帰国 vs 台風】

 ちょうど日付が変わる少し前くらいのタイミングでクアラルンプールに到着です。日本との時差は1時間、日本は深夜0時過ぎくらいです。ここから深圳航空の便に乗り継ぎます。しかし…

 電光掲示板を見てみると、私が搭乗予定のZH 332 便のところには "LEWAT"と記載されています。マレー語で「遅延」という意味です。思わず頭を抱えてしまいました。
 どうにかなれ、どうにかなれと祈りながら、飛行機の出発を待ちます。空港ではWi-Fiが使えるので、YouTubeでホロメンの生配信を見て不安を和らげることにしました。

 クアラルンプールの地で一人号泣です。あくぺこでラムベガスに向かっているシーンあたりから見始めたのですが、ぺこらのプレゼントのシーンで完全に涙腺がやられました。

 ちょうどこの配信枠が終わったころ、空港アナウンスが流れてきました。どうやら 1 時間遅延で出発が決まったようです。よかった。

クアラルンプール空港はこんな感じです

 時刻は午前 3 時半(日本時間午前 4 時半)、外は真っ暗ですが、深圳行きの便で出発です。飛行機内でたっぷり睡眠を取り、ここからの日程に備えます。

 深圳空港に着いたのは午前 7 時 20 分頃、すっかり外は明るくなっていました。残すフライトはあと 1 つです。朝食を取り、12 時半発の最後のフライトに備えます。
 見逃していたホロメンのアーカイブが沢山あったため、5 時間以上の乗り継ぎ待ちは苦ではありませんでした。

 時刻は午前 11 時を過ぎ、出発予定時刻が近づいてきますが、搭乗案内が全くかかりません。11 時半、12 時になっても全く動きがなく…。そして…

私が搭乗する予定の便は一番上のものです

 Delayed です。私は再び頭を抱えてしまいました。しかも、私が乗る成田行きの便だけ、ETD(Estimated Time of Departure)が記載されていません。つまり、遅延かつ出発時刻未定ということです。
 
 絶望的な状況ですが、私には空港で待つことしかできませんでした。状況が変化したのはそこから約 1 時間半後、14 時頃でした。ようやく、搭乗案内のアナウンスがかかりました。絶望が希望に変わった瞬間でした。
 新しい出発予定時刻は14:25、元々の出発時刻から 2 時間遅れです。ということは、到着もおよそ 2 時間遅れることになるため、18 時到着予定だったものが 20 時になるということです。

1. 台風 10 号の影響を受けずに日本に帰国できるか
2. 仮に台風の影響を受けたとして、8/28の20時までに日本に帰国できるか

 こう心配していた私にとって、20時到着予定というのはあまりにヒヤヒヤする展開です。この予定から少しでも到着が遅れればアウト、遅れなければセーフ。どうにかこのまま何事もなく日本に着いてくれという思いで搭乗しました。機内でもずっとソワソワしていました。
 

この遠征での最後の機内食です


 そして、日本に到着。時刻は…

 到着時刻 19:43、なんと 15 分近く巻いての到着となりました。ありがとう深圳航空。この御恩は忘れません。

 ということで、成田空港からあくたんの卒業ライブを見届けることができました。そして、このENライブ遠征も本当に完結となりました。
 ENライブとあくたん卒業ライブの 2 つの余韻に浸りながら、成田空港からの電車に乗り、帰宅しました。


 今回省略した部分については、次回以降の記事で書く予定です。ぜひ最後までお付き合いください。

(③ライブレポート編 ( DAY 1 ) へ続く…)


 最後に、今回の旅程で得た個人的教訓を簡潔にまとめておこうと思います。とはいえ、ほとんどが「ホロライブの遠征だから」というよりは一般的な旅行のtipsになるかと思います。

  • YouTubeのオフライン再生機能は神

    • ダウンロードに時間がかかることだけ注意

  • Wi-Fiの手配、海外データ通信の準備を忘れずに!

    • 容量無制限プランがおすすめ、変に苦労をせずに済む

  • 余裕を持った日程を組むことが重要

    • 基本はどのスポットも「行ければいいな」くらいの気持ちで

    • プランB・プランCくらいまで持っておくと安心

  • 体力的に無理しない日程にすることがとても重要

    • 慣れない地で無理をするのは厳禁!

    • 移動手段についてはメリットやデメリットをよく比較すること。疲れ、コスト、治安等の要素からどれを優先するか、よく考えるべき。

  • 下調べは入念に

    • なんでも当たり前だと思い込まない

    • お得情報を見逃さないように


 追記的な感じになりますが、1 つだけホロリスの海外旅行で気をつけておきたいことがありました。それは、YouTubeの配信枠開始時間を見て頭がバグりそうになることです。
 スマートフォンやノーパソは、頭が良いので海外で使用すると勝手に本体時刻を現地時間に合わせてくれるのですが、それにより枠開始時刻も連動して動き、表示で混乱しそうになります。

 例えばこんな感じ。

 今回の遠征とは別の海外渡航のときのものを使っているのですが、ぺこらが午前 4 時からモンストをすると表示されています。
 既に現地のタイムゾーンに慣れてしまえばそこまで驚くことでもないのですが、現地到着直後にこの表示を見ると、この兎はド深夜になにやってるんだ…!?と流石にびっくりします。

 これも似た感じで、深夜 3 時にボイトレ帰り歌枠…!?? と、あまりにびっくりしてしまいそうです。(枠取りが早いホロメンほどこのびっくりが起きやすいです)

 定期配信枠の場合は特に混乱します。例えば、この記事の上部でおはスバを例に挙げましたが、日本時間で土曜 10 時スタートの枠は、ニューヨーク時間(東部標準時・サマータイム有)では金曜 21 時スタートになります。

 これと逆の現象もあります。例えばフワモコモーニングは日本時間では(サマータイムありの場合)午前 0 時からの開始ですが、ロサンゼルスで視聴すれば、左上の表示通り午前 8 時開始になります。本当の「朝」にリアルタイム視聴するフワモコモーニングはかなりおすすめです。(海外ニキが羨ましい…)


 また、JPホロメンのポストなどを見ると、「今日は◯時からマイクラやるぜ!」のようなことが書かれていることがありますが、この時間表記はあくまで現地時間ではなく日本時間での話なので、これも頭がバグります。特に現地のタイムゾーンに慣れてから起きやすい現象ですね。

 この現象は、時差に馴染みのない日本の地理的要因もあってか、JPメンバー特有です。

 海外だと、例えばアメリカ本土では4つのタイムゾーンがあるため、(情報の受け取り側のタイムゾーンが確定しない限り)「◯時からです」と告知しても上手く伝わらず、「太平洋標準時で◯時から」のように、タイムゾーンを明らかにしながら伝える必要があります。
 インドネシアも国内に 3 つのタイムゾーンが存在するため、同様にタイムゾーンを明らかにしないと上手く告知できません。

 このようなこともあって、EN/IDメンバーはほぼ全ての告知に(複数の)タイムゾーン表記を付けています。ENメンバーはPDT, JSTの2つを、IDメンバーはWIB, JSTの 2 つを記載しているメンバーが多い印象です。他にも、ぐら・公式情報はEDT、ネリッサ・しおりんはCST、ジジやリズはGMT、セシィやキアラはCESTなど、バリエーション豊かなタイムゾーン表記があります。
 また、特にセシィにこの印象が強いのですが、ポストで「◯時」とは記載せず、in 4 hours のように「後◯時間だよ」と告知するパターンも見られます。


 

 このように、ホロメンの配信は時差の影響を強く受けやすいです。頭がバグる原因になるので、十分注意しましょう。

いいなと思ったら応援しよう!