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カレイ投げ釣り必須アイテムを紹介!

カレイの投げ釣りシリーズ第2弾は、「これがなければダメ」「これがあれば便利」というグッズをピックアップ。

これから本格的にカレイの投げ釣りを始めたい人はガン見すべし!

大物イシガレイも確実にキャッチ!

目次
1、コンパクトな収納
2、クーラーはコックピット
3、三脚の活用方法
4、キープグッズ

コンパクトな収納

防波堤からのカレイ釣りでは、駐車場所から釣り座を構えるポイントまで、荷物を持って移動することになる。

持参するのは、竿、リール、三脚、クーラー、水汲みバケツ、エサ、小物類などで、数え上げたら相当のボリュームとなる。

そこで、その全部を持ち運ぶ時に、次のようなアイテムを使用すれば、コンパクトに収納できて楽に移動することができる。

【ロッドケース】
カレイ釣りの場合、複数の竿を使用することが多いが、それをスッキリと収納できるロッドケースがあると便利。

全長165 cmで並継投げ竿まで入る

この中には予備を含めた5本の投げ竿(振出し)、三脚3組、タモの柄と玉網がスッポリと入る。

先端部に把手が付いてあるため、段差の大きい箇所でもリフトアップも簡単。また、防水性の高いタイプを選べば、不意の雨や雪に見舞われても安心だ。

【キャスター】
多数のオモリ、クーラー、小物類などを持参するため、その合計重量はハンパない。
これらを少ないチカラで運ぶには、キャスターがあるとメチャメチャ助かる。

背負子にもなるのが嬉しい

画像のキャスターは、旅行で使用されるキャスターバックのように、防波堤上をコロコロと転がしながら移動できて、身体への負担もかなり軽減できる。

筆者はカレイの投げ釣りだけではなく、磯でのホッケ釣りシーンでは、背負子としも活用している。

【リュック】
こちらも防水性があるタイプで、上下にセパレートされていて収納性も使い勝手も抜群。

オールインワンの大容量設計

上段には予備リール、替えスプール、自分の食糧やドリンク、アイウェア、ティッシュペーパーなど、何でも収納できる容量だ。

さらにサイドポケットもフル活用し、ビニール袋、グローブ、タオルなども折り畳んで入れられる。

下段には大型リールを4個収納可能

下段は内部が十字状にセパレートされており、投げ専用リール4個をジャストインできる。

クッション性も兼ね備えてあり、積み下ろし時の衝撃を和らげて、大切なリールをガードしてくれる。

また、これらのバック類で重要視したいのは、付属しているファスナーの性能だ。

以前に購入した他メーカーのロッドケースやシステムバックは、ほんの数回の使用でファスナーが塩噛みして固着…。

強く引っ張ったところ、ファスナーのグリップパーツが破壊し、使い物にならなくなってしまった。

今回載せている各バックは、購入から何年も経過しているが、そんな塩噛みは皆無でストレスフリーな使用感に満足している。

クーラーはコックピット

筆者はカレイ釣りのみならず、他の釣りでもクーラー周りを重視している。

【竿立て】
エサ付け、仕掛けやルアーの交換、針外しや血抜き作業など、釣りの最中に発生する一連の流れの中で、竿を地ベタに置かず必ず立て掛けるようにしている。

それをサポートしてくれるのが竿立て、ロッドホルダーなどと呼ばれる物だ。

カレイ釣りでは複数の竿を置けて便利

釣り場に持参するクーラーに貼り付けて使用しているが、竿だけではなくタオル、時計を掛けたり、ゴミ袋が風で飛ばされないようにも出来てまさにマルチパーパス。

現場の全ての作業に欠かせない存在

これを使うと自分は動かずにあらゆる動作をスムーズに行える。
また、リールが地面に触れないため、リールの保護効果もある。

そして何よりも、オモリの重さを活用すれば常にラインにテンションが掛かった状態をキープできるため、エサ付け、針外し、仕掛け交換もスムーズに進む。
また、チカラ糸、天秤、オモリなどの交換時に大いにも役立っている。

【エサ箱】
北東北のカレイ釣りでは、アオイソメがメインの付けエサとなる。そのボリュームは複数の竿を並べて1日アタリを待つスタイルのため、相当の量を持参することになる。

アオイソメは1キロ必要かも…(笑)

青森県内では、青森市内にある「そふえ釣具」、平内町にある「つり具のモトオ」さんに長年お世話になっている。

青森市内にある「そふえ釣具」
夏泊半島入口にある「つり具のモトオ」

しかし、アオイソメを長時間に渡って野晒しにしたり、直射日光に当てたり、雨や夜露に濡らしてしまうと、せっかく活きの良いアオイソメが全滅してしまうリスクがある。

木製エサ箱を活用、滑り止めも必須

そこで数投できる程度を木製のエサ箱に小分けして使用すれば、それを防止することができる。

また、アオイソメの表面はヌルヌルしてグリップし難いため、市販の石粉やパウダーをまぶして針に付ける。

取り外し可能なセッティング

筆者はエサ箱の裏側にジョイントできるパーツを貼り付け、いつでも簡単に取り外しができるようにしている。

カレイの時合いが訪れた時は、同時に複数の竿にアタリが入ることも多くなる。一時的にカレイラッシュが始まるのだが、このタイミングは非常に大事で、三脚とクーラーの間を右往左往しながらエサ付けをしている暇はない(笑)

カレイの時合いは絶対に逃すな!

そんな時は竿を三脚に立て掛けて魚を外し、その位置のままでエサ付けを行っている。
魚を取り込んだらクーラーに戻りエサ箱を取り外し、すぐに三脚にリターンしてムダな時間を1秒でも無くしたいのだ。

このエサ箱の取り外し機能は、時短効果とタイパを向上させ、結果的にカレイの釣果アップに大きく貢献している。

【その他小物類】
このようにクーラー周りには、何でもすぐに手が届くようにセットしている。

イメージとしては飛行機やレーシングカーのコックピットだと想像して頂きたい。

クーラー付近に必須アイテムを凝縮!

血抜きのバケツ、前回の釣行で余ったアオイソメを塩で締めた塩イソメなども準備しておおけば、移動する歩数を節約できて、丸1日カレイ釣りをしていても疲労感も少なくて済む。

三脚の活用方法

投げ釣りの中でアタリを置き竿にして待つスタイルに三脚は欠かせない。

横から見れば竿先の変化を見逃さない

【並べる竿数】
三脚は複数の竿を並べられる構造になっているが、2本までに留めておき、残りの竿は別の三脚に立て掛けることをオススメする。

その理由として、3本以上並べると、魚が掛かって横走りした時や仕掛けを回収する際に、道糸がクロスするトラブルになりやすいからだ。

三脚に置く竿は2本までとしている

竿数が2本であれば、上下左右どちらかに竿先を交わせば道糸のクロスは簡単に解消する。


【速い潮流対策】
また、左右方向への潮流が速い場合は、潮を受けた道糸やチカラ糸が潮下方向に引っ張られ、本来なら海底で安定して動かないはずのオモリまでも流されてしまう。

三脚も複数並べて状況に対応

こんな時は更にトラブルになる確率が高まり、場合によっては複数の道糸、オモリ、仕掛けまでグシャグシャに絡んで収拾がつかなくなることもある。

速い潮流への対策としては…
①竿数を減らし広角にキャストする
②スペースがあれば三脚同士の間隔を空ける
③こまめに聞き上げる
これらを状況に応じて組み合わせれば、かなり回避できることになる。

【三脚の向き】
意外にも釣り場で三脚を反対の向きにして使用している人を目にすることがある。

頂点が陸側になるのは間違った向き

正しい置き方は、三脚の脚先が描く三角形の頂点が海側を向いている状態。

海側に底辺があり、陸側に頂点がある置き方(上の画像)の場合、海側から一瞬の強いチカラで引っ張られたら、海方向に真っ直ぐ倒れやすくなることが分かるだろう。

北東北のカレイ釣りでは、良型のアイナメが突然けたたましいアタリを出すことが多く、大物になるとそのパワーで三脚をなぎ倒して、竿ごと海に落下してしまう最悪の事態まで考えられる…。

そんな時に、反対の向き(下の画像)であれば、倒れたとしても左右の斜め方向なりやすく、竿が海中にダイブするリスクはかなり軽減させることができる。

三角形の頂点を海に向けるのが正解

【安定性の確保】
前述のように不意の大物のアタリが入ったり、強い横風が吹き付けたりした場合でも、三脚が安定して立ってくれていて欲しい。

そのためには三脚の中央部にウエイトのある物をブラ下げると、ガッチリと安定してくれる。

筆者は三脚の数に加え、1〜2個多めに水汲みバケツを持参している。

サイズ違いを揃えればコンパクトな収納が可能

駐車場所とポイントへの往復の際は、軽量で持ち運びも助かるし、それぞれ違うサイズの水汲みバケツを揃えておけば、重ねて収納することができる。

釣り座を構えたら海水を汲んでブラ下げるだけで三脚は安定。また、撤収する時はその海水で、手やタオルを洗ったり、足元のアオイソメの切れ端や血抜きした血痕をキレイに洗い流したりする際にも有効に活用できる。

竿数に比例して荷物が多くなる釣りだけに、このような点まで工夫しているのは、単なる釣りバカである証拠なのかも知れない(笑)

キープグッズ

釣ったカレイはバラさずにシッカリと取り込み、新鮮な状態で持ち帰りたいもの。

そのために必要なアイテムがこちら。

【タモ】
カレイの中で最もバラしやすいのはマコガレイではないだろうか?
その原因は軟らかい口にある。

カレイの繊細なアタリを捉えて慎重に引き寄せ、水面まで浮き上がらせた時は、嬉しくてついついニヤケ顔になってしまう(笑)

本命マコガレイのダブルは心が躍る!

しかもそれが良型のマコガレイや、ダブルヒットだったら堪らない!😍😘😋

そして早く取り込みたい一心で強引に抜き上げようとして、筆者は何度苦い想いをしたことか分からない…😭

そう、マコガレイは口の軟らかさ故に、カレイの中でもかなりバレやすい種類なのだ。しかも気持ちとは裏腹に、重量のあるサイズであればあるほど悲劇になりやすい(笑)

マコガレイを水面から抜き上げようと空中に浮き上がらせると、その瞬間にフッキングした1点にカレイ自身の全ウエイトが掛かるため、口の中が切れて針が外れてしまうのだ。

対策としてはごく当たり前のことだか、必ずタモを使うことだ。

30cmクラスからは必ずタモ入れしよう

釣り場によっては足場が高く、海水面まで遠いケースもあるため、最低でも全長6mのタモの柄を準備したい。

トゲクリガニもバレやすくタモは必須!

また、カレイ以外にも嬉しいゲストが掛かることも多く、タモ枠の直径が50cm以上のサイズが欲しい。

タモ入れする際は、カレイをすくい上げるのではなく、やや深めに差し入れておいて、カレイを引き寄せなら自ら泳ぐようにネットインさせるイメージを持とう。

タモ入れの失敗は後を引くので、くれぐれも慎重かつ確実に済ませるためには、数多くタモ入れの経験を積むことが最善&最短の道だ!

【針外し】
カレイはエサを一気に吸い込んで捕食する。そのため、喉の奥でフッキングしていることも多い。

カレイは集魚パーツも丸呑みする

マコガレイの場合、前述のように口の中が軟らかいため、ハリスをシッカリと握って強く一気に引っ張ると、口内が切れて針が外れてくれることが多い。

一方で、イシガレイやヌマガレイは口の中が硬いため、同じことを試しても簡単には針が外れてはくれないばかりか、ガッチリと深く針が刺さり、にっちもさっちもいかなくなる😅

そんな時はプライヤーを使えば、手っ取り早く針を外せる。

長いタイプがオススメ

筆者の仕掛けはハリスに100%集魚パーツが付属しているため、市販の針外しだとパーツが邪魔になって外しにくい。

そのため、喉の奥までプライヤーを差し込んで針を直接グリップし、一気に引っ張ると外れてくれやすい。

【血抜き】
カレイを美味しく持ち帰りたい場合は、元気なうちにエラと尻尾の付け根付近にナイフを入れ、流血を確認してから海水を入れたバケツなどに投入する。

血抜き処理は手を抜きたくない!

時合いが訪れると、あっちの竿にもこっちの竿にも、同時にカレイがバタバタと掛かる時が多くなる。

そんな時でも手を抜かずに血抜き処理は確実に行いたい。

時合いが来ると満員御礼になることも…

血抜きをしないカレイは、熱を通すと独特の臭みが出ることがある。

全てを刺身で食べるなら話しは別だか、あらゆる調理方法で美味しく食すためにも、シッカリと処理するようにしよう!

まだお伝えしたい必須アイテムがあるが、長くなってしまうので、次のコンテンツでも引き続き書き記しておきたい。

〜PartⅢ〜 につづく…

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花丸
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