自分の中の「コワイ」に、居場所作ってあげてますか?
以前参加して、とても良かったダイアログインザダーク。
純度100%の暗闇で五感を使う体験。
別のプログラム「内なる美、ととのう時間」にも行きたいなぁと思って調べていたところ、あるレビューが目に止まった。
「暗闇で軽いパニックになり、プログラムを続行できなかった。」
「心の余裕が足りていなかったのだと感じた。」
「コワイ」に紐づいて、たくさんの苦しいイメージが連鎖して現れたのではないかと思う。
「コワイ」、、、「見えない」「言えない」「わからない」「できない」「無い」
余裕がなかったことも要因の一つだろうけれど、普段から「無い」に目をむける習慣が原因の本質なのではとも感じる。
今回はそれは置いておいて、、
そこから私の中で思い起こされたのが
対人支援をする中で、「怖い」を感じること自体に否定的な人が多いなぁということ。
自分の中のコワイを、
「お前なんていなければいいのに」とのけものにしていないでしょうか。
「怖くて思うように動けない」が嫌なら、そこから脱するはじめの一歩は
自分の中の“コワイ”にちゃんと居場所をあげることだと思う。
コワイというキャラクターが
自分の中に住んでいるようなイメージをしてみてほしい。
コワイは、居場所をあげないと暴れ出す性格。
漠然としたまま見ないふりしておくと、ずっとモヤモヤする。
何が怖いのかちゃんと言葉にしたり、書き出したり、周りの人に伝えたり。
確かにそこにいることを認めて、居場所をつくってあげる。
それだけでも一旦めちゃくちゃ落ち着く。(何度も経験あり)
存在を認めてあげたら、少し離れたところから観察してみよう。
「私はコワイ」と「私の中のコワイが指揮を取ろうとしてる」は全然違う。
後者ではコワイに問いかけて、何を怖がっているのか、
その奥に何を願っているのか聞くイメージがしやすいはず。
自分の視界とピッタリの一人称じゃなく 三人称でイメージしてみることで、コワイ以外のキャラクターにも気づいて問いかけることができる。
「コワイもいるけど、シリタイもいるぞ」
「コワイもいるけど、タノシイもいるぞ」
みんな、なんて言ってる?
それぞれの言い分もわかるなぁ。
さあ、どうしよう?
共存を認めた上で、自分が行動を選べる。
自己対話が上手くなれば、選択肢AかBだけじゃなく
Cが生まれることも多々ある。
どんなに強く輝いて見える人の中にも「コワイ」がいると思う。
地球上の全員、ましてやその内面なんて知り得ないけれど。
人間は自分を守るために、未知やイレギュラを怖がるようにできている。
怖いと感じるのなら、自分にとってのチャレンジをしているということ。
不安になることに不安になる必要はない。
私がみている限り「輝いて見える、かつ孤独じゃない人」は、長い期間、対話を続け、体験を共にし、コワイと仲良くなっているだけ。
恐れは捨てた方がいい、とよく言われる。
確かにそう思う。明日死ぬかもしれないし。
けれど一方で、無理やり捨てるのってとても脆いなと思う。
考え方やり方は様々あって、
何を採用するかは自分次第なのだけれど。
私は私を守ろうとするコワイを育ててLvアップさせるのがいいな。
Lvが上がると少しずつ、コマンド「OKを出す」の効果範囲が広がっていく。
そう思うと可愛い。笑
思い込みを緩めて行動して、
お、意外といけるな!を積み重ねて。
何かを拒絶しなくても、どこにいても私でいられる私がいい。
だから現在地を認めながら、自己一致したまま鍛える。
リバウンドしない、自分のペースでLv UPさせるのが私らしい。
この感じで進んで行けば、未来はかなり自由だろうな〜と想像する。
目の前のパノラマを感じること。
一人称の喜怒哀楽を慈しみ、五感を使って愉しむこと。
それは生きる喜びで、一番大切にしたいこと。
と同時に、
俯瞰を試みる視点も持っていたい。
(どうやっても主観からは出られないけれど)
自分を地球の上から眺めたら、
ただ生きてただ死んでいく生物で
自然の一部。
そこに意味なんてないと認識していた方が
しがみつくのではなく、生を愉しめるなと思う。
その個体をクローズアップして、
コワイ ウレシイと
こちょこちょやっているのを観察する。
これまたなんか可愛く思えてくる。