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はじめての海外出張:出張本番編(2)フライトの乗り継ぎ

おそらく、海外出張に不慣れな人にとって一番の不安はフライトの乗り継ぎなのではないかと思います。かくいう私も、初めて一人で海外出張する際に乗り継ぎがとても不安でした。基本的な流れは到着→乗継便ターミナルへ移動→搭乗ゲートから搭乗…になります。この間のどこかで、入国審査と保安検査が入ります。到着地がアメリカの場合はこれに加えて預入荷物の一旦受け取り→預けなおしが入ります。

まずは乗継便のフライト情報を確認
空港に到着して最初にやることは、乗継便のゲート番号と予定出発時刻をチェックすることです。おそらく日本の空港を出るときに乗り継ぎ便の搭乗券まで発券されていると思いますが、ここに書いてあるゲート番号はあくまで予定でしかありません。空港は日々多くの便が離発着するのですが、そのどれかに遅延が発生したりすると搭乗ゲートの割り振りを変更せざるをえなくなり、その影響が後続の便に次々連鎖する…ということが頻繁に発生します。このため、日本で発券する際に(潔く)ゲート番号を記載していないこともあります。搭乗ゲートの割り振りは変わることがあっても、ターミナルが変わることはまずないので、そこまでは日本で発券されたチケットにも情報が記載されているかと思います。また、到着ゲートと予定出発時刻の情報は、到着前に飛行機の中でも情報が提供されることがあります。

ターミナルの移動
空港に到着すると、baggage claim(荷物受渡し所)やexit, arrivalなどと表記された「ここで降りる」人のための順路と、transfer, connection flightsなどと表記された「乗り継ぎ」の人のための順路が分かれています。乗り継ぎの順路は、ある所から「terminal Aはこっち、terminal Bはあっち」といった形でターミナルごとに分岐していきます。この辺りは到着空港の空港内マップを事前にチェックしておくと少しスムーズだと思います。空港によっては、このターミナル間の移動のためだけに空港の中で無料のシャトルバスやモノレール等が走っている場合もあります。

乗り継ぎ空港と目的地の時差に注意
目的地と日本の時差については割と皆さん意識があると思いますが、案外見落としがちなのが乗り継ぎ空港と目的地の時差です。欧州圏内でもアメリカ国内でもよいのですが、その中で数時間の時差があります。乗り継ぎ空港と目的地で時差があるかどうか、できれば日本を出発する前に確認しておきましょう。

乗り継ぎ前に入国審査が必要な場合があります
入国審査の列は地元民(例えば"EU citizen"など)とそれ以外("all passports")のように分かれています。自分が並ぶべき列に並びましょう。アメリカでも確か同様にアメリカ人とそれ以外で並ぶ列が違ったような気がします(すいません、アメリカ音痴なのでうろ覚えですが、アメリカの場合ESTAが必要な外国人とアメリカ人は別枠になっていたはずです)。
入国審査の必要がないまま第三国へ出発する場合どうなるかは…すいません、経験がないのでわかりません。アメリカの場合はそれでも入国審査があるのですが、それ以外の空港でどのようなフローになっているのかは…ご存じの方がいたら教えてください。ウェブで調べた限りでは、単なる経由だけであれば乗り継ぎ空港で入国審査はないそうです。

飛行機の到着が遅れた場合
飛行機の到着が遅れた場合、乗り継ぎ時間がタイトな便については飛行機から降りた直後のところに航空会社の人がいて、"LH***でMarseilleへ行く人"といったカードを持っていることがあります。これに該当する場合は、航空会社の人についていくとターミナル間の移動のために専用の車に乗せてくれたりするようです(実際に乗ったことないのでわからないですが、そうらしいです)。

乗継便が欠航になった場合は?
あまり考えたくないですが、乗継便が欠航になるということも普通にあり得ます。悪天候だったり、予定していた機体や機材が間に合わなかったり…理由は色々です。こういうこともあるので、空港到着から乗継便に搭乗するまでは空港の離発着情報を気にし続けてください。もしも乗継便が欠航になった場合は、航空会社のカウンターに行って、代替便の手配をお願いしてください。場合によってはホテルや食事のクーポンなどを提供されることもあります。旅行保険によっては、こういう場合に発生したお金を補償してくれたりする場合もあります。

搭乗ゲートは途中で変わることがあるので注意!
最初にお伝えした通り、搭乗ゲートは変わる可能性があります。空港到着時に見たゲート番号がいつの間にやら変わっていることが普通にあると思ってください。私も2回ほど、搭乗ゲートの前で待っていたら、搭乗ゲートが別の場所に変更になったことがありました。こういう場合、ゲートでアナウンスがあったり、その周りにいた人達が一斉に別の場所へ動き出したりします。不慣れなうちは、搭乗ゲートに到着しても油断せずに、周りの人達の様子を伺ってください。不安だったら「この便ってプラハ行だよね?」とか、ゲートの前にいる人たちに聞いてみるとよいでしょう。


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