真・これからDTMをはじめる超初心者のための必要な物一覧
1.はじめに
この前Twitterに載せたやつですが、こういうのはnoteに書いた方がいいなと思ったので再掲します。
2.必要なもの
・PC
これは否応無く必須です。だって無いとDTMとはいえないもの。
OSはWindowsでもMacでもどちらでも大丈夫です。ただし、Windowsだと無料のプラグイン(音源やエフェクト)がやや豊富な気がしますが、最近のフリーのプラグインは両方のOSに対応していることが多いので結局はどちらでもいいと思います。まあ、Macは高いです。
・DAW
これは否応無く必須です。だって無いとDTMとはいえな……
……嘘です。これには少し語弊があります。
まず、DAWっていうのは要は作曲ソフトです。CubaseとかLogicとかStudio One とかPro Toolsとかのことです。
さて、語弊があると言いましたがあくまでもDAWは必須です。ただし有料のものか無料のものどちらを選ぶべきかという点では持論があります。
先日Twitterでは、有料の買え! とか言いましたが正直そうでもないような気がしてきました。最近はCakewalkやReaper(これは厳密にはフリーではない)といった高機能なフリーのDAWがあるので、十分これでやっていけるのではないでしょうか。
有料のDAWを購入するならCubase Elementsがおすすめです。理由はユーザーが多いので情報が多いことと、1万円前後で買えるからです。
・MIDIキーボード
MIDIキーボードは、鍵盤を演奏できるできないにかかわらず持っておいた方がいいです。理由は、鍵盤が手元にあるとすぐに音色やフレーズの確認ができるからです。
これが無いと音源のプリセットの確認や和音の確認にいちいちマウスでぽちぽちする作業が生じることとなります。まあ、これに関しては他のサイトと書いてあること一緒なので詳しくは割愛します。
・モニターヘッドフォン
ヘッドフォンがなぜ必要なのかというと、PC内臓のスピーカーは役立たずだからです。聴ける音質(良い音質ではなく、聴ける音質。ここ重要)に曲を仕上げるためには、ある程度のモニター環境が必要なのです。
だからと言って高いのを買う必要はありません。3000円くらいので十分ですよ。PCに直挿しでOKです。なので、ミニジャックのヘッドフォンを推奨します。
……え、3000円でも高い? 大丈夫です。DTMer脳になれば4桁程度まではクソ安く感じてきますよ。
しかし、この記事はあくまでも超初心者向けなのでなるべくお金はかけないようにします。MIDIキーボードも5000円くらいので十分ですよ。安心してください、ここからはもう買うものはありません。
3.必要ないもの
はい、ここまでは必要なものを紹介してきました。合計金額は2万弱、DAWをフリーで済ませれば1万円にも満たしません。そうなんです、実はDTMはこれだけ安い初期投資ではじめられるんです。
さて、ここからは必要のないものの一覧です。ただし、人によっては(DTMでなにをしたいかによっては)必要なものがあるので注意。
・オーディオインターフェイス
正直、ここがこの記事の1番のポイントといっても過言ではありません。なぜなら、Google検索で上位にでてくるようなサイトは大抵オーディオインターフェイスを必要だと言っているからです。
ではどうしてオーディオインターフェイスが必要ないと言うのか、その理由を述べます。
そもそも、オーディオインターフェイスとはなにか? という点からはじまります。オーディオインターフェイスとは、パソコン上のデジタル信号をアナログ音声信号に変換するためのものです。
……は? と思った方、その通りです。そんな訳の分からない機械、必要あるはずがないのです。
オーディオインターフェイスは主に録音のために使われます。なぜかと言うと、私たちが普段発する声や楽器で鳴らす音はすべて波、すなわち連続した情報だからです。
コンピュータはそういうどこで区切ったらいいか分からない情報を嫌います。もっと数値で表せる白黒はっきりした情報が好みなのです。ですので、2進数とかがコンピュータで扱われるのです。
もっと分かりやすく言うと、アナログな情報は折れ線グラフでデジタルな情報は棒グラフみたいな感じです。
折れ線グラフは横軸が連続していて、縦軸と点線で繋がっているポイントしか正確な値が分かりません。そのポイントから1ミリ右の値はもう分からないのです。
それに対して、棒グラフは横軸の区切りがはっきりとしています。1ミリ右とか、そもそもそういった概念がないのでコンピュータにとって扱いやすいのです。
話がだいぶ逸れましたが、要はオーディオインターフェイスは折れ線グラフを棒グラフに変換してくれる機械です。なので要りませんという話でした。
しかし、なかにはオーディオインターフェイスが必要な人がいます。それは、録音をする人です。ギターやマイクで歌を録りたい人は残念ながら購入が必須となります。しかも、なかなかに高い。BEHRINGER UM2 U-PHORIAとかが5000円くらいで買えるみたいなのでよければどうぞ。
・マイク
前述の通り、録音しないなら要りません。
・モニタースピーカー
モニターヘッドフォンがあるのでそれで十分です。これはもっと後に買いましょう。現に私は持ってません。(欲しい)
・教本
現代はインターネットという素晴らしい教本があります。わざわざ買う必要はないと思います。おすすめのサイトはSleepfreaksとSoundQuestです。あと、個人的にミュジオリー音楽理論も好きです。
・ソフト音源
フリーのVSTでも使えるものはたくさんあるのでまずはこれで試してみましょう。ただし、「kontaktフルバージョンが必要です」という悪魔の囁きを聞きたくない人はKomplete 無印を買うことをおすすめします。
・ハード音源
そんな高いもの買うな! フリーで十分だ!
・Mac Pro
私にください。
・なんかかっちょいいギター
要りません。
4.まとめ
まとめです。今回はなるべく安く済むことを重点に起きました。コスパ重視ではありません、価格重視全振りです。
Google検索上位のサイトはスターターセットやオーディオインターフェイスを買って付属のDAWなどを狙うことを推してきますが、やっぱそれらは高いんですよね。確かにコスパは良いんですけど。
なのでコスパではなく何がなんでも安価でDTMはじめたい人、是非この記事を参考にどうぞ。
※この記事は他のサイトを否定するものではありません。