
【激変サンフランシスコ】家賃の高騰と物価高、そしてコロナがもたらしたもの
先日、7年ぶりにサンフランシスコを訪れた。かなり街の様子が変わっていたので、メモとしてこちらに残しておきたい。
中心地では閉業した店が多く、歩いていると空き物件が目につく。必ずチェックしていた人気のメンズセレクトショップ2件も、残念ながら共にクローズ。また、ユニクロが一昨年に退店したユニオンスクエア近くの一等地の物件は、現在も空いたままだ。飲食店も、流行りに乗ってやっていたようなところは当然なくなっていた。
家賃や物価が高騰したことで人が減っていたところに、コロナでさらに売上が減ったことが主な原因らしい。そして店だけでなく、オフィスもコロナを経て空室率が約25%までに上がっているという。
また、ホームレスがテンダーロイン地区から中心部に溢れてきており、見かける数は7年前の倍以上に感じた。実際、ここ数年増え続け約2万人いるようだ。東京でいえば銀座あたりにホームレスが屯している感じで、女性や子供が安心して歩ける雰囲気ではなくなってしまっている。
それでも晴れた日にプレシディオを散策したり、ギラデリスクエア~フィッシャーマンズワーフあたりの観光地を歩いてみると、今もサンフランシスコの魅力を感じることはできる。
今回シリコンバレーにも足を伸ばしたが、こちらも様子が変わっていた。特にサンノゼは本当に人の気配がなかった。オフィスに人が戻っておらず、周辺の飲食店は今も苦しい状況が続いており、コロナが終わったという感覚はないとのことだった。
折しも滞在中にシリコンバレーバンクの破綻というニュースがあった。今回見てきたのと同じようなことが、近い将来東京でも起こらないよう祈りたい。




