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簡素に暮らしたい

ミニマリスト。シンプリスト。
モノを少なくしていく中で、この2つの言葉を耳にしたことは計り知れない。

僕自身も、10年くらい前にモノを減らしてミニマリストというものに憧れ減らす日々を送っていた。
どんどんと部屋がスッキリとして、空間が広くなり気持ちよくなっていってことは今でも覚えている。約1年くらいをかけてモノを僕自身の中で極限まで減らしたと思っているが、その時に残ったのは実は「寂しさ」だった。
ミニマリストになるためにと思っていたのだが、モノを手放すことが手段ではなく目的になってしまっていた。

部屋を見た時に感じた「あー、なんか求めていたものと違うな」という気持ちは今でも忘れない。

そこから、シンプルライフやシンプリストという言葉を知り、こっちの方がその時の自分にはしっくりくると思いシンプルライフにシフトしていった。
ただ、最近はその言い方もしっくりこない。
まだまだ、ミニマリストやシンプリストというと「モノの量」での基準を持たれることが多い。
何かしらの枠にはめる方がわかりやすいから、「シンプルな暮らしです」と人には伝える時は言ったりするが、「モノの量」で測れることはないなと思う。
もちろん「モノ」自体は少ない。
それよりも自分の心のあり方や考え方がシンプルになったりミニマルになったりしている方が強いと思っている。

そんなおり、本を読んでいる時に「簡素」という言葉が目に飛び込んできた。
簡素…ありのままで無理なく飾らず、自分に必要なモノでということなどが書かれていたが、「これだ」と!
簡素な暮らし。今の自分にはとても耳心地も良く、スッと入ってきた言葉。

自分と向き合い、誰のためでもない僕自身のためにモノやコトと対話していき、自分なりの簡素な暮らしというものを作っていけたら楽しいだろうなと感じているところだ。

簡素な暮らし

胸に刻んで

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