塩飴の理由2
平等に、無情に、流れ行く時の中で、荷馬車に揺られるように、遠ざかる街をぼんやりと眺めている。過ぎた日々を想いながら。街は陽炎に消える。今日も暑い。
いつしか新たな喧騒のただ中で、次の葛藤が現れ、それもまた離れる。
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