ホットコーヒーは、はじかない。
撥水加工してあるはずなのに、はじかない!
それ、「ホット」ではなかったですか?
着物やアウターやスキーウェアなどに加工する撥水加工。この撥水加工についてのお話です。
似てるものに、防水加工がありますよね?
撥水?防水?何が違う?
簡単に言いますと、空気を通すか通さないかの違いがあります。
撥水は空気を通すので、蒸れにくく衣類には向いています。
防水は、傘やレインコートなど水も空気も通さないものに向いています。
なので、衣類には撥水加工という訳ですね!
撥水加工は水がかかっても染み込まない為、繊維製品にはスゴくいいものです。
ですが、温度の高いものには、効果が弱くなってしまう性質があるんです。
なので、アイスコーヒーははじきますが、ホットコーヒーははじきにくいってことなんですね!
そしてもうひとつ、摩擦にも弱いです。
特にスキーウェアなど、よく擦れるところが撥水効きにくくなってませんか?
撥水加工の原理としては、水の分子より小さい粒子が衣類に付くことにより、水が入れなくなるんですね!
でも、摩擦つまり擦れることによってこの粒子が剥がれたりして、撥水効果が弱くなってしまいます。
再度加工しても、生地が傷んでいる(汚れてても)と規則正しく粒子が付きにくいので、撥水が効かないってことが発生します。
でも、家庭でも再加工せずに復元できる方法があります。
熱を与えてやるです。
乾燥機やドライヤー、当て布して低温でアイロンがけ(注意してくださいね!)をすると復元できることがあります。
これは、撥水スプレーを乾かす時にも熱を与えると効果が上がります。
傘なんかは、日干し(日やけに注意!)するだけでも違うと思います。ちょっと大変ですが、ドライヤーも効果ありです。
ちょっとしたテクニックですので、試してみてください!!
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