祇(くにつがみ)- 誰だこれをタワーディフェンスだといった人は -
■1人用
■タワーディフェンスアクション……(懐疑的)
■Steam、PS4/5、Xbox-gamepass
■18時間くらい 2周目要素アリ
今ノリノリのCAPCOMさんからある日突然出てきたタワーディフェンス(新規IP)
ごりごりの和テイストで、しかもこの令和の時代にタワーディフェンス!
そう思って始めたんですが……なんだかちょっとようすが…
もしかしてこれ…
まじで雰囲気が良すぎる
大神も素晴らしかったけどこっちはなお妖怪のおどろおどろしい空気が満ち満ちていてたまらん良かった。
そんなわけでスクショ多めゲーム紹介を。
ネタバレは…ないですがスクショが今までで一番多いかもしれません
聖域を救え
ゲーム概要
異哭(いこく)に占拠されたエリアを取り返していくストーリー。
山の中腹にマップが20個くらいあって、そのなかでフェーズが1・2とあるイメージなんですが、1マップ終わるとボス戦になる。
それぞれのエリア内では時間の経過があって、朝は準備フェーズ、夜になると異哭が襲い掛かってくる。
ゲートから次々と現れる異哭から美女、世代を朝が来るまで守る…がメインの遊び部分。
守るためには兵(村人)が必要なわけなんですけど、村人は現地調達現地解散式。プレーンな「村人」からジョブをその場で与えて配置する…といった感じなので配置できる数には限りがあるし、マップが進むにつれてどんどん敵も強くなってくるので中盤以降はかなりギリギリのたたかいになる。
強化要素はプレイヤー・村人の2種なんですが、序盤は村人のジョブのレベル上げのみ行える。
この画面からは
「プレイヤー(宗)の固有技」「装備アイテム」「村人の強化」あとは諸々のTIPS系を見ることができるんですが、個人的にはこざっぱりしていてなんか見やすくていいなって思った。
なんだろう、スカスカってわけでもないし、ぎちぎち過ぎないし、それぞれ階層が浅くていいなって思うなどした
(こういう強化ゲーム系たまにす・・・っごいUIの階層深いのありません?)
これ書いてて思ったんですけど、上のノリノリ村人のページと画面のレイアウトが一緒なんだな、いいね、親切だ。
村の復興
上の強化画面は突然出てくるんじゃなくて、マップをクリアして穢れを祓うと、そこが拠点として開放されて復興エリアに変化する。
拠点内の建築物を直すと、村人や宗を強化するためのアイテムや、世界観説明のTIPS、それから世代ちゃんにあげられるお菓子がもらえる。
ここのUIもすごい良いなと思ったんですけど
復興施設の中にはその辺に落ちてる木材を拾った人しかアサインできないものがあって、誰が持っているか、だれがアサインできるのかがパッと「板が右向きか、左向きか」で判別できるの(ただグレーアウトするんじゃなくて影にする)っていうのなんかいいねってなった。
雰囲気を崩さないUIのお手本みたいなつくりだった
難易度
あのねえ
私はアクションゲームが得意じゃないんですよ、一応…
このゲームのジャンルに「タワーディフェンス(懐疑的)」って書いてあるのはここなんですけど
割とちゃんとアクションゲームです
形としてタワーディフェンスをとっているけど、宗(プレイヤー)だけではどうにもならないところもありつつ、とはいえボスを倒すのは基本プレイヤー
序盤は結構ゆるゆるなので「お、いけるやん」って思ってたんだけど、後半に行くにつれてまじで村人を壊滅させに来るボスギミックが続いて、ほんとにしんどかった
19時間プレイって書いたんですけど多分4時間くらいはボスに手間取ってたので、うまい人がやれば15時間くらいなんじゃないでしょうか…
CAPCOMさんのアクションゲームと仲がいい方は楽しめそう
とはいえヒットストップとか大技決まった時の気持ちよさはさすがと言いたくなる。
ごりごりのタワーディフェンスをやりたいひとはちょっと注意かも。
CAPCOMメシ
多分特に効果があるとかじゃないんですけど、世代ちゃんにお菓子を与えることができる。ちゃんとじっと見てると食べてくれてご馳走様もしてくれる。
これが…親心……?!!
ほんとにマジで美味しそうで、和菓子食べたいなーそういえば近所にある和菓子屋さん入ったことないから入ってみようかなあと思わされる種類の豊富さ、おいしそう感
上記のスタッフロールだとつぶれてて見えなかったんですけど、このロゴすごい百貨店で見たことある…
次行ったとき立ち寄ってみる…トップの栗のやつすごいおいしそう
本店は京都…
つ、つぎいったらお茶屋さんに行かせていただく所存…
全体的に
インディーズっぽいゲームかな?って思ったけど結構やりごたえがあってよかった。
特に1回負けても「次こうすれば!」とか所謂テンプレ構成みたいなのが一回構築されたらあとはそれをやるだけ…って感じでもなくて。
ギミックやマップの形状、配置できる兵の数などでテンプレの繰り返しプレイにならないような工夫が随所にあって非常にいいなと思った。
ほとんど会話と言語のない世界だったけど、だからこそ絵的な美しさや表情の読めない感情が見え隠れする感じとかとても…よきです…
続編…というか個人的にはこれ小説版みたいなのが読みたいやつだなと思った。あとは舞台とか。
タワーディフェンスってジャンルが先行してプレイしていない人がいたらぜひやってみてほしい!
ゲームパスで遊べるので…
おまけ:いっぱいスクショ
ここの演出が趣味悪すぎて手を叩いて笑った後に、サウンドの聞こえ方パターン(右下の丸いUIのやつ)とか見つけて真顔になった
すごいな…なんだこのシステム…わたしは音が全然わからんからどれが何を指してるのかもわからん…