バベル号ガイドブック-南半球で蝶が羽ばたいたら-
■Switch、steam
■1人用
■プレイ時間 12時間くらいあれば
ニンダイで見かけて面白そーってなってたタイトル。コロナになったので休みがてらスイッチで遊びました。
どんなゲームかはニンダイ見てもらうのが早そう
以下はニンダイとか見たうえでどないなん?って人向けのネタバレなしの感想
バタフライエフェクト
簡単に言って仕舞えば、時間を戻ったりして複数人の人を動かし、そこでさまざまな事象を起こして「バタフライエフェクト」を起こしてストーリーを進めていくパズルゲーム。
イメージ的にはタイムライン構築群像劇型のゲーム(パラノマサイト FILE23とか)そう言うのに近い。
キャラの1人で順調に進んだからと言ってもうそこに用が無い‥なんてことはなく、誰のストーリーのどこに何があったか、このキャラや要素は他のどこに出ていたか?を複合的に考えながら進める必要があるので、前半は「意外と簡単か?」となりつつ、話が進んで複雑になるほど「ええ…これどうするんだ?」とあちこち振り返りの旅に出ることになる。
個人的には複雑すぎて詰む!まで行かないにしても「えーーーっと………?」となれるちょうどいい難易度だった。
個性豊かなキャラクターたち
正直このグラが動いてるの見てるのもめちゃくちゃ面白い。実はすごい緊迫感のあるシーンなはずなのに、キャラの動きやモブの慌てぶり、それからなんかイマイチ締まらない敵たちのおかげで、ワハハ、と笑いながら進めることができる。
それはメインキャラだけじゃなくて、名前もないモブや、再三登場する小道具に至るまで、思わず笑みが浮かんでしまう作りになっている。
特に私はエースパイロットの子が好き♡
デザイン最高に可愛い
楽しみに遊んでほしい。デザイン好きすぎてシールとかワッペンとかほしいもん…公式グッズないかな?
謎解きに詰まっても大丈夫!
これ!
何気にめちゃくちゃ助けられたシステム
その章に対して重要なワードがワードと鍵or錠前のセットで登録されていく「ノート」機能。
この章でやるべきことに対して「こうだった、こうだった」と鍵と錠前で繋ぎ合わせていくことで、何をすれば問題解決ができそうか、というヒントがもらえる。
また、まだその謎解きに必要なワードが不足している場合は「どこの章で手に入れられる」というヒントも出るので、とりあえずそこに行けばなんとかなるような仕掛けになっている。
(どこかのバタフライエフェクトが必要ならそれも出るのでわかりやすい)
どこから手をつけるんだ?となった時や、次何するんだ?となったときはとりあえずノートをひらけばなんとかなる。
ので謎解きが苦手な人でもフォローしてもらえる機能がある(便利!)
謎の難易度
謎解きの難易度はそんなに高くない
というか、隅々まで探索したいぜ人間の人たち的には「お、これなんか使うのかもな」ってなったものは大体全部出るし、詰まったらまだ謎解きに使ってないなにがしを見に行く、変えに行く、で結構なんとかなるな、という印象
バタフライエフェクトというギミックの性質的に謎解きじたいの突拍子のなさみたいなのは全然なかった。から、余計に「あ、これアレ使うんじゃない?!」って導きやすくて良かったと思う。
ウォーリーを探せ
ウォーリーを探せ、皆さんやったことありますか?
私はとくにウォーリーを探すとかではなくぼんやりといろんなことが起きてるビーチとか市街地を眺めているのが好きだったんですが、このゲームやってると、それとなんとなく似たような感覚になるなぁと思いました。
「あ、前のページにいたペンキ被った人だ」
「あ、この人3秒後に足滑らしちゃうやつだ」とか
全然本編には関係ないんですけど、そこの光景や人々に思わずふふ、となってしまう感覚、あれにすごく近い感覚で遊ぶことができました。
絵柄の可愛さもなんだけどコミカルさが似てるのかな?
バタフライエフェクトの結果、ペンキをかぶることになってしまうモブ、仕事が偶然うまく行ったモブ、よくわからないまま放置されるモブ……
なんかそう言うバタフライエフェクトを起こした人たちの周りにいるキャラクターの感情が本当にとても良かったなぁと思います。
Switchで何かやれるものを探しているならぜひおすすめしたい作品。