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交流会、初心者へ。人見知りのわたしが見つけた15のコツ。

ミキワメさんの適性検査の分類「アレンジ人材(エキスパート)」のえみまるです。ちなみに「関係維持傾向」については「狭く深い、継続的な人間関係を築きやすい」へ、鋭利な刃物でも錬成するかの如く、傾いてしまいました。

いかにも、交流会などのアクティブな場が苦手そうな……。でも楽しめます…!

こんな特性なので、パブリックな場で催される交流会の類が苦手です。
しかし上手に活用すれば、そこでしか得られない学びや繋がり…メリットが多い場であることは認識しており、苦手だからこそ、率先して研究する対象と捉えています。
今回は「交流会は怖い…」と嫌煙する気持ちを、ちょっとだけ軽くするコツをシェアしてみます。


交流会のジレンマ

「怖いけれど見たい」ホラー映画のようなジレンマがありますよね?(ね?)

苦手なところ
まずは、私が感じる「ヒェッ……」となるポイントを、言語化してみます。

  • 表面的な会話のいたたまれなさ

初対面や複数名を前に会話を始めるのは、慣れが必要です。情報量も社会的地位も異なる方々に対し、ちょうど良いコミュニケーションをとろうとすると、結果的に、浅く本音が隠れた内容になってしまったりも。形式的なやりとりの応酬に、いたたまれない気持ちになることが珍しくありません。

  • 競い合うようなプレッシャー

「会話力を試される」「アピールを求められる」「手札を見せ合う」のような言い回しもしっくりくるかもしれません。当然、皆さん、良い会話の場を作ろうと働きかけているだけで、自身の心持ちに原因があるのですが…。上手に喋らないといけないような謎の「圧」を感じてしまい、緊張してしまいます。

  • 孤立感した時の居心地悪さ

なんといってもこれ。最近Xで、交流会の隅でポツンとお酒を呑んで立ち尽くす営業マンさんのポストに共感が集まっていましたね…。わかる…。
共通の話題や会話が続く場をうまく見つけられず、輪の外に出たら最後…。会場の端で、なんとなく携帯を眺め、何かを口に入れ場を凌ぐ、バツの悪い時間を過ごすこともしばしば。疎外感を感じる瞬間が怖くて参加できない方は少なくないはず。

良いところ
不安以上に得られることが多い場です。いくらでも思いついてしまいそうなので、ざっくりと!

・情報共有ができる
トレンド・成功体験・失敗談などを交換することで、知見を深められる
・スキルアップの場になる
専門家のLTやWSを通じ、新しいスキルや知識を身につけられる
・課題解決のヒント探しができる
課題や解決策を共有することで、異なる視点のアイデアを得られる
・ロールモデル探しができる
キャリアの道筋や成長過程を知ることで、自身のキャリアプランを再考できる
・キャリアパスの拡大に繋がる
将来的に参画可能な職場との出会いや、自社に合った人材との繋がりを得られる
・モチベーションアップにつながる
社外の方との交流することで、気分転換や成長意欲の向上に活かせる
・ワークショップやイベント開催のコツを学べる
あれこれ工夫を凝らしてくださる主催者様の動きを観察することで、イベント開催の知見を学べる
そもそも参加無料の場が多い
無料開催の場も多く、フリーから大企業所属の方まで参加しやすい

…and more

おすすめの事前準備

備えあれば憂いなし。最低限の装備を挙げます。
ポイントは、共通項を見つけるための情報を、パッと渡せるよう頭に置いておくことです。

1.「プチ質問」を考える

名刺交換直後に、サクッとできる質問を思い浮かべておくと、あの瞬間のドキドキを軽減できます。

・事業内容は?
・会社の規模感は?
・ご担当業務は?
・お勤めは何年ほど?
・チームは何名ほど?

2.「プチ紹介」を考える

名刺交換直後に、2-3個、プチ自己紹介を添えられると、相手が質問しやすくなって親切です。

・事業内容
-医療領域で、病院経営や患者さんの体験をより良くするためのソフトウェア開発をしている会社です。
・会社規模
-17名、うちアルバイト、業務委託、役員がふくまれますが、みなコアメンバーとして稼働しています。
・特徴
-フルリモートなので、普段はGatherに生息しています。
・役割
-採用人事を軸に、労務、オンボ、文化施策、広報に関わっています。
・勤続年数
-今年の12月で丸3年です。
・チーム規模
-メイン担当者が2名、そこにエンジニアやPdMが加わり、意思決定や制度設計を実施しています。
・個人的な課題 or チーム共通課題
意思決定を先導するエンジニアメンバーの信頼を集め、対等に語り合える相手でいたいです。

3.自己紹介を考える

アイスブレイクがてら、自己紹介のターンが入るのが鉄板です。自身のことはもちろん、働く環境を先立って伝えると、共通点を見つけやすく、後の会話が弾みやすくなります。

※「プチ紹介」の項目を繋げると、エレベーターピッチが完成します
・ちょっとニッチな趣味
・最近、ハマっていること

…などを最後に追加すると、人間味も追加されておススメ

4.悩みを整理する

お互いの会社やチーム環境の共有がひとしきり終わったあとは、お悩み交換に進みたいですよね。
意外と、社外の方にコアな悩みや課題をお伝えするのに言葉を選びすぎてしまったりします。あらかじめ、①公開可能な情報範囲②課題観共有に、必要な情報 を言語化しておくと、慌てにくく、ヒント交換もしやすくなります。

※ 3ステップで整理しておくのがオススメ

1.ざっくり課題観
狙っているターゲットに対し、推せるポイントがあるはずなのに、採用広報施策に落とし込めていない。
2.課題の詳細
- うちの会社、愛社精神にまつわる数値が常に高い水準であり、カルチャーやメンバーの中に、その答えがありそう。
- 新しいメンバーを迎える上で、見直しや追加すべき価値観もありそう。現存の文化と、推進したい要素を、いくつかの概念にまとめて定義したい。
- 採用広報を前に、価値観の洗い出しと文化醸成的な取り組みを推進する必要がありそう。
3.聞いてみたいこと ※ちょっと広め/大きめがオススメ
カルチャーの言語化から採用広報化…までの過程で、有効だった取り組みはありますか?

5.名刺に手書きでSNS記載する

バタバタと次の方との会話に移るシーンも多いので、「めっちゃ会話盛り上がったのに、メインの連絡先交換できなかったな…」ということもあります。
メールで問い合わせるのも良いですが、交流会時の勢いや熱があるからこそ、つながりやすい点もあるので、事前の工夫で時短を図るのも吉。
「手書き」だと、意思を持ってつながりを求めていることも強調できるので、内向的な相手にもいくらか有効かもしれません。

・SNSアカウント名を記載する
- X、Facebook、YOUTRUST、LinkedIn、noteなど…結構担当者さんによってコミュニケーション手段が違うので、可能な限り記載すると良さそう

6.推しの参加をマークする

せっかく頑張って交流会に行くからには、少しばかり楽しみがないとです…。
普段SNS越しに目で追ってしまう憧れの担当者さん…いつもゆるくユーモア溢れるポストで仕事の憂いを払ってくれる担当者さん…。
そんな推しがいる場合には、その方の参加有無や匂わせを把握しておきましょう。ほんのすこし、テンションが上がります。


当日やらないこと

初回は「やらないこと」だけを意識して、会の雰囲気を覗きに行くのがオススメです。

7.口下手を気にし過ぎない

  • 会話を楽しむことにフォーカス!場の内容に集中できるよう雰囲気に慣れることが最優先

  • 口下手を改善するための場として使うのもあり。数回参加するうちにこなれてきたら、「短い時間の中で適切な言葉を選ぶ」「意図した対話を引き出す」など、段階を踏んで意識してみると、適切な負荷のかけ方になりそう

8.顔見知りと固まり過ぎない

  • 同僚や上司と回るのも一興ですが、「困ったら集合!」「面白い方がいたら引き合わせるね」…など声を掛け合って回った方が、効率的に多くの方とお話ができそう

9.話し込み過ぎない

  • お互いの参加目的にも寄るので、一概に避けなくてよい行動ではあります

  • 大半の方は、できるだけ多くの方と交流することを念頭においているので、よしななタイミングで「もうちょっと聞いても大丈夫ですか?」と確認を挟んだり、「他の方ともお話し行かれますよね?」と話に区切りを付けつつ、ちょうど良い時間量を探れると親切そう

10.スマホ見る・ペットボトルのラベルを読む…に逃げすぎない

  • 話が一区切りつき、一人になる瞬間。つい「人見知り芸人」の素振りをしてしまいそうになります。むしろ「私、今、フリーです!」と堂々と周囲を見渡した方が、お話できる方を見つけやすく、見つけてもらいやすくもあり、次の交流につながります


当日やってみたいこと

二回目以降はちょっと工夫を追加して参加してみると、直良しですね!

11.事前にお手洗いを済ませる

  • 一人の時間に抵抗があるうちは、会の途中で輪から外れないよう、中座のリスクをなくしておくと安心です。意外と同じ空間に居続けると、あれよあれよと異なる輪に招かれるので、その勢いを失わないようにするのがオススメ

12.自分から話しかける

  • 1番良い形は、一人きりの人を見つけて「今フリーですか…?もしよければ…」とお声がけするパターン。相手もきっと嬉しいはずです

  • こなれてきたらオススメなのが、名刺交換を始めたグループに「…私も良いですか?」と、スッ…と加えていただくパターン!名刺交換をされるタイミングであれば、話し込む前の段階の可能性が高く、ナチュラルに輪に加わることができるので、割り込む時の気持ちの負担が少ないです

13.会話は「聞く」「質問する」から頑張る

  • まずは、コンパクトな質問を投げかけることから始めると、緊張を解きながら会話が始められてリズムを作りやすいです

  • 慣れてきたら、質問+自社/自分の場合を付け足していくと、お互いの情報が対になって揃っていくので、相手からも話を掘り下げやすくなります

14.気になる人には、SNS申請

  • Facebook、Xアカウント…あたりで繋がっておくと、その場限りでない関係値を作っていけるので、すぐに交換できるよう整えておくと安心です。

  • 次回以降の交流会で「あれ!お久しぶりです!」なんて会話もしやすくなり、より外交を楽しめるようになるかも

15.推しに話しかける

  • 推しに、日頃の感謝やアウトプットへの所感を伝えましょう…!


自分なりのコツを見つけて楽しもう

いかがでしたか?
ご紹介した内容は、私が実際に交流会の場で助けられた体験を元にしていたり、周囲の方が自然と取り組まれており「お上手だなあ…」と感じた言動を、コツとしてまとめてみました。
冒頭に挙げた、いたたまれなさ…プレッシャー…孤独感…を感じなくなるくらい、目の前の出会いやトークを楽しめることを願ってます。

他社の方々との交流の場は、インプットでもありアウトプットの機会にもなる素敵な場です。気になるテーマの集まりを見つけた際には、ぜひ、ご自身なりの攻略法を探して見てください。

私が所属するispecでは、積極的に採用活動を行っております◎
お仕事の場を探されている方がおられましたら、ぜひ覗いて見てください。

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