鹿の角? 鳥の羽根? 炎?【埴輪紹介所その65】
波にも見える。
なんにせよ上へと向かう。
何がモチーフなのか。
抽象的なイメージなのか?
埴輪のモデルは、わかっている範囲では実際に存在した物だ。
この埴輪の下で広がっている部分のモデルはキヌガサらしい。
キヌガサとは?
従者が主人に差しかける日傘らしい。
漢字表記は蓋、衣蓋、絹傘などと定まっていないので、ここではキヌガサと書く。
そして上の謎の部分は立ち飾り。
飾りをつけるとき、なんとなくでつけることもあるか。
特にモチーフだのモデルだのを考えずに。気分で。
…かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
立ち飾りには、旗タイプもあります。
埴輪の謎は深い。
奈良県三宅町石見出土のキヌガサ形埴輪。
所蔵は東京国立博物館。
撮影は2020年6月。
またね。
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