強運強烈パイナップル【埴輪紹介所その164】
高さが足りないか。パイナップルの葉と見るには。
でも頭の形とあいまってパイナップルっぽい。
埴輪時代には正体がわかっていただろうパイナップルが、いつしか謎となってしまった。謎はいまだ解かれずにいる。
かみつけの里博物館で初めて見たときの衝撃は大きかった。びっくりというより、呆然。
なんと埴輪の世界は奥深いのか。想像の範囲を超えてくる。かるく飛び越えていく。追いつけない。
顔はだいぶ直してある。
パイナップルの葉も、盾もかなり欠けているのだが
それでも残ったものが、強かった。
強運強烈パイナップル。
群馬県高崎市の保渡田八幡塚(ほどたはちまんづか)古墳出土の盾持ち人埴輪。高さ86.0cm。
所蔵は「かみつけの里博物館」。
同じ古墳から、まったく違う頭の盾持ち人埴輪が出土しています。
撮影は2020年、『盾持人埴輪の世界』埼玉県立さきたま史跡の博物館にて。
またね。
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