赤いトサカ【埴輪紹介所その24】
それは鶏。恐竜の末裔。
顎から垂れ下がる肉髥(にくぜん)も赤い。
鳥形埴輪は頭が小さく、たいてい中実なので、目が透孔(すかしあな)じゃないことが多い。その場合の目は線刻される。
だから顔つきが埴輪っぽくない。若干こわい。やはり恐竜だから?
まれに目が透孔の鳥形埴輪もいます。
お尻の孔はある。大きい。
大きすぎる。たぶん通気口。
鶏もちょっとは飛べる。
木の上で眠る。
この鶏もけっこう高いところにいる。
鶏本体自体はそう大きくないが、高さ53.8cm。
栃木県真岡市の鶏塚古墳出土の鶏形埴輪。
この鶏形埴輪が出土したので、鶏塚古墳という名がついたらしい。
埴輪が古墳を支配する。
所蔵はトーハク。
撮影は2018年、東京国立博物館の平成館にて。
またね。
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