埴輪文化も地震も復元も地域の歴史【埴輪紹介所その84】
鹿の子まだらくっきり。
図録によると、赤く塗った上に白土で斑点を描いたらしい。
蹄もはっきり表現されている。
ただし、発見時には脚が完存していたようだが、いま残っているのは右前脚のみだそうだ。
頭部が復元なのは残念だなと思っていたら、「昭和18年の鳥取大地震で頭部が失われた」とのこと。なんという…
でも実測図から復元してもらえたのはよかった。
埴輪文化も地震も復元も、地域の歴史。
尻尾はない。出土しなかったか。
鳥取県北栄町の土下(はした)211号墳出土の鹿形埴輪。高さ36.9㎝。
所蔵・展示は鳥取県立博物館らしい。
撮影は2020年『発掘された日本列島2020』江戸東京博物館にて。
列島展はずっと見たかった埴輪が遠征してきてくれることがあるのでうれしい。
またね。
いいなと思ったら応援しよう!
お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。