足りないまま立ち上がる方法【埴輪紹介所その40】
破片をつなぎ合わせても、だいぶ足りない。特に屋根。
狭いてっぺんに並ぶカツオギも、1本なくなっちゃったみたい。もともとは4本かな。
欠けた部分を石膏などで埋めず、内側に骨組みをつける補強方法。
このやり方だと、どこが出土部分でどこが欠損しているのか、わかりやすい。
雨漏りもすきま風も、博物館の中だから大丈夫。さらにケースに守られている。
ところで、壁の突帯が目立つなあ。5本か。
壁面に突帯が多い家といえば、同じ茨城の玉里舟塚古墳の家を思い出す。
玉里舟塚のほうが、さらに突帯が多い。
茨城県高萩向原出土の家形埴輪。寄棟造り。
所蔵は東京大学。
撮影は『UMUTオープンラボ 太陽系から人類へ』東京大学総合研究博物館にて。
ここでは彼女にも出会いました。
またね。
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