“You are what you ate” #自己紹介 #エッセイ
これは、西洋のことわざで、直訳は「あなたとは、あなたの食べた物である」ですが、食べることが、生物のあり方に大きな影響を与えることを表す言葉だそうです。
今回は、このことわざに従って、つまりは「私が食べてきたものを紹介する」形で自己紹介をしたいと思います。
12月3日で、noteを始めて一ヶ月が経ちました。
匿名で、知り合いにもほとんど知らせず、ひっそりと書いているのですが、それでも読んでくださる方がいて、徐々に多くの方に読んでいただいているようです。
ありがたいなぁと思います。そのことへの感謝と、「どんな人が、どんな意図で書いているか」わかる方が、読みやすいかと思いますので、少しばかり自分のことと、noteで書く内容を紹介しようと思います。
●What I ate.(自分のこと)●
1.昆布出汁と粉もの、洋菓子に親しみながら育つ。
〇思い出の食べ物:プチケーキ。小さい茹でガニ(おそらくイシガニというカニで、近所の漁師さんが時々くれました。美味しかった。)
2.大きな自然災害を経験する。温かいご飯がもたらす幸せ感を知る。
〇思い出の食べ物:乾パン。簡易給食(菓子パン+牛乳+冷たいおかず+デザート。ガス調理ができない状況での給食。)
3.大学で、酒の味を覚える。アジア・ヨーロッパ各地を旅行や短期留学で訪れる。食べ、飲む。「乾杯」という言葉だけなら十数か国語使えるようになる。
〇思い出の食べ物:焼き鳥。ワイン。ピータン粥。ロバ麺。ジェラート。
4.東欧のとある国に長期滞在する。これを期に研究の道に進み、日本の首都で学ぶ。ハイカロリーは、マイナス気温の冬を乗り越えるために必要な熱源と知る。が、太る。
〇思い出の食べ物:ニシンの酢漬け。黒パン。カッテージチーズのチョコレート掛け(毎食のように食べていた。そりゃ太るな。)
5.インドに行く。影響を受け、2ヶ月ほどベジタリアンになる。
〇思い出の食べ物:キットカット(お腹を壊してからインド産食べ物に不信感があり、回復期はこれしか食べなかった)
6.飲食関係の業界紙で記者をする。美味いものが持つストーリーに興味を抱く。
〇思い出の食べ物:ササニシキ。ジビエ料理。マンゴー
7.赤味噌文化圏へ引っ越し。洗礼を受ける。洗礼名をアカミソンヌとして、アルコール以外の日本の発酵食品にも興味を抱き始める。
〇思い出の食べ物:喫茶店の定食。台湾ラーメン(隠れたご当地グルメ)。麹(醤油こうじや塩こうじって、本当にすごく肉を柔らかくします)
8.登山などアウトドアを始める。野外料理の魅力を知る。
〇思い出の食べ物:タケノコとホタテのパエリア。棒ラーメン。枝豆
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体調を悪くして、何も食べたくない、あるいは何を食べても美味しく感じないという経験をしたこともありますが、基本的にかなり食いしん坊で、料理好きです。ちなみに、直近3ヶ月間で美味しさを再発見した食べ物は、シナノゴールド、白米、本みりん、カステラなどです。
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●What I wrote here.
(noteで書いているもの:2017/12/4現在)●
1.週に3回程度、2,000字程度の(5分で読めるような)記事を書いています。エッセイ半分、小説半分のペースです。
2.「やさしい気持ちになるものを書く」ことがテーマです。日々のものごとを優しい目線で見て、易しい言葉で表現することを目指しています。詳しくは初回に書いたこの記事を。
3.生き物全般が好きです。今はヒメタニシに夢中です。
4.現在マガジン化しているシリーズ
〇「酔いどれシェヘラザードの小噺集 #短編小説 」
何らかのアルコールを飲みながら、荒唐無稽な話をする男女の物語。 基本的に一話完結。「めでたしめでたし」で終わります。
〇考える苔玉 #エッセイ
エッセイの中で、「考えた」り「主張した」りしたものをまとめています。生き方、自然、本、異文化などの話が多いかと。
〇マガジンに入っていない文章もだいぶ多いです。いずれ、また整理するかもしれません。
5.問い合わせ、ご依頼などは、コメント欄またはメール
82.s.breath@ジーメール へ。
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最後に、“You are what you ate”について、少々。
このことわざは生物学的にも正しくて、私たちの体を構成する物質は、元々は、すべて食べ物に由来しているんだそうです。
そして、食べ物を毎日とることによって、体は毎日作り変えられていて、1年程で、ほとんどの物質が入れ替えられ、物質的には別人となっているんだとか。
「わたしが食べてきたもの」でもって自己紹介をしましたが、実のところ、今のわたしは、物質的には、ここ1年食べてきたものだけで、できているのですね。
故郷をはじめ、好きな土地でのことがリセットされてしまうようで、少し寂しくもあるけれど、どこか爽快にも感じます。1年後のわたしが、より良きものでできているように、今日から変えていくことができるのだから。
・参考:福岡伸一『新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』小学館新書、2017年。
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