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12 ある公立高校の評議会

 先日、勤務校の近くにある、とある県立高校の学校評議会があり、私もその評議員の一人として出席してきました。地域貢献の一環ということで、学長から依頼されていたので、高校との教育連携、いわゆる高大連携を視野に入れた活動に関する提言をしようかと思い、私も意見表明をさせていただきました。評議員には、私のような大学教員もいれば、地元の商工会議所の会頭とか、会社経営者、PTA会長さん、複数の近接市町村の学校教育課の課長さんや指導主事なども列席していました。
 まあ、当たりさわりのない高校の学校運営に関するプレゼンや、それに関する質疑応答などで、その場は終了。あとは出席者同士の名刺の交換などをして、夕方5時には帰宅しました。
 翌日、その高校を卒業したある女子学生が私の研究室を訪れ、自分が卒業したその高校が非常に旧態依然としていて生徒の色々な要望(制服をジェンダーフリーにしてくれ、バカバカしい校則は廃止した方がいい、などなど)がなかなか聞き入れられないことを吐露していきました。そこで気づいたのは、高校の評議会には生徒の代表も加わってしかるべきでは、と思いました。従来まで大人たちが決めている中高の学校経営にも生徒たちの声を反映させるべきではないか、と。生徒会で意見を集約し、代表が評議会に出席し、生徒たちの思いも学校の運営に反映させるべきではないでしょうか。

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