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ポケカ初心者のCL横浜2023体験記
はじめまして、コーヘイといいます。
このnoteは、半年ほど前にポケカを始めた初心者が、2022年9月17日に開催されたCL横浜2023の抽選に当選してから本番までを振り返って、初心者ならではのデッキ選択、CLの雰囲気などを書いてますので、今後初めてCLに参加する人は参考にしてもらえると嬉しいです。
初note投稿なので、気軽に読んでください。
■当日結果
まず当日の結果ですが、4勝3敗でした。(3敗でドロップ)
正直4勝もできてるとは思ってもみなかったので望外の喜びです。
使用デッキは耐久型アルセウスギラティナです。
デッキの採用理由、構築ポイント、当日の結果については後程お話します。
■抽選発表
そもそもCL横浜の抽選結果発表は9月8日(木)。
本番まで1週間ちょっとしかありません。
もう少し前に発表してほしいところです。
「応募→落選」を繰り返すと当選確率が上がるらしいので、気軽に応募したら当選してビックリ!というのが本音です。
CL横浜(マスター)の参加人数はグループA、B合わせて3,200人と、以前より大幅に増えているようですが、落選の声も結構聞くので運がよかったのでしょう。
ただ、5月のシティリーグ(season6)以降、実戦から遠ざかっており、環境考察からデッキ選択・構築をイチから考える必要がありました。
■環境考察
情報収集はもっぱらYouTubeです。
あそビバch、Tier4ch、シャロンch、だんのうらch、サーニーゴchをよく見ています。
豊富な情報量を短い時間にまとめ、それを初心者にもわかりやすく、対戦で見せてくれるので初心者にはありがたいです。
YouTuberの皆さんの意見をもとに、自分なりに現在の環境を整理すると、
Tier1:パルキア、ロストギラティナ
Tier2:ロストバレット、レジギガス、ミュウ、ゾロアーク
Tier3:アルセウス、キュレム、ディアルガ、ハピナス、ダークライ…etc
となりました。
■デッキ選択
この環境を踏まえてデッキ選択です。
初心者として意識したデッキ選択のポイントは以下3点です。
練度が求められるデッキは避ける(ミラーも避けたい)
初動を重視する(事故率は下げたい)
25分の時間制限を意識する(時間切れにならない)
当選から1週間ちょっとで本番です。
仕事もある中でポケカにあてる時間は限られています。
デッキ選択のポイントを意識し、この時間で出来ること、楽しくプレイできること、その中で勝ちたい、という点を重視してデッキを考えました。
これをもとにTier表を見てみると、
パルキアやロストギラティナは、練度が足らず、ミラー戦で勝ち切れる気がしません。また、「裏工作」や「はなえらび」は決断の連続で難易度が高く、初心者には採用のハードルが高いです。
レジギガスやロストバレットといった非エクデッキは慣れていないと25分で終わる気がしません。相手を待たせ過ぎるのも申し訳ないので採用しづらいです。
■候補デッキ
コントロール系より高火力系デッキが好きなので、
ミュウ、ダークライ、ディアルガ、アルセウスギラティナの4つを候補としました。(キュレムも試したかったですが時間が足らず…)
【ミュウVMAX】
5月のシティリーグはミュウVMAXデッキを使っており、「白熱のアルカナ」で登場したセレナやVガードエネルギーで強化されたことから第1候補でした。
ドラピオンVというメタカードも登場していましたが、Tier表を見るとあまり採用されない、ミュウは対策するほど意識されていないと考えました。
ただ、ウッウロボは持っておらず、ロボ無しミュウは劣化版という気がします。新たに買うかというと(安くなったとはいえ)1枚5,000円以上もするので何となく癪です。そこで、アルセウスミュウ(神ミュウ・ゴッドミュウ)を検討しました。
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ロボの代わりが「スターバース」というコンセプトです。(VSTARパワーを使いたいという気持ちもありました。)
トリニティノヴァでゲノセクトもアタッカーになります。
手札をため込むデッキも多いのでマリィも強く使えます。
ただ、フュージョンエネやカミツレを採用しないでよい一方、メロエッタのメロディアスエコーという武器を捨てることになります。
加えて、パワータブレットのみではVSTARのワンパンは1回が限度となり最後にどうしても息切れしてしまいます。
そうなるとVSTARはワンパンできない一方、こっちはVMAXで3枚とられるため、サイドレースで後れを取ると考え、今回は見送りとしました。
【ダークライVSTAR+ホウオウV】
ダークライVSTARの「あくのはどう」+ダークパッチの高火力は魅力的でしたが、エネ付きポケモンを狩られると、そのままズルズル負けてしまうパターンが多く、上手く使えていませんでした。
Tier4チャンネルでホウオウVが4エネ付きでトラッシュから爆誕する映像を見て、これは面白い!と思い組んでみました。
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(※チャンネルで紹介していたレシピから一部変更)
回してみた結果、「ホウオウ爆誕は簡単ではない」ということがわかりました。
初動が安定せず、ホウオウVのトラッシュまでなかなか辿り着きません。少なくともCL向きではなかったです。
【ターボ型ディアルガVSTR】
ディアルガにエネルギーが6枚以上ついている姿は壮観です。
スタークロノスで「時を飛ばす」、これを目指して検討してみました。
ディアルガVSTARデッキには「ドータクン」「ジバコイル」「ギギギアル」など、いろいろな型がありますがスピード感を重視し、ターボ型ディアルガの構築としました。
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ザシアンVSTARでミルタンクの突破も可能です。
スタークロノスが決まると押し切れる可能性は高いですが、ディアルガが倒された後のエネ供給が難しく、使用感としては「バランスが難しいデッキ」という印象でした。(今更感がありますが…)
■採用デッキ
【耐久型アルセウスギラティナ】
最終的に決めたのが、耐久型アルセウスギラティナVSTARデッキです。
2022年7月のポケポケCLでシャロンさんが準優勝していたデッキを参考にしています。(そのデッキから耐久型に変更しました。)
構築のポイントは
「ワンパンされない耐久力を押し付ける一方、ギラティナでワンパンする」です。
最大のメリットは
「器用さはないけど、プレイが単純で強い」
というところです。
25分という時間制限とCLという緊張感のなかで的確にプレイするために、初心者としてはこのデッキが最適という結論になりました。
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アルセウスVSTAR2体、ギラティナVSTAR2体で戦います。
HP280+30(おまもり)+30(Vガードエネ)+20(かがやくサーナイト)=実質HP360相当のバケモノにしようという考えです。(実際はおまもり or Vガード+サーナイトでベルト付ロストインパクトにも耐える想定です。)
パルキアに対してもベンチを展開しないことから、ワンパンはされない一方、パルキアはワンパンできる展開にもっていけるというのが強みです。
ただ、ゲッコウガの月光手裏剣やインテレオンのアクアバレットで打点を刻んだ後のパルキアは厳しいので不利は取らないという程度です。
ダブルターボがロストインパクトのコストになる点も優秀です。
ビーダルやクロバットVが入っている形でも回してみましたが、VSTARを立てるのを優先することを考えると、無いほうが初動が安定した為、事故らないことを優先しました。サポートでデッキを回すため、序盤/中盤はボスやセレナでベンチを呼び出すことにサポート権を使いにくいのは弱みです。
非エクには若干の不利を取りますが、アルセウスVSTRが1~2回の攻撃を耐える間に2~3回攻撃できれば勝機はあると考えました。ただ、レジロックに弱点突かれてワンパンされるとコンセプトが崩壊するので「ノコッチ」を採用しました。
コンセプトは固まったのであとは実践!ということで、CLの前々日、前日の2回ジムバトルに参加しましたが、2勝5敗と散々の成績でした。
事故が多かったのもありますが、自信喪失気味で当日を迎えることになりました。
■CLの現場雑感
私はグループBでした。開始までのスケジュールは以下の通り。
09:15~10:15 受付
10:45~11:00 大会ルール説明
11:00~ 1回戦
グループAは1時間ほど早いスタートとなっています。
9:20頃には会場のパシフィコ横浜に着きましたが、受付もスムーズで9:30には着席。10:45まで特にやることもないため、(現地にいるのに)配信をYouTubeで見てました。
ちなみに、配信卓に呼ばれたらどうしよう、とドキドキしてましたが、対象はグループAだけのようでした。ホッとしたようなちょっと残念なような…。
到着すると、すでに1回戦のマッチアップは発表されており、QRコードで読み取ると自分の席がわかります。(いちおう紙でも張り出されてます。)
勝敗記入用のボールペンは用意されてました。
必要な持ち物は、
・デッキ(ドロップした人のデッキチェックはなし)
・デッキシールド(新品に替えてきても角折れすることあり替えも必須)
・プレイマット(ほとんどの人は持ってきているが、無くても問題なし)
・昼食(食べる場所は激混みのため、ウィダーinゼリーが最強)
・飲み物(500ml1本じゃ足りない)
トイレは混みますが、それほど待たないです。
男女比は9:1くらいですかね。。
1回戦が終わって以降、次の対戦発表、対戦準備、対戦開始、対戦終了を繰り返します。4回戦くらいまでは人数も多いためか、対戦準備が完了してから対戦開始まで10分程度待ちます。(感覚的にはもっと長いですが、たぶんこのくらい。)
3回戦が終わった後、お昼休憩となるので、3連敗してしまうとお昼休憩を取れず(持ってきた昼食を会場で食べることなく)、帰宅することになります。当たり前ですが最低でも1勝はしないと!という感じです。
待ち時間が長いのもあり、対戦相手と話す機会は多いです。
ピリピリとした雰囲気を想像してましたが、思ったよりも友好的で、コミュニケーション力が高い人が多く驚きました。
対戦が開始する前に世間話をしておくと対戦中のコミュニケーションも円滑になるので、勇気を出して話しかけて2~3往復の簡単な会話をするとよいと感じました。
■CL横浜2023の対戦結果
冒頭に記載の通り、4勝3敗と満足の結果。
ただプレイミスも多く、悔やまれる両負けもありました。
今は「もっとできた」という思いが強くなっており、
それが次へのモチベーションとなっています。
それもあって、noteにその気持ちを残しておこうと思った次第です。
(それに付き合わせてしまって申し訳ございません。)
以上、これからのポケカライフに少しでも役立ててもらえれば嬉しいです。
誰にでも初めてはあるので、勇気を出して踏み出すと世界が変わります。
お互い頑張っていきましょう!
以下、詳細の対戦結果とその振り返りです。ご参考までに。
〈対戦結果〉
1回戦 勝ち 先攻 6-4 ソルトックルナトーン
2回戦 負け 先攻 4-0 ロストギラティナ(時間切れ両負け)
3回戦 負け 先攻 4-6 レジギガス
4回戦 勝ち 後攻 6-4 ロストギラティナ
5回戦 勝ち 後攻 6-0 パルキア裏工作
6回戦 勝ち 先攻 6-4 パルキア裏工作
7回戦 負け 後攻 5-6 パルキア裏工作
■1回戦 ソルトックルナトーン
デッキタイプは知っていましたが初めての対戦でした。
先2にトリニティノヴァを決めることができたため、サイドを先攻していける展開でしたが、回収ネットを絡めて5エネ、6エネと加速され、危ない展開となりました。最後はおまもりつけて攻撃を耐え、勝ち切ることができました。
■2回戦 ロストギラティナ
先2、先3のトリニティノヴァで非エク2匹を取ってから、エネ付ギラティナVをセレナで呼び出して4-0と大きくリードする展開。
ただ相手のプレイスピードが遅く、エネ無しサーナイトを呼び出されて縛られるなどによりそのまま25分が経過。
延長時間の後攻で相手が「投了」するもルール上は認められず、両負けとなりました。
拮抗した勝負で時間切れ両負けはあり得ますし、お互い投了はしにくいものです。
ただ、当日10:45からの大会ルール説明でも時間切れ後の「投了」は認められないと説明されていたにもかかわらず、それを理解していなかったことは残念ですし、やるせない気持ちです。
■3回戦 レジギガス
最も不利と感じていた対戦相手です。
ギラティナVスタートで、後攻1ターン目に「頂への雪道」を張られてしまい、そこから入替札が引けず。
ギフトエネルギーで毎ターン大量ドローされ、好き勝手やられて敗北。
ボスの指令1枚採用で最後の最後に「あなぬけのひも」もデッキから落としてしまったので、前を殴っていくしかありませんでした。
「ノコッチ」の対策は相手にサプライズとなったのはよかったですが、「バケッチャ」は必須だよ、と忠告してもらいました。
雪道は張る側の想定だったのですが、確かに対策カードは必要だったかもしれません。(どうやってサーチするかも考える必要がありますが。。)
■4回戦 ロストギラティナ
この対戦は記憶があいまいですが、比較的相手の展開が悪かったところを順当に倒していけた印象です。
■5回戦 パルキア裏工作
相手が先1でバトル場メッソンのみで終了、そのまま押し切ることができました。「事故って負ける」という相手の悔しさがストレートに伝わってくる対戦でした。
■6回戦 パルキア裏工作
連続でパルキア。
お互いデッキパワーを発揮している中で最後はセレナでパルキアを呼び出して会心の勝利でした。
冷静に考えると相手のパルキアに勝ち筋があったらしく、試合後すぐに振り返っていたのが印象的で、ひとつひとつのプレイに至るまでの思考の深さがまだまだ上級者には及ばない点を痛感しました。
勝ちはしたものの、半分負けた気分です。
■7回戦 パルキア裏工作
3戦連続パルキア。
ゲッコウガの月光手裏剣でダブルギラティナを削られ、裏のパルキアVをセレナで呼び出せば勝利のところまでいったもの、手札のセレナをツツジで流され、引けずに敗北しました。
ただ、ツツジを打たれることは予想できたことから、山札を最大限圧縮するなど対策は取れました。(結局引けなかったけど。)
ただ、相手には別の勝ち筋もあったらしく、まだまだ探求が必要です。
以上、ご拝読ありがとうございました。