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【書籍の情報】
タイトル：チャンスはハゲおやじ　久留島武彦の心を育てる名言集
著者：金成研（キムソンヨン）　
監修：久留島武彦記念館
出版社‎：梓書院
発売日：‎2020/5/5
言語：日本語
単行本：180ページ
ISBN：978-4870356665

【内容の紹介】
生涯の口演動員数、推定200 万人以上。
童話を通して、教えを子どもたちへ語りきかせる“ 口演童話活動" を明治・大正・昭和にわたって、日本全国のみならず世界各地で行なった教育者・久留島武彦。
その声はマイクを使わずとも会場の隅々にまで響き渡り、大人も子どもも夢中になって耳を傾けたという。
日本の児童教育の土台を築いたレジェンドが残した言葉と軌跡から、彼の目指した「心を育てる」教育の真髄に迫る。

【出版社からのコメント】
「継続は力なり」とは誰もが知る言葉だが、誰の言葉かを知る人は少ないのではないだろうか。
岡本太郎を育て、巌谷小波、野村徳七などの日本近現代史に名を刻む多くの著名人たちと交流し、影響を与えた「日本のアンデルセン」久留島武彦。
生涯、子どもたちに童話を語り聞かせ、大人へ教育について説くことを続けた彼は、まさしく「継続は力なり」を体現した人物とも言える。
多くの人に影響を与えた彼の言葉たちは、現代にも通ずる。

【おすすめポイント】
「日本のアンデルセン」と呼ばれた久留島武彦さんの名言集『チャンスはハゲおやじ』は、子どもから大人まで楽しめる一冊です。
教育者だった久留島さんの言葉は、子育てや自己成長にも役立つヒントが満載で、読み聞かせはもちろん、自分自身でじっくりと読み込むことで、心に栄養を与えてくれます。
これはいったいどういう意味なんだろう…と感じる不思議な言葉も出てきます。
ぜひ一度、手に取ってみてくださいね。

私がこの本に出合ったのは、著者である金成研さんが子どもたちの通う学校へ、講演に来られてことがきっかけです。
帰宅早々、次女は目をキラキラさせながら、講演内容を『過去いち面白い講演だった！』と、私に語ってくれました。
小学生の頃から独学で英語と韓国語を学び、今春から大学へ進学する次女にとって、金成研さんの生き方は、自分の目標と重なって見えたのだと思います。

余談ですが…
『生きてるだけで丸もうけ』は、明石家さんまさんが作られた言葉だと思っておりましたが、油屋熊八さん（別府観光の神様）の口癖だったのですね。
こんなエピソードも載っていますよ。

チャンスはハゲおやじ 久留島武彦の心を育てる名言集

【著者について】
金 成研（キム ソンヨン）
韓国釜山生まれ。近代文学研究家。
留学先の日本(九州大学大学院)にて、恩師から手渡された「久留島武彦追悼集」をきっかけに「久留島武彦」を知り、研究を始める。
博士論文「越境する文学―朝鮮児童文学の生成と日本児童文学者による口演童話活動」で外国人初、第48 回久留島武彦文化賞を最年少受賞。
また、韓国で出版した『風光る―岩谷小波俳句・俳画選集』で第39 回巖谷小波文芸賞を最年少受賞。
現在、久留島武彦の出身地である大分県玖珠町にて久留島武彦記念館館長を務める。
著書に『久留島武彦評伝―日本のアンデルセンと呼ばれた男―』(求龍堂)など。

ソンヨン一直線 久留島武彦記念館館長 金成妍(キム・ソンヨン)聞き書き