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📚これって恋の話だね

【書籍の情報】
タイトル:100万回生きたねこ
佐野洋子:作・絵
出版社:講談社
発売日:1977/10/19
仕様:‎日本語/単行本/31ページ
ISBN-978-4061272743

【週刊朝日書評より】
これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、真に大人のための絵本ならば、子供もまた楽しむことができよう。それが絵本というものの本質であるはずだ。そして『100万回生きたねこ』は、絵本の本質をとらえている。

【日本経済新聞「こどもの本」書評より】
このとらねこ一代記が、何を風刺しているかなどと考えなくても、すごいバイタリティーをもって生き、かつ死んだ話をおもしろいと思ってみればよいと思う。上級から大人まで開いてみて、それぞれに受けとめられるふしぎなストーリーでもある。飼い主へのつながりが無視され、前半と後半が途切れているようで、みていくとつながってくるふしぎな構成である。

【おすすめポイント】
大人に贈る、何度でも読み返したい絵本

「100万回生きたねこ」
この絵本を手に取ると、誰もが子供の頃に感じた温かい記憶が蘇るのではないでしょうか。しかし、この絵本は、決して子供だけの物語ではありません。大人になった私たちにも、深く心に響くメッセージが込められています。

永遠の命と、それでも満たされない何か
100万回も生きたねこ。
そのねこは、数えきれないほどの飼い主のもとへ旅立ち、愛され、そして別れを経験します。永遠の命を与えられたねこは、一体何を想っていたのでしょうか。
繰り返される生と死の中で、ねこは喜びも悲しみも経験します。しかし、どんなに愛されても、ねこはどこか満たされないように見えます。それは何故なのでしょうか。

生きる意味を問いかける物語
この絵本は、私たちに「生きる意味」を問いかけてきます。永遠の命を与えられたねこは、一見羨ましく思えます。しかし、永遠に生きることとは、一体どういうことなのでしょうか。
私たちは、限られた時間の中で生きています。だからこそ、一期一会の出会いを大切にしたり、目標に向かって努力したりすることができます。しかし、永遠に生きることができたら、果たして私たちはどんな生き方をするのでしょうか。

愛と喪失、そして成長
ねこは、数えきれないほどの愛を経験します。しかし、同時に数えきれないほどの別れも経験します。愛と喪失は、私たちの人生において切っても切れないものです。
ねこは、それぞれの別れを通して、何かを学んでいきます。それは、愛することの喜び、そして失うことの悲しみ。そして、それらすべてを受け入れることの大切さ。

大人だからこそ気づく、深い意味
大人になった私たちは、子供だった頃には分からなかったことをたくさん知っています。人生の喜びや悲しみ、そして死について。
この絵本を大人になって読み返してみると、子供だった頃には見えなかったものが、たくさん見えてくるはずです。それは、愛することの大切さ、そして自分自身を大切にすること。

なんだか、心に響く言葉
「100万回生きたねこ」には、心に響く言葉がたくさん詰まっています。
* 「100万回も しんで、100万回も 生きたのです。」
* 「りっぱな とらねこでした。」
* 「ねこは、1回も なきませんでした。」
私たちは、これらの言葉を様々な意味で捉えることができます。

あなたにとっての「100万回生きたねこ」とは?
この絵本を読むたびに、私たちは自分自身と向き合うことができます。
* あなたにとっての「生きる意味」とは?
* あなたは、今、何を大切にしていますか?
* あなたは、どんな風に生きたいですか?
この絵本は、そんな問いかけを私たちに投げかけてくれます。

まとめ
「100万回生きたねこ」は、子供だけでなく、大人にとっても、心に響く普遍的な物語です。
この絵本を読むことで、私たちは自分自身を見つめ直し、より豊かな人生を送ることができるような気がします。
もしあなたが、何か心にモヤモヤを抱えているのなら、ぜひこの絵本を手にとってみてください。きっと、あなたにとっての答えが見つかると思います。

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