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大人のポエム 『蕾』

   蕾         富永理恵

仄かに畑るなだらかな丘を
緩やかな起伏に沿って駆け降りてゆく

しっぽりと朝露に濡れた草むらの小道を分け入った先の淡い茂みの奥に

はちきれんばかりに丸く膨らんだ蕾が一輪
風に吹かれてゆらゆらと揺れていた

頼りなげな風情に私は無性に惹かれ
その傍の窪みにしゃがみ込み可憐な蕾を愛でる

徐ろに顔を近寄せて
「初めまして」と囁き掛けると
蕾は嬉しそうにはに噛みほんの少し綻んでみせた

私と蕾は並んで座り他愛もないお喋りを楽しむ

蕾の反応を確かめながら柔らかな産毛に覆われた葉の付け根を指先でそっとなぞると時折ぴくりと細い茎をびくつかせる

すると蕾は小首を傾げ
「どうか貴方様がお手ずから私を咲かせてくださいな」
と俯きがちに呟いた

蕾があんまり可愛く頼むので私は請われるまま両掌でふうわりと丸い蕾を包み込み優しく揉んで解してやった

蕾はほんのり薄紅に染まる

親指の腹を使って外側の花弁から慎重に一枚ずつめくっていくと、幾重にも巻かれた花びらの中心に緋色の雌蕊が頭を漕げる

雌蕊を包む薄い包皮を丁寧に剥くとじっとり滑った花芯が露わになった

微かに震える小さな突起を口に含み唇を尖らせ隊んでやると、蕾は吐息を漏らし身を捩って
「もっと、もっと...」と口吸いを強請る

ならば蕾の気の済むまでと私はたっぷりと唾液を垂らし懇ろに愛撫する

次第に花芯はぷっくりと硬く膨張しやがて、ぽんっ!と弾けるように艶やかな大輪の花を咲かせた

花の中央の窄まりはてらてらと艶めいて、瀞みがかった液体が今にも零れそうなほどこんもりと盛り上がっている

張り詰めた表面を舌先でつんっと突くと堰を切ったように蜜が溢れ出た

私はその潤みを指先に取り舌に塗り付けて味を確かめる

蜜はねっとりと官能的に濃厚で私を誘うように鼻に抜ける淫靡な匂いを放つ

私は思わず蜜壺に人差し指をつぷっと差し込みゆっくりと抜き刺しした

すると花は切なげに喘ぎながら
「壺の奥がどうしようもなく疼いて辛いのです」と嘆く

痛々しいほどに充血して赤く爛れた粘膜を半ば強引にこじ開け、舌で蜜腺を刺激してやると一層たらたらと蜜を垂れ流す

私は唇を強く押し当てじゅるじゅると音を立てて愛の蜜を吸った

花は恥ずかしがって花弁を閉じようとするが私はそれを許さない

恥じらう花が健気で愛おしくて私は堪え切れず、とうとう自分の芯棒(シンボル)を花に突き立てた

花は私の無体な行為を拒まむことはせず
否、寧ろ能動的にまるで私の生殖器を残らず絡めとるように、しなやかな花弁を幾重にも巻き付ける

花びらの内側を抉るように何度も擦り上げると、花は悦びの悲鳴をあげて益々緊く締め付けるので私はついに花の中に放出した

花はしたり顔でようやく満足したように私の根元から先端まできゅうっと締め上げ、最後の一滴までをも搾り取る

意味深に「ごくり」と喉を鳴らして私の体液を飲み込むと、何喰わぬ顔をして儚げにまたゆらゆらと揺れ始めた


こちらは朗読用にふりがなをつけました


  つぼみ       とみながりえ
   蕾         富永理恵


ほの けぶ     おか
仄かに畑るなだらかな丘を

ゆる きふく そ  か お
緩やかな起伏に沿って駆け降りてゆく

   あさつゆ ぬ  くさ  こみち
しっぽりと朝露に濡れた草むらの小道を

わ い さき あわ しげ おく
分け入った先の淡い茂みの奥に

        まる ふく   いちりん
はちきれんばかりに丸く膨らんだ蕾が一輪

かぜ ふ       ゆ
風に吹かれてゆらゆらと揺れていた

たよ  ふぜい  むしょう ひ
頼りなげな風情に私は無性に惹かれ

 かたわら くぼ   こ かれん  め
その傍の窪みにしゃがみ込み可憐な蕾を愛でる

おもむ かお ちかよ
徐ろに顔を近寄せて

 はじ
「初めまして」

 ささや か
と囁き掛けると

  うれ     か
蕾は嬉しそうにはに噛み

     ほころ
ほんの少し綻んでみせた

   なら すわ たあい  しゃべ たの
私と蕾は並んで座り他愛もないお喋りを楽しむ

 はんのう たし
蕾の反応を確かめながら

やわ うぶげ おお  は つ ね
柔らかな産毛に覆われた葉の付け根を

ゆびさき
指先でそっとなぞると

ときおり ほそ くき
時折ぴくりと細い茎をびくつかせる

    こくび かし
すると蕾は小首を傾げ

    あなたさま て    さ
「どうか貴方様がお手ずから私を咲かせてくださいな」

 うつむ  つぶや
と俯きがちに呟いた

      かわい たの
蕾があんまり可愛く頼むので

  こ    りょうてのひら
私は請われるまま両掌でふうわりと

まる つつ こ やさ も  ほぐ
丸い蕾を包み込み優しく揉んで解してやった

     うすべに そ
蕾はほんのり薄紅に染まる

おやゆび はら そとがわ かべん
親指の腹を使って外側の花弁から

しんちょう
慎重に一枚ずつめくっていくと

いくえ ま   はな ちゅうしん
幾重にも巻かれた花びらの中心に

ひいろ めしべ もた
緋色の雌蕊が頭を漕げる

  つつ うす ほうひ  む
雌蕊を包む薄い包皮を丁寧に剥くと

   ぬめ かしん あら
じっとり滑った花芯が露わになった

かす ふる   とっき   ふく
微かに震える小さな突起を口に含み

  とが ついば
唇を尖らせ隊んでやると

 といき も  み よじ
蕾は吐息を漏らし身を捩って

「もっと、もっと...」

 くちすい ねだ
と口吸いを強請る

     き す
ならば蕾の気の済むまでと

      だえき た ねんご あいぶ
私はたっぷりと唾液を垂らし懇ろに愛撫する

しだい かしん   かた ぼうちょう
次第に花芯はぷっくりと硬く膨張し

        はじ
やがてぽんっ!と弾けるように

あで  たいりん さ
艶やかな大輪の花を咲かせた

 ちゅうおう すぼ     つや
花の中央の窄まりはてらてらと艶めいて

とろ    えきたい  こぼ
瀞みがかった液体が今にも零れそうなほど

     も あ
こんもりと盛り上がっている

は つ    したさき    つ
張り詰めた表面を舌先でつんっと突くと

せき     みつ あふ で
堰を切ったように蜜が溢れ出た

    うる ゆびさき 
私はその潤みを指先に取り

した ぬ つ あじ たし
舌に塗り付けて味を確かめる

みつ   かんのうてき のうこう
蜜はねっとりと官能的に濃厚で

  さそ  はな ぬ いんび にお はな
私を誘うように鼻に抜ける淫靡な匂いを放つ

   みつつぼ ひとさ      さ こ
私は思わず蜜壺に人差し指をつぷっと差し込み

     ぬ さ
ゆっくりと抜き刺しした

     せつ  あえ
すると花は切なげに喘ぎながら

 つぼ おく       うず つら
「壺の奥がどうしようもなく疼いて辛いのです」

 なげ
と嘆く

いたいた  じゅうけつ ただ ねんまく
痛々しいほどに充血して赤く爛れた粘膜を

なか ごういん あ みつせん しげき
半ば強引にこじ開け舌で蜜腺を刺激してやると

いっそう  みつ た なが
一層たらたらと蜜を垂れ流す

 くちびる お あ
私は唇を強く押し当て

      おと た あい みつ す
じゅるじゅると音を立てて愛の蜜を吸った

  は     かべん と
花は恥ずかしがって花弁を閉じようとするが

     ゆる
私はそれを許さない

は    けなげ いと
恥じらう花が健気で愛おしくて

  こら き
私は堪え切れず

   じぶん シンボル つ た
とうとう自分の芯棒を花に突き立てた

   むたい こうい こば
花は私の無体な行為を拒まむことはせず

いな むし のうどうてき
否、寧ろ能動的に

    せいしょくき  から
まるで私の生殖器を残らず絡めとるように

    かべん いくえ ま つ
しなやかな花弁を幾重にも巻き付ける

はな うちがわ えぐ なんど こす あ
花びらの内側を抉るように何度も擦り上げると

よろこ ひめい ますます きつ し つ
花は悦びの悲鳴をあげて益々緊く締め付けるので

        ほうしゅつ
私はついに花の中に放出した

    がお    まんぞく
花はしたり顔でようやく満足したように

  ねもと せんたん     し あ
私の根元から先端まできゅうっと締め上げ

   いってき しぼ と
最後の一滴までをも搾り取る

いみしん     のど な
意味深に「ごくり」と喉を鳴らして

 たいえき の こ
私の体液を飲み込むと

なにく かお はかな
何喰わぬ顔をして儚げに

       ゆ はじ
またゆらゆらと揺れ始めた



ふりがなを小さくする技術がないので🙏
読みづらくてごめんなさい

古臭い官能小説って…やたら漢字を使うのが
「それっぽい」と言いましょうか😅

敢えて淫猥な?雰囲気を出してみましたよ💋

過日、宮澤達也さんのステキなギター伴奏付きで
クラブハウスで朗読させていただきました📖

宮澤さんの演奏はじんわり心に響く音色で♫

理恵の高めペラめ?の声では「大人のしっぽり感」の演出が足りなかったような気がしました🥺

宮澤さんがいろんなパターンで弾き語りしてくださり「寧ろ男声も良いねぇ😍」と思いました❣️

ご興味お持ちくださった方、
お色気たっぷりに読んでくださいませ😌✨

これで寝落ちしたいものですぅ〜🛌💤

どなた様も、いつでも、どこでも、どんな風にでも、お読みいただけましたら幸いです💗


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