「お金を貯める」ことについて書いてみた。
今日は、「お金を貯める」という話を書いてみたいと思います。
内容は、私の個人的な考え方です。
お金の貯め方(& 増やし方)は人それぞれだと思いますので、「へぇ~、こんな考えもあるんだ。」くらいの感じで読んでいただければ幸いです - 念のため、FIREを煽っているのではありません。
個人的にはお金の貯め方は「二刀流」が自分には合っています - ひとつは、計画的にコツコツと「安心」を積み上げる感じ。もうひとつは、「大きな夢」を狙って知恵を絞る感じです。
前者は、毎月一定額を計画的に積み立てる - 継続は力なりの感じです。積み立て先は銀行預金と投資信託。
例えば、毎月1万円を30年間積み立て、年率5%で運用できた場合、トータル837万円になります - 元本は360万円。当然ですが、毎月3万円、毎月5万円と積立額を増やすと、トータルの金額も大きくなります。
後者は、「3年で2倍にする。それを繰り返すと10年で10倍になる」という(野心的ですが)シンプルな方法です。
例えば、100万円からスタートすると、10年でほぼ1,000万円になります。そして、それ以降の「増加速度」が急加速します - 以下は、この方法で30年間運用したケースです。
びっくりすることに、「3年で2倍」を10回(30年)続けると1,000倍になります - あくまでも、うまくいった場合ですのでご注意ください。
ちなみに、この「3年で2倍」は、年率にすると26.0%で運用するのとほぼイコールです - 以下は、そのグラフです。
リスクの高い計画になりますので、無理のない「余裕資金」の範囲内で行うやり方です。
で、ポイントは「3年で2倍にする」ための投資戦略です(そのうち、日本株にフォーカスした部分です) - 繰り返しになりますが、私の個人的な考えですのでご注意を。
ポイントは3つ。
まず、ウォッチしている人が少ない「小型株」を狙う - 小型株は、時価総額で500億円以下のイメージ。
次に、その(小型株の)中で「成長している企業・成長する企業」を発掘します。例えば、ニッチ市場を見つけて着実にビジネスを大きくしている企業や、新しいビジネス・モデルで既存の事業者からシェアを奪っているような企業です - 成長率は、利益(主に当期利益)が年率20%以上で成長する可能性が高い企業が理想です。
念のため、「利益成長が(少なくとも数年は)継続すること」が絶対条件です。一時的に売上げや利益が拡大するが、それが続かない「一発屋」的な企業は(当然ですが)投資対象ではありません。
そして、3つめに”お買い得”な割安価格で投資をするというポイントです - 業種やキャッシュ比率など考慮する点はありますが、PER13倍以下です。なるべく、PER一桁が理想です。
利益が年率20%で成長すれば、3年で100 → 173になります。そこに、PERの拡大が20%(10倍 → 12倍)加われば、207になります。利益が年率30%で成長すれば、3年で100 → 220です。PERの拡大は追加のボーナスになります。
こうした基準で有望な企業を発掘していくのが「3年で2倍にする。それを繰り返すと10年で10倍になる」という方法です。
ちなみに、有名な大企業は多くの優秀なアナリストがカバーしている上に、世界中の投資家が常時ウォッチしています。よって、そこで他者を出し抜くことはまず不可能。すると、勝つか負けるかは「ほぼ運」という感じになります。
また、(この2年ほどは三菱商事などが大きく値上りしましたが)大型株が「3年で2倍になる」のはなかなか無理があります。
よって、私は「小型×成長×割安」にフォーカスしています。
最後に、一番重要な点を。
小型株の場合、「経営者がほぼすべて!」です。よって、「優秀な社長さんが経営する会社」がMUSTです。
イメージを持っていただくために、上記の事例を1社ご紹介します - ライフドリンクカンパニー(2585)。
同社は2021年12月21日上場で、公募価格は1,535円。当時の時価総額は192億円です。そして、2024年6月14日の終値が6,520円、時価総額851億円ですので、2年半で株価は4.4倍になっています。
以下が、同社の(上場来の)株価チャートです。
以下のグラフで、①当期利益の推移、②PERの変化(四半期毎のPER)、③時価総額の推移を見てください - 当期利益の伸び率は、今期の会社予想まで含めると、年率18.4%です。
当期利益の拡大にあわせて、PERも拡大しており、結果として大きな時価総額(=株価)になっています - 業績がついてきているので、多くの投資家が参戦してきた結果ですね。
PERが一桁のうちに発掘できるかどうかがポイントですね。
こうした会社をしっかり発掘できると、パフォーマンスは俄然良くなります。
こんな感じです。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。