俺の「鬼十則」

皆さんは電通の鬼十則をご存知でしょうか？

広告の鬼と呼ばれていた、元電通社長の吉田秀雄氏が作成した仕事に対する心構えを訓示したものです。

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手々と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

現在では第5則が過労死続発の原因なのではないかと世論の批判を呼び、手帳への記載を取りやめているそうです。

場所が変われば、10則の内容もだいぶ変わってきます。
今をときめく落合陽一氏の父である落合信彦氏が運営する「勝ち組クラブ」というサイトには「勝ち組十戒」なるものが掲載されています。

1.信念　人を測る「自分だけのモノサシ」を持て
2.思考　金より頭と気を使え
3.選別　本気で付き合う人と、ほどほどに付き合う人を区別せよ
4.交渉　「No」ではなく、「Yes,But」と言うように心がけよ
5.挑戦　失敗がゼロは何もしないに等しい。前進あるのみ
6.オプティミズム　10や20の失敗で人生は終わったわけじゃない
7.成功　「人脈」を「ファン脈」に変えられたら「大化け」できる
8.個性　自分らしい付加価値、自分の「ウリ」と「武器」をもて
9.力量　嫉妬するより、嫉妬される人間になれ
10.対話　聞き上手になれ、コツは「相槌上手」「誉め上手」「ビックリ上手」

人生の投資法を小気味良くまとめている感がありますね。

このように、自分のポリシーや理想像を10個の項目にまとめるという作業自体は効果の高いアウトプット作業だと思います。ですので、皆さんも自分なりの10則をつくってみてはいかがでしょうか？

ちなみに余談程度ですが、私も仕事で作成した10則があるので掲載してみます。
良かったら読んでやってください。

1.「知らない」「出来ない」は決して口にするな
～自分が解決しなければ、決して物事が前に進まないと心にとめろ～
2.無意味な「報・連・相」はするな
～ミスの報告は迅速かつ端的に。行動を妨げる相談は時間の無駄である～
3.仕事はひとりで抱え込め
～己の器を勝手に決めるな。全ての仕事をひとりでやりきる気持ちがなければ、自分の限界を知ることは出来ないと心に刻め～
4.まずは疑え
～他人から聞いた発言を鵜呑みにするな。まずは自分の目で確認をしろ。確認を怠ったミスは大罪である～
5.頑張るのではなく成果を出せ
～成果が出てこその仕事、成果なき仕事をやりきることに意味などない～
6.仕事とは「与えられるもの」でなく「創造するもの」
～自発的な仕事であれば、必然的にやる気と責任は付いてくる～
7.作業は時系列で考えろ
～優先順位をつけて段取りをしろ。計画なくして成功なし～
8.自尊心を捨て、物事を客観視しろ
～自分の満足以上に他人が感動するかを考えろ～
9.人に聞くことは最終手段と考えろ
～自分で出来る限りのことは調べろ。人に聞くこと＝相手の時間の搾取である～
10.自分の仕事に誇りを持て
～決して自分を卑下してはいけない～

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