6月12日株式相場市況
※株式相場市況は毎週水曜日に更新予定です
歴史的な米朝首脳会談を好感したかたちで入った12日の東京市場。
下値は岩盤ながら、上値も重いという状態はまだ変わらず。
ただし、日経平均は22000円から23000円へ、1000円上昇したにもかかわらず、騰落レシオは未だ90%。価格指標のみが改善している状態で違和感が残りますが、この上昇は軽く見てはいけない状況であり、戻り売り状態から押し目買いの局面へと雰囲気が変わりつつあります。ここでしっかり見ておきたいのはドル円相場。直近の111.39円を再度取りにくるようであれば23500円への上昇の可能性はあり、個別の新高値も100、200銘柄と更新していくこともあり得るかもしれません。下値が固いこともあり、テクニカル的には下値切りあがりながらの断続的な上昇パターンが今のところのメインシナリオになりつつあります。
ただし、FOMCでの利上げが転換点となり、材料出尽くしパターンもあり得るので、注意は必要です。ここで止まるか、更に加速するか。このままをキープすれば、1か月線が上向きに転じ、20日移動平均線が底入りになれば、強いシグナルとなり、もう一段高いところへ上昇しての7月を迎える可能性も見てきます。
長期的に見てもドル円水準が重要で、1ドル110円超えていれば、日経平均の景色は言わずもがな高値へと変わってきそうです。
2018年 ドル円レベル別での日経平均推移
1ドル=110円を上回っていた期間
1/4-1/23(13日間) 日経平均23,790円
1ドル=108円を上回れなかった期間
2/14-4/20(47日間) 日経平均21,615円
1ドル=108円を一度も割り込まなかった期間
4/24-6/11(32日間) 日経平均22,556円
平均で2円で1000円の差。現状、110円を固め、111円方向へいかないと23500円は難しいとも捉えられます。円安が止まる要因は、海外勢の連続買い越しがストップする状況ですが、これは既に足元で起こっているため、中々強気になれない状況は続きそうです。
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