コロナ就活を終えて 福大商学部 4年生へインタビュー 後編
前編に続き、インタビュー後編です!
インタビュー後半はわりと雑談っぽく、色んなテーマについて話しました。
後半もさすがはるなさんで、もうばんばん素敵な話しをしてくれてます。本編をお楽しみに😶
それでは本題です!
「なんで?、同じ日本じゃん!」
ーはるなさんは就活でなにがしんどかったですか?
はるなさん「友達と就活について話すじゃん。『就活どう?』とか。友達はみんなやりたいことがあって。最初、私がやりたいことは広告やイベント系で。それは東京とか福岡ならいっぱいあったんよ。でも、私は大分におらんといけんかったんよね。そしたら、みんなから『え、なんでやりたいこと追いかけないの?』『地元とかいーじゃんべつに』とか。『やりたいことのために福岡で就職すればいいじゃん』て言われて。みんなはやりたいこと重視で就活してたから。なんか、そこはすごい悩んだ。ほんとに最初の頃はイベント系とかやりたかったから、私は1番そこで悩んだかも。仕事内容と勤務地ってところで。」
ー個人的には『地方に就職すること』はめちゃくちゃかっこいいと思ってるんですけど、ずっと福岡の人はとくに『なんで地方行くん?』『なんでわざわざ地方選ぶの?』みたいな。なんか悪気のない圧がある気がしてて。
はるなさん「わかるなー。『戻るんだ』て言われるもん。」
ーめちゃくちゃ言いかた悪いけど『退化するんだ』みたいな感じの風潮がありますよね。
はるなさん「そうなんよな。べつに全然嫌味って感じじゃなくて。私のために、私のやりたいことをして欲しい、て想いで言ってくれてるんだけど。やっぱあるよね、そういうの。」
ーお互い悪気がないっていうのが悲しいですよね。けど、結果、片方傷ついとる。
はるなさん「そうなんよね。3月に事業内容にすごい興味があった東京のイベント会社に行ったんよ。福岡支所もある会社やけん行ったら、結局、福岡にすらもそんなにで。『ずっと東京でしてもらいます』みたいな。その時に『やっぱり東京なんだ』て。東京の都会さをすごい感じて、なんか逆に腹が立ってきて。東京は悪くないんだよ、全然東京に罪はないんだけど。『東京だったら幸せとか思うなよ』『東京やから仕事楽しい』『東京だったらなんでもできるとか思うなよ』みたいな。誰に言いよんのかわからんけど『私は地元でも楽しいことみせたるわ!!』て感じで帰ってきた(笑)。」
ー東京ていう大都会にふれて、燃えたんですね(笑)。
はるなさん「そう、逆に燃えたんよね(笑)。みんなやりたいことするなら『東京で、都会で』みたいなイメージがあって。それも間違ってないと思うんだけど、なんか悔しくなっちゃって。『なんで?、同じ日本じゃん!』て。『なんで東京だけなんだろう?』て思って。だから、私の就活の中でも、東京へ行ったのは良かったと思っとるんよ。」
「めちゃめちゃ無理をせんかった。」
ー企業さんから内定いただくまでの流れききたいです!
はるなさん「まずは1次面接したんよ。内容は自己PRとか説明会のときの話しとか。それで、最終面接では社長さんと話させてもらったんやけど、面接自体はそこまで色々聞かれんで。1次面接で話したことの確認みたいな。」
ー最終面接はそれだけで終わったんですか?
はるなさん「その確認のあとに社長さんから『これから会社をこうしたいから、こういうことをしてくれないかなあ』て話してくれたんよ。その内容が私がやりたいこととすごい一緒だったから、面接している最中からわくわくしてた(笑)。『私、ここに行きたい!』てめっちゃ思ったんよね。」
ー社長さんはどんなことを話されたんですか?
はるなさん「私がもともとゼミでUXをしてるから、そういう仕事がしたかったんよね。けど、あんまり地方ってさ、なんか、そういう言葉とかはさ、、、」
ーそうですね、そもそも感ありますよね。
はるなさん「そうよね、地方てそういう言葉もあんまり広まってないし。けど、UXてどこにいっても活かせるもんだと自分では思ってたから。自分次第だなて。」
ー周りは知らなくてもみたいな。
はるなさん「そうやね。けど、社長さんが最終面接で『これからはUXがすごい大事になってくる。会社として、もっとそういうことに焦点を当てていきたい』て言われてて。『私のやりたいことじゃん!』てなったんよ。結局、私のやりたかったことが、最終面接で結びついたんよね。しかも、企業さんにもらっていただけたから。」
ー最後にぜんぶ繋がったんですね!
はるなさん「そうなんよ。なんか運命感じたんよね。」
ーふわっとした質問なんですけど、なんで企業さんははるなさんに内定くれたんだと思いますか?
はるなさん「えーーーーー(笑)。そんなん、もう。えーー。いや、なんで、、、」
はるなさん「めっちゃめちゃ良いようにとれるし、悪いようにもとれるけど、めちゃめちゃ無理をせんかった(笑)。」
ー言わゆるはるなさんですね(笑)。
はるなさん「そうそう(笑)。どの企業さんでもなんだけど、ほんとにそのまま答えたんよ。」
ー『こう答えたら企業さん受け良さそう』とか狙わずにてことですか?
はるなさん「そういうのはなくした、っていったらなんか計算してるみたいやけど。なんかね。けど、就活ってほんと色んなやり方があると思うんよ。がしがしやってる人がどうとかやなくて。私にはできないから、ほんとに凄いと思うんよね。凄いと思ってるし、私もそれがいいなて思ってたんだけど。」
ー自己ブランディングするというか。
はるなさん「そうそう。けど、私にはできないなて思ったから。 『できないからいいや、できないなら無理せんでいいんだよ』て考えやけん。上からに聞こえたらあれやけど、私のままでとってもらいたかった。これ上から言ってないかな、、」
ーはるなさんのままで就活されたんですね。
はるなさん「私がもし無理をして採ってもらっても、向こうもいずれ『ほんとはこんな人だったんだ』て思うだろうし。そこでずれが生じると、て言い訳かな、、」
はるなさん「あんまりかしこまらず、というか。もちろん準備はちゃんとしたんよ。ホームページめっちゃ調べて、こういうことに興味があるとか。準備はしたけど、色々聞かれたときに『これが正解だなー』とかは考えたりせずに。あくまで自分らしさをだした気がする。そのとき思ったことを素直に言ったというか。それで採ってくれたから、ほんとに優しい企業さんなんだろうなて思うんよな。」
「なんだか良く生きられそうなところがいいですね。」
はるなさん「これは今まででてこなかった話しなんだけど。私が就活で1番苦しんだのは『やりたいこと』。浅はかなやりたいことだったんだけど、例えば広告系、イベント会社いきたい。けど、勤務地が違うみたいな。そうなったときに凄い苦しんだんよね。」
はるなさん「でも、結局は自分のほんとにやりたいこと、楽しいなと思えることに大分で出会えたから。自分にとって、ほんとに納得のいく終わりになったんだけど。当時はそれにすごく悩んでたんよね。」
ーしんどいですね。
はるなさん「なんかその時に、私に対してじゃないんだけど、森田先生がグループラインの会話で『自分のペルソナ化ですね。内定は目的ではなくて、手段だからなあ。趣味大事なら早く帰れる会社でもいいので、なんだか良く生きられそうなところがいいですね。』て書いとって。」
はるなさん「『良く生きる。良く生きられそうなところがいいですね』。『あ、そうだよな』て思って、すごいその言葉に救われたんよ。なんかみんな『やりたいことはなにか?』みたいな。どんな職種にし、どこに就職して、自分のやりたいことを追い求めるのが正解で。『なんでやりたいことをやらないの?』とか。やりたい職業に辿りつけなかったから失敗みたいな。私もその呪縛があって、最初は『やりたいこと』『やりがい』に囚われてたんよ。でも、私にとって家族はすごい大事で。地元にいることも、私にとってすごい大事で。 だから『自分がよく生きるってなんだろうな』てすごい考えて。最終的に、自分がよく生きられそうなとこにたどりつけたなて思うんよな。」
ー『良く生きられる』てほんと素敵な言葉ですね。
はるなさん「その言葉にすっごく救われたなぁ、てずっと思っとるんよ。自分が幸せになるのは、仕事って大事だけど、仕事が全てじゃないから。もちろん、ちゃんとすごい悩んで就活するべきなんだけど、仕事内容に囚われすぎると、大事なものを見失ってしまうのかなって。なんか、思うんよ。」
妥協することで、食わず嫌いに気付けた
ー最後なんですけど、はるなさんの就活で興味深いのが、途中で『妥協』することに決めましたよね。軸を決めて。
はるなさん「そうやね。」
ーけど、妥協することに決めた結果、『妥協せずに就活終わる』ていう。
はるなさん「そうなんよ!!。だから、ほんと食わず嫌いだったというか。『妥協』て言ったら、悪い言いかたに聞こえるからすごい嫌なんだけど。妥協して、色々いって、色々情報をキャッチアップしていくなかで『あ!、こういう面白いことやってるんだ。』て気付けたんよ。」
ーまさに『IT』との出会いですね。
はるなさん「そうなんよ。私は自分で考えて工夫するとか。UXとが好きだから、IT系は対極にあるって勘違いしてて。ITのことなんも知らないくせに『私には無理だ』って毛嫌いしてたんよ。けど、選考進んで色々調べたら、誰にでも使いやすいシステムつくる。誰が使っても素敵だなって思ってもらうものをつくるのがITで。『それこそUXじゃん!』て気付いたんよ。」
ーまさに食わず嫌いやったんですね!
はるなさん「最初は自分でITは絶対興味ない。全然情報もなんも仕入れてないのに、そういう風に決めつけてて。ほんとに食わず嫌いだったんだな。知らないことばっかりだな、て反省したんよ。だから、『妥協して自分で探す』てことができてほんとに良かったと思う。食わず嫌いだったて気付けて。」
終わりに
自分は就活における正解は1つやないと思ってます。
そして先輩へのインタビューを通して、それが確信に変わりました。
先輩が自分の力で『自分だけの正解』を必死で探して。そして、自分の正解を自分で掴んだ姿はめちゃくちゃかっこいいです。
改めてそんな素敵な先輩が、自分の身近にいることがほんとに幸運なことやと思いました😢
最後まで下さりありがとうございました!
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