「京大×福大」合同ゼミ振り返り
取材班公認幽霊部員のオカモトです。
嬉しいやら、悲しいやら、ついに大学が始まりました、、
大学が始まると、ゼミも始まります。
そうなると、ゼミ振り返りの出番です!
そんな経緯で、今回の取材班は久しぶりにオカモトが召喚されてます😶
今回のゼミ振り返りは、京大 澤邉ゼミ(以下京大ゼミ)との合同ゼミがテーマです。
あの京大ですよ!、あの京大なんです!!
自分はミーハーやけ、京大生との合同ゼミを心待ちにしておりました。
そして、本日、ついに合同ゼミを迎えました😆
もうめちゃくちゃ刺激的で充実した1日で、少し京大生のことを知れた貴重な時間でした。
それでは本題です!
言葉の定義を曖昧にしない
合同ゼミ 2日前(18日)の対面ゼミで、合同ゼミに向けて事前準備を行いました!
自ゼミからプレゼンするゼミ生に向け、合同ゼミの難しさを先生が指摘されました。
合同ゼミでは、コンテキストが違う相手にプレゼンすることになる。それなので自分のプレゼン内容が、自分の意図する内容そのままに受け取られるとは限らない。だから、得た情報を言葉にし、言葉の定義を曖昧にしないで正しく伝えることが大事。
たしかに京大ゼミと自ゼミでは、コンテキストは共有されていません。
それではなぜコンテキストが違う相手には、言葉の定義を曖昧にしないことが求められるのでしょうか?
私なりに考えた答えは、「言葉の定義」はコンテキスト次第で変わる恐れがあるからです。
例をあげます。
自ゼミで「自分の痛みは〜やから」と言えば、この文脈での「痛みの定義」は「自分が感じている不満や悩み」を指します。
ただ、この全く同じ内容をドラッグストアで言ったとします。すると、この「痛みの定義」は「自分が感じている外傷か心傷を原因とする痛み」を指します。
このように「言葉の定義」は文脈により変化することが考えられます。
それ故に言葉の定義を曖昧にすると、相手に伝えたいことが正しく伝わりません。
だからこそ、今回の合同ゼミでは、まずコンテキストを共有していないことを理解する。そして、言葉の定義を曖昧にしないで正しく伝える必要があると先生は指摘されたのかなと。
「これを頭に入れて合同ゼミを迎えよう」てのが合同ゼミ事前準備の結論です。
手段の京大ゼミ・目的の福大ゼミ
お待たせしました。ついに、ここから合同ゼミの振り返りです!
本日のプレゼン内容全部振り返りたいくらい学びが多く楽しかったんですけど、きりがないのでここではざっとプレゼン全体を振り返ります😢
以下よりほんと何様ち感じですけど、温かい目で見逃して下さい、、🙇
京大ゼミと自ゼミのプロジェクト(または研究)には、ざっくりこんな違いがみられました。
京大ゼミ⇨手段はばりばり活用しているが、目的が詰められてない印象。
自ゼミ⇨目的は定められているが、手段がまだまだ詰められていない印象。
まずは京大ゼミです。
様々な手段(IR情報、分析手法、先行研究etc)で、現状を正確に明らかにする技術には驚き感動しました。
ただ、その手段を使う目的の部分。例えば、社会的意義はなにか。このプロジェクトのゴールとは。そもそも、何の為にこのプロジェクトに取り組んでいるのか。この目的の部分を京大ゼミさんは詰められてない印象を受けました。
次は自ゼミです。
自ゼミが持つそもそものスタンスが「自分の痛みを起点とする」ので、プロジェクトの目的は当然定められています。そして当事者意識というか、そもそも当事者やからプロジェクトに対する熱意や想いや理念もあります。
ただ、まだまだ手段(実現方法、アンケート結果の分析、市場分析etc)には甘さがあります。自ゼミは、その目的を達成する為の手段を模索している段階やかと。だからこそ、その手段の甘さを京大ゼミに詰められていたのかなと。
以上、自分のことを棚に上げ述べさせて頂きました😢
ただ、これは各ゼミの先生方の指導方針の違いによるものかもしれません。
もしそうであるならば、その違いがここまで顕著になるち面白いですね。お互いのゼミが、真摯にゼミでの学びをプロジェクトを通して実践しているからでしょうか。
また、京大ゼミと自ゼミでは上述したように、片方の足りない所を片方は持ち合わせている印象です。
こんな背景があるからこそ今回の合同ゼミでは、お互いの足りない所を指摘し合う建設的な議論になったのかもしれません。
それならば、ゼミの先生方にしてやられたち感じですね。またしても先生の手のひらの上で踊らされました、、😑笑
京大ゼミの質問力
今回の合同ゼミでは、京大ゼミの質問力に終始圧倒されてました、、
プレゼン終了した瞬間、鳴りやまない複数の質問者からの挙手。
そして、質問内容もプロジェクトに取り組む上で答えを示す必要がある重要な問いばかりで。
まさに京大ゼミの質問力は恐ろしかったです。
ここでは、その京大ゼミの質問力について考えていきます。
ただ、「質問力」てわかるようでわからん言葉な気がします。だから、まずは自分なりの「質問力」の定義を示します。
質問力は、「数」と「質」の2つの要素を持つと考えます。
「質問の数」は文字通り、どのくらいの量の質問があるかです。
次に「質問の質」です。この言葉の定義はまさにコンテキストによって変化すると思います。
ここでは「質問の質」を「プロジェクトの前進に繋がる質問か否か」と定義します。
「前進する」も指標としてまだふわっとしています。ただ、言いたいことは伝わるかなち思うので、一旦ここで止めます😶笑
この定義のもと、京大ゼミの質問力を考察します。
京大ゼミの質問の数は上述したようにとんでもない数でした。それなので、ここでは京大ゼミの「質問の質」について考えます。
京大ゼミの質問の仕方には、1つの決まりがありました。おそらく。
①スライドを指定。または、発表者の発言した内容を指定。
②その指定した内容に関して質問する。
①でまず論点を明確に示します。
そして②でその論点について、質問を通して新たな視点を発表者に提供する。
この決まりで行われる質問だから、京大ゼミの質問は建設的な議論を生むものになります。
そして、その質問をきっかけとした議論がプロジェクトの前進に繋がるのだと思います。
また、その質問がプロジェクトに取り組む上で明らかにしておくべき論点ばかりで。そこを的確に指摘する京大ゼミの質問力は恐ろしいです。
ただ、このプレゼン全体から議論するべき論点を正確に見抜く力はどのように鍛えたのか。この点は明らかにできていません。気になる、、
ここからは余談です。
課題図書の「遅いインターネット」に『重要なのはファクトに基づいたオピニオンをしっかり論じることだ』とあります。
まさに京大ゼミは「発表されたスライド=発表者が示したファクト」を基に、「プロジェクトの前進に繋がる問い=質問者のオピニオン」を論じていました。
自分も京大ゼミの質問スタイルを模倣して、質問力を高めます!!
京大ゼミ×福大ゼミのコレクティブジーニアス
最後に今日の学びを一言で表すとするならば『京大ゼミ×福大ゼミのコレクティブジーニアス(集合天才)』となります。
ただ、これは同期がラインで言ってくれたものをぱくりました😑笑
オカモト『京大ゼミ生Aさんばり優しい。めちゃくちゃ話し聞いてくれる。』
同期『それな。コレクティブジーニアスすぎる。』
会計について圧倒的に豊富な知識を持つ京大ゼミ。
アントレプレナーシップを学んできた自ゼミ8期。
専門知識はまだ学んでいないが、それ故に新鮮な視点を持つ自ゼミ9期。
今回の合同ゼミではこの異なる背景を持つ3者が、1つのプロジェクトに関して議論しました。
そして、この3者からの様々な角度・視座からの意見がプロジェクトに新たな観点をもたらしました。
まさに1人の天才では成し得なかったことが、集合天才となることで実現したのです。
また、京大ゼミの方から「この視点は考えたこともなかった」ち言われた時はほんとに嬉しかったです😆
この考えたこともないことを考えることができるのが、コレクティブジーニアスの強みやと実感しました。
そして、コレクティブジーニアスの強みを京大ゼミの方がまとめてくれたので引用します。
合同ゼミという異なる背景を持つ人が多く集まる場において、 新たな観点に関して議論を行い、思考の枠を超えたアイデアをもらう。
ただ、このコレクティブジーニアスを発揮できたのには1つ重要な条件があると思います。
それは両者のコンテキストの共有です。
議論する前に、まずは議論する内容に関するコンテキストを共有する必要があります。
この前提条件の共有がないと、議論が噛み合わず、新たな観点をもたらす所かただの時間の無駄に終わります。
異なる背景を持つが故に、この課題をクリアしてから議論することが求められます。
そうなると、もう1つ重要な条件が生まれます。
それは、コンテキストを共有しようと歩み寄る姿勢です。
当たり前なのですが、自分達は京大ゼミのプロジェクトに関する専門的な知識は圧倒的に不足しています。
だから「知識の無い素人の意見なんて聞いてられるか」と突っぱねることもできたと思います。
しかしながら京大ゼミは、そんな自分達に歩み寄り、積極的にプロジェクトのコンテキストを共有し、議論したい内容を明確に示してくれました。
この学びに謙虚で誠実な姿勢を持つ京大ゼミの方々だったからこそ、今回の合同ゼミでコレクティブジーニアスが発揮されたのだと私は考えます。
終わりに
ゼミの同期とも話してたんですけど、もう京大ファンになりました😆
合同ゼミまでは京大生のイメージは、知識でふるぼっこにしてきそうで怖いち感じでした。
しかし、実際話してみると自然と会話もできるし、なによりみなさん優しすぎてもうずっと感動でした😢
また何らかの形でお会いできることを楽しみにしております、合同ゼミありがとうございました!!
最後まで読んで下さりありがとうございました!