2022はいこんちょ5大ニュース
首寝違えて痛いストレートネック小林が独断と偏見で選ぶ今年の思い出です。
それではどうぞ!
だがだがだがだがだーん
第5位(12月)
ピック病爺様の認知症が急激に深まり個別ケアネクストステージ(1日中マンツーマン)へ
12月になるとなぜか認知症が急激に深まる傾向があります。第2はいこんちょスタッフが今、目の前にいる1人のお年寄りの居場所を作るために業務変更を試行錯誤してます。とても貴重な体験になると思います。タイムリーな内容がトップ5に入り込んできました。
続きまして
ダガダガダガダガダガダーン
第4位(3月〜9月)
半年間毎日ピック病のお年寄り3人連れてドライブ
いやーこれはマジ大変そうでした。
1人は、車の中でトイレしちゃう男性
1人は、マスク食べたり靴食べちゃう男性
1人は、運転中の職員をガチで叩く女性
このビッグスリーを相手に、スタッフは毎日ドライブを続けました。トイレや食事を上手に考え創意工夫していく姿に感動しました。個人レベルが問われる為、常に電話番をして何かあれば駆けつけるようにフォローしてました。認知症介護のプロ中のプロだと思います。かっこいいです。
どんどんいきましょー。
ダガダガダガダーン
第3位(11月)
3年ぶり5回目のディズニーツアー復活!
コロナ禍で延期していたディズニーツアーがついに復活。2名のお婆さんがいきましたが、生まれて初めて行った方がいまだに喜んでる姿が印象的でした。
何よりも付き添いしたスタッフ2名がめちゃくちゃ嬉しそうでした。介助や環境整備の勉強にもなり一石三鳥な旅となりました。
続きまして
ダガダガダガダーン
第2位(1月〜10月)
問題行動歴代1位ピック病婆様が300日ぶりに昼間ドライブせずに日中も他者と過ごせるようになる
これはねえ、もう本当に奇跡です。スタッフもお婆さんも本当によく頑張った。意地と根性と熱意。もう本当にこれだけです。試行錯誤しまくったけど、結局ひと言で表すと(時間)です。一緒に過ごした時間がお互いに慣れを生む。慣れが生まれるまで待てるか。言葉では伝えきれない感動があります。今でも大変ですが、去年の今頃に比べたら天と地の差があります。コンセント壊されたりワイパー壊されたり壁に穴が空いたり大根や茶碗やパンツが宙を舞いウッドデッキを飛び越えたり、車が壁に擦ったり信号無視して交差点渡っていこうとして止めたらめっちゃ叩かれたり、ビンタされておっぱい揉み返したり、いやー地獄絵図でした。
それが今ではだいぶ落ち着いて、みんなと過ごせるようになったんです。
みんなマジ凄いよ。ほんと。
ついに第1位の発表です。
ダガダガダガダーン
第1位(2月〜3月)
コロナクラスタ&コロナ感染婆様完全復活!
はいこんちょ初コロナクラスタ発生。
職員6名利用者5名感染。
お泊まりさん達を4名の職員と全国から来てくれたボランティアで対応。
辛すぎて初めてはいこんちょを閉じようかと思いました。こんな状況下でも出て来てくれた一人暮らしスタッフ達にマジ感謝!そして、全国から助けに来てくれたボランティアさん達にも心よりお礼申し上げます。他にもできる範囲で手伝ってくれたスタッフや食事や買い出し防護服等用意してくれた家族さんや地域の皆さんにも厚く重ねてお礼申し上げます。
僕は日頃からスタッフにも、まず自分が先に助けて貰った体験をしろと伝えています。助けて貰った経験がない人は他者を助けてはいけないからです。偽善や正義感に繋がって、続かないからです。大人が先に(助けてください)と言える社会を作りたいってのもあります。
介護職は助けることは得意ですが、助けて貰うことは苦手です。
だから僕も勇気を出して、SNSで全世界に向けて(助けてください)と叫びました。
結果は、Twitterで200リツイートFacebookで100シェアして頂き、おそらく10000人近くの方に声が届きました。おかげで全国から5人の方が助けに来てくれました。遠くは鹿児島兵庫京都埼玉からだよ😭
大田原からも来てくれた😭
もちろん数件のご批判もくらいました。
みんな大変なのにお前だけ助けて貰おうとしてるんじゃねー。とか、金も提示せずによく危険な場所に呼ぼうとしてるな笑笑とか、
でも全然辛くなかった。だってホントやべーから。
あれは貴重な経験だったなあ。おかげでいま、コロナに関する相談の連絡が外部からよく来てお伝えしたり講演で経験を伝えたりしてます。助けて貰ったから今度は誰かをたすけていきたいのでね。
その時コロナ感染し入院した96歳婆様が見事復活。元気になり過ぎて勝手にベッドのシーツ交換し始めたので強制退院。笑
今でもその時感染したもう1人のお婆さんと仲良く過ごしてます。
てことで2022年もかわらず
毎日認知症のお年寄りに振り回されまくって大変でした。大変ですが、振り回されているということは振り回していないということでもあります。
自画自賛ですが僕らは鹿沼の地域福祉に微力ながら貢献寄与できていると思っています。
それもこれも大変な毎日をおもしろがって働いてくれてるスタッフのおかげです。
今年も一年本当にありがとうございました。
来年も引き続き、各々が各々の出来る範囲で(はいこんちょ)を支えて貰えたら嬉しいです。
最後に
年末年始出勤してくれてる全国の介護職に
尊敬と感謝。
皆さんのおかげでお年寄りと家族の生活は守られています。
それでは
よいお年をお迎えください。
令和4年12月29日
しょちょう
小林 敏志
よろしければサポートお願いします!購入してくれたお金は全て自費出版の費用に充てさせて頂きます。購入者は全て、自費出版の本のあとがきにnote表記名で載せますのでお楽しみに😊