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あのころのズッ友 (地球体験記4)


自我が発達しないまま小学校に上がった。変わらず平穏な日々だった。

小学校は幼稚園と比べて「他人」と関わりやすい。自意識を育てるにはぴったりだ。

だけどねぇ?なかなかモノゴコロがつかないの。
のんびりモードと戦闘モードを行ったり来たりで、どちらの遊びもあんまり進化しなかった。

脳の発達的に1歳から3歳くらいで満足するはずの【すべて自分だから自分とか無い漠然】フェーズを、急かされないのを良いことに10年近く満喫している。



親が夢を追いかけるのについて行ったら小学生の間だけで5,6回引っ越した。

怒涛の勢いで出会いと別れを繰り返したはずだけど、限りなく平穏な日々だった。呑氣なものだ。
お別れの会とはじめましての会に他人事のように参加して、手紙とかを書いた。友達みんなに書くのはめんどくさかったから、思い出を列挙したメモをみんなの前で読んだ。それぞれの出来事にちょっとしたらエピソードをつけて読み上げたら大人にウケたから毎回そうした。ウケは狙っていきたい。
最後に今までありがとうって言えば完璧だ。

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2,432字
宇宙人のまま生きるに至るまでをすなおに振り返ってみました。今と切り離し忘れるための備忘録。平均3000字の記事が15こ入ってます。

地球体験記

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地球でやったことを記録しています。 ZEN 2001.10.26 愛知生まれ。ベガ、シリウス、アルクトゥルスをまわったのち平安時代以来の地…

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